岸井ゆきの、のん、倍賞千恵子、広瀬すず、吉岡里帆(写真提供:東京写真記者協会)

広瀬すず、人生初アルバイトを猛練習 松坂桃李は現場で全く気づかれず<第46回日本アカデミー賞>

2023.03.10 22:42

女優の広瀬すずが10日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。優秀主演女優賞を受賞した。

  

広瀬すず、横浜流星との対峙シーン回顧

岸井ゆきの、のん、倍賞千恵子、広瀬すず、吉岡里帆(写真提供:東京写真記者協会)
「流浪の月」で優秀主演女優賞を受賞した広瀬。本作は、凪良ゆうによる傑作小説を実写化。広瀬は、10歳の時に誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を演じた。

「撮影中の初めての体験」について話を振られた広瀬は「アルバイトをしてるシーンから始まるんですけど、アルバイトをしたことがなかったので、実際にお借りしたロケ地が静岡でそこまで練習しに行ったりとか、そのプレートを借りて帰って家で1人でプレート出してました」と撮影秘話を明かした。

また、更紗の現在の恋人・亮を演じた横浜流星との対峙シーンについて「人生で1番感情を向き出しにした瞬間だったような気がするほど、このシーン、この後に続くシーンまでものすごい削られましたね」と壮絶なシーンを回顧。

しかし同時に恋人としても距離を縮めていかなければならないという複雑な関係性に「やっと喋れるようになってきたというか、その瞬間に自分も止められないほどの怒りと悲しみの一心だったので、不思議な…今までにあんまり覚えてないぐらいすごい空気感の中での撮影でした」と振り返った。

これに会場にいた横浜も「本編では本当に一瞬だったんですよね、あの、穏やかなシーンは。だからすずちゃんも言ってましたけど、ようやく距離が近くなって仲良くなれたっていう時にどんどん2人の距離が離れていくので、すごく切なかったですね」と本音をこぼしていた。

広瀬すず、松坂桃李に衝撃

また、誘拐事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文役の松坂桃李について、「桃李さん、ずっと現場で待機されてたりとか、わりと現場の近くにいらっしゃるんですけど、大体『桃李くん呼んできて』『文呼んできて』とか誰にも気づかれない(笑)」と撮影中に驚いたことを告白。

これに松坂は「消してるつもりはないないですけどね。なぜかどの現場行っても最低3回ぐらいはやられるんですよね。スタッフさんがこう目の前にいて、真後ろに僕がいるんすけど『松坂さん呼んで』っていうのは多々ありました」と笑い混じりに打ち明けた。

一方、広瀬は「私は文として見てたら、どっか愛情みたいな存在の空気感を感じるんですけど、だんだんいることわかってるのに、『文呼んできて』って言ってる声が聞きたくて『います』って言えなくて(笑)、すごい申し訳ない」と、松坂が気づかれない様子を密かに楽しんでいたとし、茶目っ気たっぷりに侘びていた。

なお、同作で松坂は優秀主演男優賞を、横浜は優秀助演男優賞を受賞している。

ほかにも優秀主演女優賞には、「ケイコ 目を澄ませて」の岸井ゆきの、「さかなのこ」ののん、「PLAN 75」の倍賞千恵子、「ハケンアニメ!」の吉岡里帆が選ばれた。


第46回日本アカデミー賞

同賞は2022年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。

司会は、4年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、2022年「花束みたいな恋をした」で初の最優秀主演女優賞を受賞した有村架純が務める。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 広瀬すず・吉岡里帆ら、素肌輝く個性的モノトーンドレスでレッドカーペット登場<第46回日本アカデミー賞>

    モデルプレス

  2. King & Prince永瀬廉&広瀬すず「夕暮れに、手をつなぐ」“タイトル回収”手繋ぎシーンに苦戦「出会えなかった」

    モデルプレス

  3. 広瀬すず、アプリを駆使した“パリ散策”になにわ男子・道枝駿佑が反応「ネメシス」櫻井翔らへお土産も

    モデルプレス

  4. 広瀬すず、初共演・緑黄色社会の生歌唱に鳥肌 “初挑戦”でまさかの反省も?

    モデルプレス

  5. 広瀬すず「夕暮れに、手をつなぐ」共演者との“ブーム” 撮影現場の様子語る

    モデルプレス

  6. 広瀬すず、海外ロケでまさかの事態 なにわ男子・道枝駿佑「ドキドキワクワクした」

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 10月のカバーモデルはドラマ「ぼくたちん家」及川光博&手越祐也

    特集

  2. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  3. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  4. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  5. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  6. 国内作品見放題数2位!アニメ・お笑い・ドラマ・映画が充実!オリジナル作品も!

    特集

  7. 日本テレビ系日曜ドラマ「ぼくたちん家」の情報をたっぷり紹介

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    森崎ウィン&Snow Man向井康二、キス寸止めショット&主題歌SPビデオ解禁【「(LOVE SONG)」】

    モデルプレス

  2. 02

    長澤まさみ、King & Prince高橋海人に影響受けたこと ツッコミも炸裂【おーい、応為】

    モデルプレス

  3. 03

    山下美月、親知らずを4本同時に抜歯していた 5日間の休み中は「ずっとベッドの中でエゴサ」

    モデルプレス

  4. 04

    高橋文哉、実写映画「SAKAMOTO DAYS」シン役でSnow Man目黒蓮の相棒に「大尊敬できる存在」本格アクション初挑戦

    モデルプレス

  5. 05

    齊藤工発案「移動映画館」被災地・石川県奥能登で開催「みなさんと手を繋げた」人気子役の登場に歓声【cinéma bird in 石川県奥能登】

    モデルプレス