芳根京子、松坂桃李(C)モデルプレス

芳根京子「無事に結婚することができて幸せでした」松坂桃李との2度目の共演回顧

2024.11.02 15:55

俳優の松坂桃李と女優の芳根京子が2日、都内で行われた映画「雪の花 ―ともに在りて―」(2025年1月24日公開)の第37回東京国際映画祭舞台挨拶に、メガホンをとった小泉堯史監督とともに登壇。再共演を振り返った。

  

松坂桃李&芳根京子「雪の花 ―ともに在りて―」完成に喜び

芳根京子、松坂桃李、小泉堯史監督(C)モデルプレス
江戸時代末期を舞台に、数年ごとに大流行して多くの人命を奪う天然痘と闘った一人の町医者の実話を描く小説「雪の花」(作・吉村昭/新潮文庫刊)を映画化した本作。自らの利益を顧みずに、天然痘に侵された日本を本気で救おうと立ち上がった“実在の知られざる町医者・笠原良策”が、いま問いかける“生きる希望”とは。

松坂桃李(C)モデルプレス
芳根京子(C)モデルプレス
笠原良策を演じた松坂は、ステージに登壇すると「どの作品でもそうなんですけど、丹精込めて作った作品が、こうやってみなさまの元に初めて届く日というのは緊張しますし、それを当時にとても嬉しい日でもあります。それが東京国際映画祭ということもあって大変光栄で、さらに嬉しさ倍増で喜ばしいと思っております」と笑顔で挨拶し、良策の妻・千穂を演じた芳根は「『ちょうど1年前の今頃に撮影していたね』って先ほど裏でお話しさせていただいたんですけど、公開は1月24日ということで、とっても早くみなさんに見てもらえるということで、とっても嬉しく思っております。これから宣伝活動が始まると思うんですけど、みなさまのお力もお貸しいただけたら幸いです」とお願いした。

また、実在した人物を演じた感想を求められた松坂は「すごく緊張します。いろんな資料を読ませていただいて、自分なりにそれを時間をかけてゆっくりゆっくり体の中に入れて現場に入ることも必要ですし、現場では監督の演出のもと、良策を生きるということは、僕の中で難しいことではあったんですけど、芳根さんも含めていろんな人の手を借りてこの役を全うすることができましたね」としみじみと語った。

松坂桃李&芳根京子、2度目の共演で“結婚”

 
芳根京子、松坂桃李(C)モデルプレス
さらに、松坂と芳根は『居眠り磐音』以来、2度目の共演だったそうで、芳根は「前回ご一緒させていただいたときも時代劇だったので、和装の松坂さんのほうが見慣れてしまっている分、逆に今が不思議という不思議な現象が起きているんですけど(笑)、前作は結婚する約束まではいっていたんですが、結婚できずお別れをしてしまう役だったので、今回は無事に結婚することができて、最後まで妻として支えることができてとても幸せでした。ありがとうございました」と嬉しそうに話すと、松坂も「こちらこそです」と笑顔を見せた。

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そして、改めて本作の魅力を尋ねられると、松坂は「芳根さんが一段と輝くシーンがあるんですね。これは最後のほうまで見ていただけるとわかるんですけど、とてもとても芳根さんの中で初めてで、疲労困憊の中、ものすごい集中力で成し遂げたシーンがあるんですね。それをぜひ、今日来てくださったみなさまには目に焼き付けて帰っていただきたいと思っています」とアピールし、芳根は「3ヶ月ほど練習期間をいただいて、“発表の場”みたいな気持ちだったので、私自身、心が震えた瞬間があったんですよね」と吐露。松坂は「泣き崩れていましたもんね。本当に素晴らしかったです」と絶賛すると、芳根は「始めた頃は“私センスないのかも”と思ってメソメソしている時期もあったので、無事に本番が迎えられて、監督の笑顔を見たときに心の底からホッとした覚えがあります」と弾ける笑顔を見せた。

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そして、締めのコメントを求められた松坂は「江戸時代に多くの人の命を疫病から、無名の町医者が妻や恩師、友人など様々な人から手を借りて命を救ったという実話をもとにした作品です。その中で描かれている愛や絆が、コロナの時代を経験した今だからこそ、みなさまに刺さるものだと実感しております」と語り、「小泉監督が撮ったものは、画と音も本当に素晴らしくて、見ている自分たちもスクリーンの中にいるような引き込まれ方をします。ぜひみなさん、この作品に引き込まれて帰ってください」とメッセージを送った。(modelpress編集部)
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