

“まさか”の展開…「ライオン・キング」の“その後”知ってる? “シンバの娘”が恋をしたのは“スカーの後継ぎ” 許されざる恋描く物語

2024年12月より公開されている実写映画「ライオン・キング:ムファサ」が、同年に国内で公開された洋画実写作品で興行収入1位になったとの発表があった。同作は「ライオン・キング」の主人公・シンバの父・ムファサとかつては“タカ”と呼ばれた彼の弟であり、後の“ヴィラン”スカーとの関係性を描いたことも話題に。同作にも登場し、かつて子どもだった頃のシンバのように無邪気でかわいらしいシンバの娘ライオン・キアラを主人公にした物語をご存知だろうか。今回はそんなキアラが主人公の長編アニメーション映画「ライオン・キング2 シンバズ・プライド」を紹介する。(以下、ネタバレを含みます)
シンバの娘キアラの成長描く
1994年6月にアメリカで公開された長編アニメーション映画「ライオン・キング」の続編として、1998年に公開された「ライオン・キング2 シンバズ・プライド」は、「ライオン・キング」の主人公であり前作の終わりでプライドランドの王となったシンバの娘キアラを主人公にした物語。活発で好奇心旺盛なキアラの成長過程と、父となったシンバの葛藤を軸にストーリーは進んでいく。
ある日、いつものように元気に遊んでいたキアラは雄ライオンのコブと出会い、仲良くなる。ところが、コブはシンバにとって憎き叔父スカーの後継ぎであり、スカーの妻ジラの子ライオンだった。悲しくも2頭は親族同士の確執や国の取り決めにより、引き離されてしまうことになる。
それから月日がたち、相変わらずシンバに過保護に育てられているキアラの一方で、シンバに殺されたスカーの憎しみを母ジラに植え付けられたコブは、シンバを暗殺し、再びプライドランドを支配するようたたき込まれていた。
コブはジラの指示で発生する火事に巻き込まれたキアラを助けたことで、意図的にプライドランド、そしてシンバに近づいていく。命令通りシンバの暗殺を狙うコブだったが、プライドランドの仲間であるティモンとプンバァ、そしてキアラと接していくことで復讐(ふくしゅう)心がなくなり、キアラと心を通わせる関係性になっていった。だが、そんなことをジラが許すわけもなく、怒り狂う彼女はシンバたちが住むプライドランドへ総攻撃を仕掛けていくことに――。
キアラ、コブ、そしてシンバといったライオンたちの複雑な心境や各自が背負う運命と親族同士の争いとが絡み合いながらも、少しずつ成長していく姿を描いたストーリー展開となっている。
シンバ、憎きスカーの後継ぎであるコブを認めていく
「ライオン・キング」の続編を描いた物語としても見応え十分の同作だが、ムファサからシンバ、そしてキアラの世代へと数々の恨みや苦しみが受け継がれながらも、乗り越えて一つになろうとする姿は見ていて胸がいっぱいになる。本作はキアラを主人公にした作品ではあるが、要所要所で大切な娘に対してもがくシンバの姿も映し出しているのだ。
例えば、父ムファサの死に苦しみ、スカーへの憎しみが消えずにいるシンバは、スカーの後継ぎであるコブのことを、娘を救ってくれた恩人として認めるまで、葛藤を繰り返し、そして乗り越えていく様子が多く見受けられた。
またプリンセスであるキアラが一筋縄ではいかない道をたどりながら後の“フィアンセ”コブを選ぶという過程も、王道のラブロマンス作品とは異なる魅力を放っている。正反対の親を持つ2頭だが、争いを止めようと立ち向かう姿は印象的なシーンだ。
一方で、ただの“悪キャラ”として見られがちのアウトランドのライオンたちもまた、スカーの死をきっかけに復讐の人生を選んだライオンたちが多く、ジラを筆頭にそのさだめに振り回されている哀れな姿にはやるせない気持ちも覚えた。
「ライオン・キング:ムファサ」で「ライオン・キング」の世界に興味を持った人は、「ライオン・キング2 シンバズ・プライド」で父となったシンバ、そして新世代のキアラとコブたちが歩んだ人生も、きっと楽しめるだろう。
映画「ライオン・キング2 シンバズ・プライド」はディズニープラスで配信中。
◆文=suzuki
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