映画「サラリーマン金太郎 【魁】編」公開記念舞台あいさつに鈴木伸之、榎木孝明、本田博太郎、草川拓弥、白濱亜嵐、片寄涼太、下山天監督が登壇した

鈴木伸之とGENERATIONSが思い出トークを展開「こんな日が来るとは思わなかったのでうれしい」<サラリーマン金太郎>

2025.02.09 14:56
映画「サラリーマン金太郎 【魁】編」公開記念舞台あいさつに鈴木伸之、榎木孝明、本田博太郎、草川拓弥、白濱亜嵐、片寄涼太、下山天監督が登壇した

鈴木伸之が主役を務める映画「サラリーマン金太郎 【魁】編」が2月7日に公開され、8日に都内で公開記念舞台あいさつを実施。鈴木、榎木孝明、本田博太郎、草川拓弥(超特急)、白濱亜嵐(GENERATIONS)、片寄涼太(GENERATIONS)、下山天監督が登壇し、作品の見どころなどについて語った。

3代目“金太郎”鈴木伸之が現実の壁を突き破る

シリーズ累計3000万部を突破した本宮ひろ志の漫画「サラリーマン金太郎」が、連載開始から30年の時を経て前後編2部作として映画化。新たな金太郎の誕生を告げる「サラリーマン金太郎【暁】編」が1月に公開され、今回は金太郎が日本を牛耳る巨大利権に立ち向かう「サラリーマン金太郎【魁】編」が公開となった。

これまで、高橋克典や永井大の主演でテレビドラマ化や映画化もされてきた「サラリーマン金太郎」。今回、破天荒な元ヤンサラリーマン・矢島金太郎の3代目に鈴木が就任。膠着した令和の日本に、そして混沌とした世界に新風を巻き起こす。

2部作仕立てとなる本作で、まだ新米サラリーマンの若者から管理職の重責を知るベテランまで、誰もがそれぞれのポジションで感じている現実の壁を、金太郎が痛快かつ爽快に突き破っていく。

本田博太郎との共演を喜ぶ鈴木伸之

本作で、地熱発電所プロジェクトという大仕事で奮闘する金太郎を演じた鈴木。前編【暁】編に引き続き、後編【魁】編の初日を迎え「今回の作品でいったん完結する物語になっているのですが、ようやく後編【魁】編を見ていただけてすごくうれしいです。【魁】編もパワフルに暴れました!」と喜ぶ。

さらに、政財界最大のフィクサー・三田善吉役の本田とのラストシーンについては、「本田さんとお芝居ができたのがうれしく、光栄で貴重な経験をさせていただきました」としみじみ。

本田は「もったいない言葉です」と恐縮しながら、「初めてお会いした段階で鈴木さんはパワフルで、金太郎がここにいるじゃないかと思いました。手も大きくて、これで殴られた痛いだろうなと感じました」と冗談も交えつつ話す。

ヤマト建設の会長・大和守之助役の榎木は「自分が出ている作品で泣くことはないけど、最後の対決シーンは泣きました。鈴木さん演じる金太郎を見て、今の時代だからこその金太郎が必要だと思ったし、彼のパワフルさを見て、まさに令和の金太郎が誕生したと思いました」と太鼓判。これに対して、鈴木は「おそれ多いです!」と恐縮していた。

温泉街の組合長・徳永公平役の草川は「崖を降りるシーンも、実はリアルに崖を降りたんです。悪天候の中で『今だ!』となったときは、スタッフ全員のスイッチが入って撮影したのが楽しかった。壮絶だったけど、とてもいい画が撮れてうれしかったです」と自身の見どころをアピール。

鈴木の印象を聞かれると、「初めてお会いしたときに、楽屋で大の字に寝ていらっしゃって…身長のある方なのでとても大きく見えて『金ちゃんがいる!』と興奮しました(笑)」と明かし、鈴木は「楽屋の面積を取ってしまいましたね…」と頭をかいていた。

10代のころを振り返る鈴木伸之とGENERATIONS

今回、【魁】編の主題歌を担当した白濱は、本編を見て「ノブ演じる金太郎の腕力で最後勝つところがいい。やっぱり男って腕力なんだなと感じました」とニヤリ。片寄も「ノブが本田さんに『うるせえ! ジジイ!』と言うところがすごいですよね(笑)。『うるせえ! ジジイ!』という言葉を久々に聞いて…衝撃でした」と笑いを誘う。

そんなGENERATIONの2人は、鈴木とは10代からの長い付き合いだそうで、あらためて「ノブ、久しぶり! いつぶりだろうね?」と語り掛ける白濱。

鈴木は「GENERATIONSのメンバーの方々とは10代からご一緒していて、そこから道は違えども、今回のように楽曲で作品を盛り上げていただき、こうして一緒に舞台あいさつに登壇させてもらって。こんな日が10代のときには来るとは思わなかったので、僕個人として今日はとてもうれしい日になりました」と感慨深げ。

白濱と片寄は「僕らもうれしい。一緒にダンスレッスンをしていましたもんね」と振り返り、鈴木からさらに「帰り道にはよく、中目黒のハンバーガー屋さんに行ったよね(笑)」というエピソードも飛び出し、思い出話に花を咲かせた。

白濱亜嵐には意外なライバルが

続く企画トークでは、金太郎が最大の強敵・三田善吉にたった1人で立ち向かう本作の内容にちなんで、“最大の敵”“ライバル的な存在”を発表することに。

ジムで体を鍛えることにハマっているという鈴木は、「週4、5で通うのがベストだけれど、人間なので迷う日がありますよね。そんな自分との葛藤が最大の敵です。ジムまで行ってしまえば筋トレするしかないけれど、行くまでの腰がとにかく重い。迷うときがあるので、そんなときに自分との小さな戦いがあります」と弱い自分がライバルだと話す。

それに本田も共感し、「常に自分の中の自分が最大の敵です」と言い、草川は「アンケートなど、とにかく期限が守れないんです。そことの戦いをずっとしています(笑)」と苦笑い。榎木は「目指すべき存在ですが、宮本武蔵です」と笑いを誘いつつ、恥ずかしげに答えていく。

一方、犬を飼っているという白濱は「家の中で犬が落とす暗がりの中の糞をよく踏んでしまうんです。トイレでちゃんとするけれど、歩いているときに、いろいろな所にこぼすので3日に1回くらいは踏むんですよ(笑)。それとの戦いが激しいです」と、まさかのライバルの存在を明かす。

片寄は「拓弥くん(草川)です! 今日は衣装まで若干かぶりましたしね」と会場をの笑わせつつ切り出し、「実は同い年で7、8年のお付き合いなんです。拓弥君は年を重ねても変わらず美しいので、僕にとってはライバルです!」と語った。

最後に、下山監督は「金太郎の戦いを終わらせたくないという思いがあるので、この先の金太郎のいろいろな景色を皆さんと見たいです。そのためには、観客の皆さんが宣伝部長となって作品を広めていただき、長くお付き合いをいただければ幸いです」とシリーズ化を期待。

そして、鈴木が「日本を代表する漫画の一つを、令和で実写化させていただきました。1人でも多くの方に見ていただき、令和の時代にも愛される作品になってほしいです。GENERATIONSに楽曲をお借りし、今日も一緒に登壇させていただき、僕としても感慨深いので、この作品が1人でも多くの方に愛されることを願っております」と締めくくった。

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