石原さとみ、舞台挨拶開始早々に涙 7年前に監督へ直談判していた過去も<ミッシング>
2024.04.16 20:51
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女優の石原さとみと俳優の中村倫也が16日、都内で行われた映画「ミッシング」(5月17日公開)の完成披露試写会に、共演の青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、メガホンをとった吉田恵輔監督(※「吉」は正式には「つちよし」)とともに出席。石原が舞台挨拶で涙を流した。
石原さとみ主演「ミッシング」
本作は、常に観客に衝撃を与え、想像力を刺激する作品を発表し続ける吉田恵輔が、雑音溢れる世の中で生きるわたしたちが抱える問題をえぐり出し、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿を、リアルにかつ繊細に描いた感動作。娘の失踪により徐々に心を失くしていく母親・沙織里を石原が、娘の行方を探し続ける家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田を中村が演じる。石原さとみ、開始早々に涙
ステージに登壇した直後に挨拶を求められた石原は「みなさん、今日はお集まりいただき…早いっ(笑)」と早々に目に涙を浮かべ、「出る前にいろんな方から、この試写を見てくださって、いろんな言葉をかけていただけて、本当に幸せだなと感じます」と目に涙を溜めたまま、感無量な様子で挨拶した。続けて、「ただ、1か月後が公開なので、まだ(泣くのは)早いんですけど、私の夢が叶った作品です。こうして、いち早くみなさまにお届けできることが心の底から嬉しいんですけど、怖い部分もあります。でもお届けできることが本当に嬉しいです」としみじみ。石原の次に挨拶を求められた中村は「すごく清らかな空気感が今(会場に漂い)、どうしてもふざけたい衝動に駆られています。我慢したいと思います」とコメントして会場の笑いを誘った。
石原さとみ、7年前に監督に出演を直談判していた
また、7年前に石原から吉田監督に「映画に出たい」と直談判したそうで、石原は「7年前に、“今のままじゃいけない”と、“変わりたい”と、“自分を壊してほしい”と、そういう衝動に駆られまして、“私を変えてくれる人は誰だ”といろんな作品を見ながら、吉田恵輔監督の作品に出会って、“この人だったら私のことを変えてくれる”、“絶対に学びがある”と直感で、そこから人づてに『吉田恵輔さんを知りませんか?』といろんな人を辿って、そしてお会いしていただいて『出させてほしい』と直談判させていただきました」と経緯を明かした。「そして1度は断られたんですが(笑)、『連絡先だけでも交換させてください』とお願いして、3年間まったく音沙汰がなかったんですが、3年後に『脚本を書きました』と連絡をいただいて、飛び跳ねるくらい嬉しかったんですが、妊娠、出産を待ってくださって、去年の今頃に撮影をしまして、今こうしてお届けできるということが本当に感慨深いです。すごく嬉しいです」と晴れやかな表情を浮かべた。
これに、石原の願いを1度断った理由を問われた吉田監督は「最初に『出たいです』って言われたんですけど、『すいません、苦手です』って」と告白し、「石原さんの華がすごいですよ。俺の映画ってもっと地味で、下町が舞台の映画とか、郊外とか、そういうところが舞台の映画が多いので、石原さんから港区臭が強すぎて『ごめんなさい』って言いました」と回顧した。
続けて、吉田監督は「今回、新しい本で石原さんをこっちの世界に引きずり込めないかというある種ギャンブルというか、一緒に努力して、たぶんみんなが知っている石原さとみさんじゃないものが映っている自信があります」と胸を張り、石原は「嬉しっ!」と小声で喜んだ。(modelpress編集部)
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