「映画先輩はおとこのこあめのち晴れ」公開記念舞台あいさつに梅田修一朗、関根明良、内田雄馬、MCの宮田俊哉が登壇

“好き”があふれた「映画先輩はおとこのこあめのち晴れ」舞台あいさつ梅田修一朗「支えや力になっていたらうれしい」

2025.02.16 17:27

「映画先輩はおとこのこあめのち晴れ」が2月14日に公開され、2月15日に公開記念舞台あいさつを実施。花岡まこと役の梅田修一朗、蒼井咲役の関根明良、大我竜二役の内田雄馬、そしてMCとして宣伝大使を務める宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が登壇し、アフレコでのエピソードなどについてトークを繰り広げた。

MC・宮田俊哉の呼び込みで梅田修一朗、関根明良、内田雄馬が登場

2024年7月～9月にフジテレビ“ノイタミナ”ほかでテレビアニメシリーズが放送された「先輩はおとこのこ」。本作は、その続編となる。

舞台あいさつでは、はじめにテレビアニメ放送終了から5カ月ぶりとなる本作についてトーク。完結の物語を届けられることに、梅田は「アフレコしていたときは、まことを深く深く考えて収録させていただいて。そこから完成するのを祈る期間を経て、無事本日を迎えられて、一ファンとしてまことたちを見届けられる気持ちです」と心境を明かす。

関根は、テレビアニメで本作の背景(景観)や音楽の素晴らしさに印象を受けたそうで、その当時の気持ちを本作でも感じたと話す。内田は、テレビアニメから映画までほぼ連続して収録していたことに触れ、「映画が完成し、ようやく皆さんにお届けできるのかと思うと充実感を感じますし、どう楽しんでいただけるのかワクワク感があります」と語る。

それぞれが台本を読んだときの感想に話が及ぶと、関根は台本を受け取ったときに「台本が分厚くて頑張らなきゃ」と感じたそうで、それに対し梅田と内田もうなずき、「テレビアニメ4～5話分の分厚さだった」と台本の厚さについてトークを展開。

収録時のエピソードについては、関根が「収録行く前はドキドキしていたけど。3人が集まると自然と“大丈夫”“今日も頑張ろう！”と思えた」と振り返る。

続けて、宮田がまこと、咲、竜二の関係について「優しさの三角関係」だと感じていると話題を振ると、その3人の関係性に対して「この言葉を超える一言は出せない」と梅田が切り込む。その上で、「一言にするのは難しいけど、それぞれ壊れやすいものでありながらも壊れにくいもの」と彼らの関係性を表現。

内田は「三角関係が良くできているというか。各々思いやるけど未熟な学生たち。何かがダメになったときに、それぞれがサポートしてくれるような“優しさの三角形”かな」と宮田の感想に寄せたユーモアも交えながら、自身の思いを明かした。

キャスト陣がそれぞれの“好き”を語る

話題は変わり、それぞれの“好き”について話していくことに。舞台あいさつ裏で、梅田のヨーヨー好きについて盛り上がったとのこと。その情報を事前に知っていたという宮田は、「今日、ヨーヨーを教えてもらおうと思って、持ってきた」とキャスト陣の仲の良さも垣間見せる。

関根は“好き”を発信するよりも、胸の中で尊いと思っているタイプだと言いつつ、唯一外に向けて“好き”を発信するのは“ペットのことりちゃん”と、飼っているペットへの溺愛ぶりを明かす。そして、内田は「革ジャンや革製品にはまっている」として、「着こんでいくと自分の形になっていく…その人だけの形になっていくというのがたまらない」と、それぞれの“好き”を紹介。

さらに、本作は“好き”や“特別”という感情が大切に描かれた作品ということで、それぞれが大切にしている思い出や感情について聞かれ、内田は「学生時代に吹奏楽をやっていて。授業中にも部活のことを考えるほど、好きなことに集中していた時間は楽しかった」と学生自体を思い出しながら、「あの瞬間を仲間と一緒に頑張れたという、ときめきを感じてられて良かった」と語る。

これには、宮田も「学生生活はもっと楽しめばよかった、と大人になると思うよね」と共感。関根は「学生時代の何気ない会話が楽しかった」とそれぞれが学生自体を思い返す。さらに梅田は、本作は“学校の匂い”も一緒に思い出させてくれるような作品とも話した。

何かを察した宮田俊哉が張り切って声を掛けるが…

トーク終盤では、お気に入りのキャラクターについても言及。内田が「優しげな笑顔で、体が大きくて、声もすてきで…」と切り出し、続けて梅田と関根が「優しさにあふれていて…」「気遣い屋さんで…」とここまで話すと、宮田が自身のキャラクターだと察し「そろうな？　そろうな？　一斉に言ってみよう！」と張り切りながら3人に声を掛ける。

だが、答えは「天使！」と宮田の演じるキャラクター・本郷博ではないノリが広げられるかと思いきや、3人の答えがそろわないというまさかのハプニングに会場からも笑いが起こる。

最後のあいさつでは、内田が「この作品は『いろんな人の悩みや迷いに、あなたらしい思いでいいんだよ』と答えをくれる、受け止めてくれる優しい作品だと思っています。自分を大切にする、自分らしくあることが、誰かを大切にする最初の一歩になることを教えてくれる作品だとも思います。ぜひ、皆さんの心に潤いや癒やしがあることを願います」と伝える。

関根は「優しさにあふれていて、でも思春期の精細さもあって、少しとげとげもしているような。でも、やっぱり爽やかな、すてきな作品だと思っています。テレビアニメ放送前に金平糖のような作品だと言わせていただいていましたが、金平糖が一つの瓶に入って、たくさんの色が掛け合わされて一つのお菓子になったような映画になっています。この映画で咲ちゃんたちがどうなるのか見届けていけたらうれしいです」とアピール。

梅田は「まことと出会って、まことを任せていただくと連絡を頂いたときから、どういう子なのか、どう演じようかとたくさん考えていました。僕の中では勇気のいることもありましたが、まことが蒼井さんや竜二と過ごすことで大丈夫と思えたように、僕も共演させていただく皆さんと作っていく中で、大丈夫と思わせていただきました。映画を皆さんにお届けできるのがうれしくも、ちょっと寂しい気持ちもありますが、この作品を見たことで皆さんの支えや力になっていたらうれしいです。ぜひ『映画先輩はおとこのこあめのち晴れ』お楽しみください」と作品への思いを語り、舞台あいさつを締めくくった。