長澤まさみ、“マルタ島のシーン”は日本で撮影！“裏側”が明らかになるメーキング映像解禁＜コンフィデンスマンJP 英雄編＞

2022.02.18 08:00

長澤まさみが主演を務め、1月14日より公開中の映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」のメーキング映像が解禁に。このほど、地中海に浮かぶ世界遺産の島“マルタ”の首都であるバレッタを舞台に、大人のだまし合いバトルを繰り広げる同作の最大の秘密が明かされた。今作で、長澤らは実際にマルタ島で演技を披露したのではなく、製作陣と共に“作り上げられたマルタ”で演じていたことが分かった。今作のメガホンを取った田中亮監督は「今回は日本で撮ったものをマルタで撮ったかのように見せられるかという、お客さんとの“コンゲーム”だと思っていたので、製作チームがいかに“映像詐欺師”としての腕があるかどうかを問われる作品だったと思っています」とコメントしている。

同映画は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「リーガル・ハイ」シリーズなどを手掛けた脚本家・古沢良太による人気テレビドラマの劇場版第3弾。

美しきコンフィデンスウーマン・ダー子(長澤)、若きコンフィデンスマン・ボクちゃん(東出昌大)、百戦錬磨のコンフィデンスマン・リチャード(小日向文世)の3人が、コンフィデンスマン＝信用詐欺師となり、バレッタを舞台に、大人のだまし合いバトルを繰り広げる。スケールの大きな物語や映像美が注目を集め、公開31日間(2月13日時点)で観客動員数162万人、興行収入22億円を突破している。

このたび解禁となったのは、コロナ禍という映画業界の苦境の中で最も難しい映画製作への挑戦を記録した特別映像「メイキング・オブ・ザ・コンフィデンスマンJP 英雄編」。本来は海外での大規模ロケが予定されていたが、2020年に新型コロナウイルスが世界的に大流行し、大規模ロケを断念せざるを得ない状況に。

「舞台を日本国内にするか、海外にするか」という厳しい選択を強いられた製作陣だったが、「前作を超える詐欺バトルを描く」という信念から舞台を地中海に浮かぶ世界遺産の島・マルタ島に決め、最も困難な道のりを歩み出した。そんな「英雄編」の製作の始まりから、撮影の裏側、そしてCG・VFXなどのさまざまな映像技術を駆使し、舞台である“マルタの空間”を作り上げるプロジェクトの工程までを記録した、特別なメーキング映像が東宝MOVIE公式YouTubeチャンネルにて公開された。

映像内には、VFXプロデューサー・高玉亮氏や、田中監督のインタビューも収録。国内の背景をマルタの背景に作り変えたVFXプロデューサー・高玉氏は、自身の経験上でも過去に例を見ない挑戦だったそうで「全て背景をCGで起こしたいと言われた時は、頭が真っ白になりました」と吐露。そして田中監督も「お客さんとの“コンゲーム”に勝てていたらいいな」と語った。