(上段左から)要潤、中条あやみ、鈴木亮平、賀来賢人、石田ゆり子/山田裕貴、北村匠海、吉沢亮ら(下段左から)永山瑛太、柊木陽太、黒川想矢、安藤サクラ/萩原利久、八木勇征/高橋一生、飯豊まりえ(C)モデルプレス

【モデルプレス国民的推しランキング】「2023年4月~6月に公開されたおすすめの邦画」ランキングを発表<1位~10位>

2023.07.28 18:00

モデルプレスでは「モデルプレス国民的推しランキング」の一環で、「2023年4月~6月に公開されたおすすめの邦画は?」をテーマにウェブアンケートを実施。モデルプレス読者が選ぶ、4月~6月の“おすすめの邦画”トップ10を発表する。

  

モデルプレス読者が選ぶ「2023年4月~6月に公開されたおすすめの邦画」トップ10

「2023年4月~6月に公開されたおすすめの邦画」ランキングを発表<1位~10位>(C)モデルプレス
1位:「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」(4月28日公開)
2位:「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」(6月30日公開)
3位:「劇場版 美しい彼~eternal~」(4月7日公開)
4位:「怪物」(6月2日公開)
5位:「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(5月26日公開)
6位:「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」(4月21日公開)
7位:「ヴィレッジ」(4月21日公開)
8位:「大名倒産」(6月23日公開)
9位:「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」(5月12日公開)
10位:「サイド バイ サイド 隣にいる人」(4月14日公開)

回答数:2,948件
投票期間:2023年6月30日~2023年7月5日


1位:劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~」

菜々緒、賀来賢人、鈴木亮平、中条あやみ(C)モデルプレス
堂々の1位に輝いたのは、俳優の鈴木亮平が主演を務めたTBS日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021)の劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~」。オペ室を搭載した大型車両(MERカー)で事故や災害の現場に駆け付け、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム「TOKYO MER」を描いた物語は「新たな救命医療ドラマ」として多くの感動を生み、今回劇場版としてカムバックを果たした。

横浜・みなとみらいを舞台に、横浜のシンボル・ランドマークタワーや赤レンガ倉庫など日本有数の観光名所でもある実在の建物を使用し、「TOKYO MER」メンバーや新たなライバル組織「YOKOHAMA MER」の縦横無尽な活躍を映画ならではのスケールで魅せた。そしてドラマ時代から続く「救える命があるなら救いに行く」という強い信念が大きな感動を呼んだ。

<あらすじ>

横浜のランドマークタワーで発生した爆発事故で、数千人が逃げ惑う事態に陥る。「TOKYO MER」の喜多見(鈴木)は現場へ急行することを主張するが、「YOKOHAMA MER」の鴨居(杏)は安全な場所での待機を主張する。そんな中、爆発は連鎖し重傷者が増えていく。

鈴木亮平(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「エンタメに欲しい要素を全て網羅させた文句なしの作品。老若男女、全方位に涙と感動を届けられる作品だった」

・「これぞ映画っていう迫力、スケール、感動、役者魂がある!当たり前のように命を救うことや一生懸命な姿に胸を打たれた」

・「ドラマ放送時から大好きだった作品が待望の映画化。期待を裏切らない、“これこそがTOKYO MERだ”という素晴らしい映画でした。初めてでも楽しめますが、映画だけでなくドラマもぜひ観て欲しい!こんなに素敵な作品に出会ったからには医療従事者の方への感謝を忘れてはいけないなと強く感じました」

・「映画館で観ることで感じられる迫力や感動があったから。また観客にまた観たいと感じさせる力がすごいと思った」

・「壮大な世界観の中で繰り広げられる物語と絆に圧倒されたから」

2位:「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」

(後列左から)高良健吾、高杉真宙、眞栄田郷敦、清水尋也、英勉監督(前列左から)今田美桜、杉野遥亮、山田裕貴、北村匠海、吉沢亮、間宮祥太朗(C)モデルプレス
2位の「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」は、世界累計発行部数が7,000万部を超え(2023年3月時点)、2023年1月に連載完結となった「東京卍リベンジャーズ」の実写版。前作映画「東京リベンジャーズ」(2021年)は 、仲間のために命をかける男たちの熱い絆、心震える名言の数々、そして何があっても諦めず何度でも立ち上がる主人公・タケミチの姿が多くのファンの心を掴み、2021年劇場用実写映画No.1作品に輝いた。

本作は、4月に公開された「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」(※後述)の後編として、東卍崩壊の危機をもたらす、かつての親友同士の壮絶な戦いが描かれている。同場面は原作でも人気の高い「血のハロウィン編」としてファンからの期待も大きかったが、主役級俳優たちによる魂のぶつかり合いとも言える迫力満点の演技合戦、そしてスタッフら作り手の熱量の高さがうかがえるアレンジは、観る人の心を大いに揺さぶった。

<あらすじ>

東京卍會に崩壊をもたらす、敵対する芭流覇羅との争いが起きる。敵対する組織にいるマイキー(吉沢亮)と一虎(村上虹郎)はすれ違い、マイキーの兄・真一郎(高良健吾)の死で、東卍の結成メンバーはバラバラになってしまう。誰も亡くしたくないと願うタケミチ(北村匠海)は、最悪の結末を止めようとして…。

山田裕貴、北村匠海、吉沢亮(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「仲間を大切に思う、信じ抜く熱い戦い。涙なしには見れません。キャスト、スタッフ一丸となって作った作品に嘘はありません。感動しました」

・「男の友情を肌で感じることができとても感動しました!最後の廃車場の戦いのシーンでは一人一人が主役で輝いていてとてもかっこよかったです!」

・「言わずもがなのキャストに原作にはない、違う終わり方でもまとまっていて、長いアクションを飽きさせない内容だったから」

・「原作への最大限のリスペクトを随所に感じ、その再現度に驚愕しつつも、1本の映画作品としてまとめる上でのアレンジも素晴らしく感動しました。主役級の同世代俳優が一堂に会し、魂をぶつけ合う様を見られて眼福です」

・「原作でも最も泣ける血のハロウィン編で涙が止まらず、こんなに熱くキャラクターたちを演じてくれた役者の方々に感謝したいと思ったから」

3位:「劇場版 美しい彼~eternal~」

萩原利久、八木勇征(C)モデルプレス
3位は、MBSドラマ特区枠にて、全6話で放送されたFANTASTICSの八木勇征と俳優の萩原利久によるW主演ドラマ「美しい彼」(2021年)の劇場版「劇場版 美しい彼~eternal~」。

原作は、本屋大賞2020受賞、作家・凪良ゆう氏のBL代表作。“陰と陽”正反対な2人の男子高校生を萩原と八木が演じ、すれ違う恋心に“沼ハマり”する人々が続出し、ドラマ時代から根強い人気を集めていた。

劇場版は、大学卒業を控え、人気カメラマンのアシスタントとして働きはじめた平良一成(荻原)と俳優としての活躍の場を拡げる清居奏(八木)の“その後”の物語となっており、2人の織り成す純愛が多くのファンを温かな気持ちに包み込んだ。

<あらすじ>

クラスに友達もいない高校生の平良は人気者の清居に一目惚れをし、忠誠を尽くす。平良は愛されたいという願望を隠し持つ清居と、紆余曲折を経て恋を実らせる。恋人として2人は一緒に暮らし始めるが、信奉する平良と対等な関係を望む清居はすれ違い…。

萩原利久、八木勇征(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「2人にとっての永遠とは何なのかを探すために葛藤しながらも、恋人同士の日常生活を感じられる場面が多数あり、とても良い作品でした」

・「究極の純愛物語で何回も映画館に足を運びました」

・「2人の美しさ、映像の美しさ、全てが儚く美しかったからです。観終えた後の込み上げてくる幸せで温かい気持ちが忘れられません」

・「BLドラマというくくりにハマりきらない主演2人の演技へのこだわり、監督、制作側の原作をリスペクトした丁寧なもの作りに魅せられました」

・「これほどまでに、作品に対して制作に関わる全ての方々の愛を感じた映画はありません。何度観ても満ち足りない感覚に陥り、それでいて幸福感に包まれ、人を愛すること、愛されることってこんなに切なくて苦しくて…でも尊くて素晴らしくて…。『美しい彼』の影響からか旦那様への愛が深まりました(笑)。美しい素敵な役者さんはたくさんいますが、萩原利久さん、八木勇征さん、このお2人の組み合わせは唯一無二だと思います。『美しい彼』をこの世に生み出してくれた全ての方々に感謝です」

4位:「怪物」

安藤サクラ、黒川想矢、柊木陽太、永山瑛太(C)モデルプレス
女優の安藤サクラ、俳優の永山瑛太が共演する映画「怪物」は4位にランクイン。第76回カンヌ国際映画祭において、脚本賞と、LGBTQを扱う作品が対象となるクィア・パルム賞を獲得した。

実力派俳優陣による重厚な演技と、奥深いストーリーは様々な形で観る人の心に刺さり、「考えさせられる」といった声が多く上がった。

<あらすじ>

シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、息子の湊(黒川想矢)と大きな湖のある町に暮らしている。湊は同級生の依里(柊木陽太)と仲が良く、子供たちは自然の中で穏やかな日常を過ごしていたが、ある日学校で喧嘩が起きる。双方の言い分は食い違い、大人やメディアを巻きこむ騒動に発展していき…。

永山瑛太、安藤サクラ(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「惹き込まれて考えて考えて、やっぱり人間って分かんないものだな。人の全ての面を見ることは出来ないからこそ怖いところもあって、でも信じたくて、人間的に面白い映画だなと思った」

・「映画を観終わった後の余韻がすごかったからです。観た後に内容についてずっと考えてしまう映画は初めてでした。ラストシーンは、観ている側が置いていかれてしまったような、それでいてとても清々しく言葉になりませんでした。子供達の大切な人を思う気持ちや、生きることへの真っ直ぐさに心打たれました」

・「一度ではなく何度も何度も繰り返し観て、考察を重ね自分なりに解釈することができる映画で非常に面白いです。すでに6回映画館で観ました」

・「こんなにも考えさせられる映画は初めてでした。また映像も綺麗で、日本の田舎の美しさには息を飲みました」

・「とにかくキャスト全員のお芝居が素晴らしい、坂本龍一さんの音楽も素晴らしい。美しすぎて言葉にならなかった。3部構成が面白い」

5位:「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

高橋一生、飯豊まりえ(C)モデルプレス
シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」。2020年末より実写ドラマ化されると、原作ファンからドラマファンまであらゆる層からの支持を獲得。今回は劇場長編映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」として待望の復活となり、多数のファンからの熱い支持で5位にランクインした。

フランスのルーヴル美術館を舞台に、荒木初となるフルカラーの読切で描かれた人気エピソードにして岸辺露伴最大の事件を実写ならではの映像美で体現。最高潮の芸術とエンターテインメントが融合した極上サスペンスに様々な考察が後を絶たず、強い余韻を残した。

<あらすじ>

特殊能力を持つ、漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。それは最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる。

高橋一生(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「大ヒット漫画原作、ドラマの劇場版…という枠を遥かに超えて、画面の隅々細部に渡って丁寧に愛情込めて紡がれた作品。最もスクリーンで観るべき作品だと思う。ストーリー展開も面白く、映像も音楽も独特な世界観に惹き込まれる。素晴らしかった」

・「ルーヴルがとにかく美しい。衣装、小物全てにスタッフさんたちのこだわりが随所に感じられるので、何度観ても新しい気づきがある。そして何と言っても高橋一生の芝居に釘付けになる」

・「圧倒的にCGが少なく、原作のリスペクトしつつ、工夫し広げ、よく作りこまれている映画であるからです。そして役者陣の演技も素晴らしい!」

・「美しい映像に重厚な音楽、黒い絵に隠された悲話。キャストの演技も皆ぴったりで惹き込まる。観た後すぐにまた観たくなるような余韻と考察。本当に好きな映画です」

・「世界観が独特で今までの映画とは違うストーリー展開・構成が印象的で良かった。長尾謙杜さんの演技がピュアで素晴らしかった」

6位:「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」

(前段左から)杉野遥亮、山田裕貴、北村匠海、吉沢亮、間宮祥太朗(後編左から)高杉真宙、磯村勇斗、眞栄田郷敦、今田美桜、清水尋也、英勉監督(C)モデルプレス
<あらすじ>

2位「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」参照

北村匠海(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「運命を観た後、誰しもが『決戦早く観たい!』ってなるくらい面白くて本当に最高です。なによりキャストが豪華でなおかつ、一人一人のキャラの再現度がとても高くて漫画から飛び出してきたようなクオリティで思わず観入りました。そして胸が熱くなるストーリーで、一人一人の熱い友情に心を動かされて泣いてしまいました。男女問わず『最高だ』と思える映画で間違いなく一番です」

・「キャスト全員の感情溢れるアクションが見応えがあり、とても感動しました!」

・「とにかくドキドキハラハラ!それぞれのキャラが原作に忠実に再現されていて驚いた!観終わった後は胸が熱くなった!」

・「色んな作品で主役を張っている若手豪華俳優陣が魂をぶつけ合い、仲間のために戦う姿に感動」

・「今をときめく若手がただ集まっただけじゃない。熱量がこもった素晴らしい作品だから」

7位:「ヴィレッジ」

(左から)奥平大兼、横浜流星、塩津圭介(C)モデルプレス
<あらすじ>

美しい山間の霞門村に住む片山優(横浜流星)は、近くにあるゴミ処理場で働いていた。父親が村で起こした事件の汚名と、母親の借金を背負う優は、村中から冷遇され孤独な日々を送っていた。優はある日、東京での暮らしに敗れて帰ってきた幼なじみの美咲(黒木華)と再会するのだが…。

横浜流星(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「どうやっても抜け出せない人と人との繋がり、政治的な裏側、一度落ちたらどんなに光が見えてもなかなか上がることができないなどたくさんのことを考えさせられる問題作。主演の横浜流星さんの演技もさることながら、キーマンとしての役を演じた作間龍斗くんの演技が素晴らしい」

・「ホラー映画ではないけれど、ゾッとする狭い村ならではのリアル感がとても引き込まれました」

・「ラストの主人公の表情がこんなに心に残る映画は初めてで、その感情を考えこんでしまった」

・「横浜流星くんの圧巻の演技と現在の日本社会の縮図とも言えるストーリーに震えた」

・「観た後の余韻がすごかった。何が正義なのか悪なのか分からなくなる。でもエンドロール後の恵一(作間)くんに唯一の光が見えた」

8位:「大名倒産」

松山ケンイチ、神木隆之介、桜田通(C)モデルプレス
<あらすじ>

丹生山藩の鮭売り小四郎(神木隆之介)は、ある日、父親から徳川家康の血を引く大名の跡継ぎだと告げられる。庶民から大名に転身した小四郎だったが、藩は100億円にのぼる借金を抱えていた。先代の一狐斎(佐藤浩市)は藩を救うため、計画倒産の責任を小四郎に負わせようとしていて…。

杉咲花、神木隆之介(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「クセの強い役柄の豪華キャストで贅沢!最後まで楽しくほっこりして元気と癒しをもらいました」

・「シリアスな演技で定評のある猛者達がコメディに全力でぶつかり意外性満載で、爽快な作品だったから」

・「とにかく終わった後に心が温かく穏やかな気持ちになれます!そして喜三郎様の和歌がとても美しくてうっとりします!」

・「時代劇で重たいテーマを鮮やかな衣装などの色彩とどこまでも現代劇のコメディ調に仕上げられていて、どの年代でも観やすく受け入れやすいものになっていて楽しいエンタメ作品だと思う」

・「大人から子供まで一緒に安心して観れる楽しい映画だった。何より神木隆之介さんと杉咲花さんのバディ感が軽快で安定感のある演技は観ていて心地良かった」

9位:「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」

(前列左から)大谷健太郎監督、豊田裕大、松村沙友理、KANO、中村里帆、MOMO(後列左から)ジャンボたかお、伊礼姫奈、和田美羽、SOYO、GUMI(C)モデルプレス
<あらすじ>

パン屋で働くえりぴよ(松村沙友理)は、岡山の地下アイドルChamJamの舞菜(伊礼姫奈)のファンをしている。収入のほぼ全てを注ぐほど熱狂的だった。ファンを続けて4年目。ChamJamの東京進出話に、えりぴよが応援する一方で、舞菜は人気の伸び悩みに葛藤を抱えていて…。

松村沙友理(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「『推し』の大切さをピュアに繊細に大切に描いてくれた傑作。後にも先にもないと思うレベルの推し活ピュアラブストーリー」

・「アイドルとファン、両方の面から描かれる『アイドル映画の決定版』です。なぜかアイドルを描いた作品は、アイドルの裏の顔とか芸能界の闇とか、なんだか辛い展開になりがち…。けれど、この映画にそんなものは一切ありません。暗い展開に頼らなくても、誰かがたまらなく好き、応援したい、それだけでこんなにも美しい物語が描けます。例えアイドルに興味がなくとも、何かが好きで好きでたまらない、という人には必ず刺さる珠玉の『推し活映画』です」

・「お涙頂戴感は全くないのに、劇中の色々なオタクが推しを想う姿に感動して泣いてしまう。しかも、観に行ってるオタクがそれぞれの推しスタイルに応じて全然違うシーンで泣くところに面白みを感じました」

・「元アイドルがアイドルを推す側を演じるという斬新なキャスティング。アイドル側とオタク側どちらの視点もしっかり描かれていて、推しとの絶妙な距離感を見事に描いた作品だった」

・「ドラマ版から続く原作へのリスペクトと想いがスクリーンから滲み出て、テンポよく進む物語と素晴らしい映像・音楽、作り手の丁寧な仕事に魅了されるうちに、あっという間にクライマックスの素晴らしすぎるライブシーンにたどり着く…本当に素晴らしい作品です」

10位:「サイド バイ サイド 隣にいる人」

市川実日子、浅香航大、坂口健太郎、齋藤飛鳥、伊藤ちひろ監督(C)モデルプレス
<あらすじ>

そこに存在しない「誰かの思い」を見ることができる未山(坂口健太郎)は、その能力を使って傷ついた人々の心身を癒しながら、恋人で看護師の詩織(市川実日子)とその娘・美々(磯村アメリ)と平穏に暮らしていた。ある日、自分の近くに謎の男が見えるようになった未山は、その思いをたどり、遠く離れた東京へやって来る。未山の高校時代の後輩でミュージシャンとして活躍するその男・草鹿(浅香航大)は、未山に対して抱えていた特別な感情を明かし、さらに未山の元恋人・莉子(齋藤飛鳥)との間に起きた事件の顛末を語る。未山は草鹿を介して莉子と再会し、自らの過去と向き合うことになる。

齋藤飛鳥に振られる坂口健太郎(C)モデルプレス
<読者コメント>

・「ここ最近では類を見ない自分で感じて考える映画で終始映像美も抜群」

・「少し奇妙な暮らしを送る登場人物たちから、美しい映像や音から、自分で何かを感じて考えるような感覚が素敵で好きな作品でした」

・「とっても不思議な映画でした。正直、今もよく分からない。でもなぜか心に残っています。ふと思い出してはまた観たくなる。坂口さん演じる未山くんの柔らかい雰囲気と市川さん演じる詩織さん、飛鳥ちゃん演じる莉子ちゃんのそれぞれの芯の強さとお互いを認める包容力。3人の関係性があり得ないけどあり得ちゃう。考えがまとまらない…。私にとってはそういう映画です」

・「“とにかく見たかったこんな坂口健太郎が見たかった!”が全て体現されていた。愛に溢れた素晴らしい映画でした」

・「何回観ても観るたびに感想が変わる不思議な映画で映像も綺麗でステキな映画でした」

(modelpress編集部)
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