芳根京子、高橋海人(C)2025「君の顔では泣けない」製作委員会

芳根京子&キンプリ高橋海人、初共演で“男女入れ替わり”ストーリー「君の顔では泣けない」実写映画化決定

2025.05.09 07:00

小説家の君嶋彼方氏による小説『君の顔では泣けない』の実写映画化(2025年11月公開)が決定。女優の芳根京子が主演を務め、King & Prince高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」)が出演することがわかった。

  

「君の顔では泣けない」実写映画化

君嶋彼方「君の顔では泣けない」(角川文庫/KADOKAWA刊)原作書影(C)2025「君の顔では泣けない」製作委員会
原作は、2021年9月に発売され、瞬く間に話題となった君嶋氏によるデビュー作『君の顔では泣けない』。第12回「小説 野性時代 新人賞」を受賞し、発売前に重版が決定するなど、大きな注目を集めた。

物語の始まりは、高校1年生の夏。プールに一緒に落ちたことがきっかけで、心と体が入れ替わってしまった坂平陸と水村まなみ。これは何かの間違い、と元に戻ることを信じその方法を模索し奔走する。しかし、誰にも言えない秘密を抱えた陸とまなみは、15年経っても元には戻らなかった。進学、初恋、就職、結婚、出産、親との別れ…人生の転機を入れ替わったまま経験していくふたり。しかし30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる。

芳根京子・高橋海人が初共演

主演には、数々の作品で芯のある演技を見せてきた芳根。本作について「もがいて、もがいて、それでも精一杯、生きました」と語るように、入れ替わったことをなかなか受け入れられないまま馴染めず、不器用でありながらも誠実に生きようとする主人公・坂平陸を、揺れ動く衝動と痛みをもって演じ切った。

そして、陸と入れ替わってしまう水村まなみ役には、アーティストとしてだけでなく俳優としても進化を続ける高橋。芳根とは初共演となる。「僕の中にある想像力を総動員して作品に向き合いました」と語る通り、心に【まなみ=女性】である本音を隠し、うまく【陸=男性】として気丈にふるまう難しい役どころを、柔らかな眼差しと感情で体現した。

坂下雄一郎監督(C)岡本英理
監督は『決戦は日曜日』(2022)の坂下雄一郎氏。初めて原作を手に取った時、【15年間入れ替わったまま生きていく】という設定に、「こんなにも様々な解釈が可能で豊かな物語を作れるのか、と発明を発見したかのように驚いたことを覚えています」と振り返る。「困難な設定をどのように映像化するのか非常に悩んだ」と明かすが、リアルとフィクションの境を繊細に編み、入れ替わったまま大人になっていくふたりの15年を切なく、そして瑞々しく描き出す。

プロデューサーが芳根京子・高橋海人を絶賛

本作のプロデューサー・小西啓介氏は、芳根と高橋の演技について「他人の人生を生きている役を演じるという複雑で困難なミッションを見事にクリアしていただきました」と絶賛。さらに「お互いを思いやる気持ち、戻りたいけど戻らないほうがいいんじゃないかという葛藤、本作にそこはかとなく漂う優しさと切なさと温かさはこの作品唯一無二のものだと思います」と語る。

そして、一足先に完成した作品を鑑賞したという原作者・君嶋氏は「全員が原作に対して真摯に向き合って作り上げてくださった映画だと感じました」と素直な気持ちを明かし、「原作の一番のファンである自分が言うのだから間違いありません」と太鼓判を押した。(modelpress編集部)

芳根京子(坂平陸役)コメント

水村まなみとして生きてきた15年。ある日突然始まった、坂平陸としての人生。どうやったら自分らしく生きていけるのか。どうすれば、相手らしく生きることができるのか。どうやって自分を受け入れていくのか。どうすれば相手を受け入れられるのか。入れ替わって15年。大学、仕事、恋愛、出産。さまざまな経験を経て、30歳になった二人は、果たして元に戻ることができるのか?そもそも、戻りたいと思うのか?もがいて、もがいて、それでも精一杯、生きました。この物語を、ぜひ映画館で見届けていただけたら嬉しいです。

高橋海人(水村まなみ役)コメント

入れ替わってから15年。静かな痛みを、長い間抱えてきたふたり。未来が見えない怖さと二人で戦いながら、でも同時に、だからこそ日々の痛みも大切に感じられる。まなみと陸のあいだに流れる、リアルとファンタジーの狭間みたいな時間を、そんなふうに思い描きながら。僕の中にある想像力を総動員して作品に向き合いました。観てくださる方は、いつの誰に、どんなふうに心を投影するんだろう。みなさんに観ていただけるのが、すごく楽しみです。映画館でご覧いただけると嬉しいです。ぜひお楽しみください!

監督・脚本:坂下雄一郎氏コメント

初めて原作を読んだ時、15年入れ替わったままという設定に、こんなにも様々な解釈が可能で豊かな物語を作れるのか、と発明を発見したかのように驚いたことを覚えています。そしてこの困難な設定をいかに映像化すればいいのかとても悩みました。解決してくれたのは芳根さんと高橋さんでした。15年入れ替わったままの陸とまなみという人間を、芳根さんは葛藤し、もがき続ける陸というキャラクターを誠実さで、高橋さんは軽やかさの中に痛みを感じさせる繊細さで演じてくださいました。間違いなくこの映画の見どころはこのふたりです。ぜひ劇場でご覧ください。

プロデューサー:小西啓介氏(ハピネットファントム・スタジオ)コメント

芳根さん、高橋さんのお二人については、過去の出演作をいくつか拝見し、監督とも相談し、このお二人しかこの役は出来ないと思いオファーさせて頂きました。15年の積み重ねを表現する為に、入れ替わる前の15年、入れ替わった後の15年、合計30年分の人生を想像しながら、他人の人生を生きている役を演じるという複雑で困難なミッションを見事にクリアして頂きました。あまりにも自然で見落としてしまいそうな細かな動きやしぐさまで陸とまなみという役をただただ生きて頂きました。お互いを思いやる気持ち、戻りたいけど戻らないほうがいいんじゃないかという葛藤、本作にそこはかとなく漂う優しさと切なさと温かさはこの作品唯一無二のものだと思います。

原作:君嶋彼方氏コメント

映画が好きです。けれどあくまで自分が楽しむもので、その世界に携わることなんてないと思っていました。それがなんと、自分の書いた小説が映画化。しかも思い入れの強いデビュー作。嬉しくないわけがありません。出来上がった作品を観て、喜びは感動に変わりました。監督、スタッフの皆さん、役者の皆さん。全員が原作に対して真摯に向き合って作り上げてくださった映画だと感じました。映画『君の顔では泣けない』、とても面白いです。原作の一番のファンである自分が言うのだから間違いありません。是非ご覧になってみてください。
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