内田英治、佐久間大介、真飛聖(C)2024『マッチング』製作委員会

Snow Man佐久間大介、ただならぬ雰囲気の「マッチング」メイキング写真公開 監督が制作過程も語る

2024.02.18 13:00

女優の土屋太鳳が主演、Snow Man佐久間大介が出演する映画『マッチング』(2月23日公開)より、メイキング写真が解禁された。


土屋太鳳主演「マッチング」

土屋太鳳、内田英治(C)2024『マッチング』製作委員会
土屋太鳳、内田英治(C)2024『マッチング』製作委員会
本作は、マッチングアプリによって増えた“出会い”の裏に仕掛けられた恐怖を完全オリジナルで描く、新感覚サスペンス・スリラー。ウェディングプランナーとして仕事は充実しながらも恋愛音痴な主人公・輪花役には土屋、輪花とアプリでマッチングする“狂気のストーカー”永山吐夢役に佐久間、輪花に想いを寄せるマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山剛役を金子ノブアキが演じる。

そして輪花、吐夢、影山が巻き込まれていく「アプリ婚連続殺人事件」を杉本哲太、片山萌美、真飛聖、後藤剛範、片岡礼子、斉藤由貴ら実力派キャスト陣が、逼迫した演技のリアリティで恐怖を煽り、主題歌Aimer「800」がクライマックスを切なく彩る。

土屋太鳳・佐久間大介らのメイキング写真

金子ノブアキ、内田英治(C)2024『マッチング』製作委員会
金子ノブアキ、内田英治(C)2024『マッチング』製作委員会
この度、原作・脚本・監督を務めた内田英治とキャストの現場での姿をとらえたメイキング写真が公開。『ミッドナイトスワン』(20)にはじまり、阿部寛主演で一昨年公開された『異動辞令は音楽隊!』(22)、そして先日公開を迎えたばかりの『サイレントラブ』。話題作を世に放ち続けている内田監督だが、特筆すべきはこれらのどの作品もすべて内田監督によるオリジナル原作という点。『マッチング』も内田監督によるオリジナル作品だ。特に小説や漫画原作の作品が多い邦画業界で、ここまで精力的にオリジナル作品を手掛け続けている監督は稀有な存在といってもよいだろう。

“マッチングアプリ×サスペンス“という企画の発端は、5年程前に遡ると内田監督は語る。「サスペンスやスリラーを撮ってみたいと考えたとき、マッチングアプリを題材にしたら面白いと思いつきました。『ミッドナイトスワン』が公開される頃だったでしょうか、今度は感動を与えるヒューマンものではなく、サスペンスやスリラーをやってみたいと思ったんです。その題材にはマッチングアプリがピッタリと感じました。日常化しているとはいえ、出会う人の素性がわからず、そもそも顔も登録されている写真通りかも、わからず、謎に包まれていますから、これほどふさわしい題材はないなと」。

内田英治、片山萌美(C)2024『マッチング』製作委員会
内田英治、片山萌美(C)2024『マッチング』製作委員会
今回、内田監督にとって初めてのサスペンス・スリラー作品となったが、脚本作りについては「結論としては、サスペンスは大変だと感じました。従来撮ってきたヒューマンドラマと比べ、脚本づくりに倍ほど時間がかかりました。愛憎――反転した愛情も描きつつ、エンターテイメント性を大事にしようと思って、犯人を決めずに書き始め、マッチングアプリに絡んでくる事件の内容やその結末をどういうふうにしたらいいか頭を悩ませました。そもそも、最初はストーリーが全然違っていて、書きながら、変更していったんですよ。オリジナルのサスペンス・スリラーを作ることは大変ではありますが、原作ものだと結末がわかったうえで見る人が多くなるので、ネタバレのないオリジナル脚本の映画を作る意義があると思っています。僕は、日本でも『セブン』や『シックス・センス』のようなサスペンスを作りたいですね」と、オリジナル作品への矜持と意義を語る。

キャストが口をそろえて「監督とすごく話し合いをした」と話している通り、オリジナルだからこそ、キャストやスタッフと現場で密にコミュニケーションをとりながら柔軟に作品を作っていくことができ、それが内田監督が作る作品の魅力に繋がっているのではないか。(modelpress編集部)
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