「レジェンド&バタフライ」 オンライン・ファンセッションに出席した木村拓哉(C)モデルプレス

木村拓哉、綾瀬はるかとの“初夜シーン撮影”は監督からカットかからず「相手の方を120%で感じるだけ」<レジェンド&バタフライ>

2023.02.15 22:29

俳優の木村拓哉が15日、都内で開催された「レジェンド&バタフライ」 オンライン・ファンセッションに大友啓史監督とともに出席。観客とトークを楽しんだ。

  

木村拓哉、急逝の東映社長・手塚治さんに黙とう捧げる

東映70周年記念を冠し、日本映画史上最高峰のキャスト・スタッフが集結して製作された本作。総製作費20億円の壮大なスケールで、誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長(木村)と、謎に包まれたその正室・濃姫(綾瀬はるか/別名:帰蝶)の知られざる物語を描く感動大作となっている。この日は、東映の代表取締役社長・手塚治さんが亡くなったことを受け、イベントの開始前に木村や報道陣が黙とうを捧げていた。


木村拓哉、観客からの厳しい声に言及

木村拓哉(C)モデルプレス
その後のトークで、北海道の歴女ファン「なつめちゃん」から、信長と濃姫の描写を絶賛された木村は「いろんなご意見を目にしたり耳にしたりしているんですけど、歴史が好きだという人は、『より、もっと戦のシーンが見たかった』とか。『時代劇を見に行っているんだから、やっぱり斬り合いをもっと見せてくれ』とか、『それにはやっぱり総製作費が20億じゃ足らなくなるんですか?』とか」と手厳しいメッセージが届いていることに言及。

「意見を若干感じ取ったりとかすると、ああ、なるほど。これも一つ意見かもしれないけど、やっぱり合戦シーンとか歴史に詳しい・史実に詳しいっていう方が見てくださった上での見解っていうのが、やっぱりあるんだなと思っていたんですけど、この『なつめちゃん』みたいに、すごくポジティブに捉えてくださると、すごく嬉しいです」と頬を緩めた。

信長と濃姫の関係を重視している本作が、戦のシーンを描いていないことを含め、歴女として納得できたのか木村が問うと、「なつめちゃん」は信長が身近に感じられたと重ねて称賛。これを受けて木村は「うわあ…ありがとうございます」と感慨深げに返していた。

木村拓哉、綾瀬はるかとの“初夜シーン”回想

大友啓史監督、木村拓哉 (C)モデルプレス
若い頃によく喧嘩していたために、劇中の信長と濃姫の姿に自分たちを重ねたという夫婦のファンからの感想に、木村は「お二人が結ばれた最初の夜には、奥様が旦那さんのことをぼっこぼこに?」とにっこり。「お二人で一緒に、同じタイミングで見ていただけたっていうのが、すごく。僕も公開前に舞台挨拶とかにお邪魔させていただいたときに、何度か言わせていただいたんですけど、『身近な皆さんの大切な人と一緒にご覧になってください』ということを何度か言わせてもらったんですけど、それを実際にご夫婦で作品を見に行ってくれたっていうのがすごく嬉しいです。ありがとうございます」と感謝を伝えていた。

その後、話題を呼んだ信長と濃姫の初夜のシーンのメイキングが上映され、映像には衣装が破けた状態で豪快に笑う綾瀬の姿も映されていた。このシーンについて木村は「監督がとにかくカットをかけない人なので。カットがかかるまでは自分たちは、何て言うんでしょうね?つながった時間が流れ続けるだけなので。『カット!』っていうスタッフの監督の一声がかかるまでは、とにかく続けていました」と回顧し、大友監督は「面白いことが続いているから」なかなかカットがかけられなかったと発言。

MCにカットがかからないと怖いのではないかと聞かれた木村は「そんなに怖くないですよ。僕は目の前にいる相手の方を120%で感じるだけなので。それこそ自分がどう思ったということよりも、目の前の人がどんな表情をして、どんな力で自分を引っ張ってっていうものに対する自分の反射だったりもするので。今の初夜のシーンに関しては『かがみのさん』のワイヤレスマイクの送信機が外側にぼろんと落ちるくらいまで、中谷(美紀)さんのことを本番では、しばいていました(笑)」と撮影を懐かしんでいた。

木村拓哉、大友啓史監督との再タッグに意気込み

大友啓史監督 (C)モデルプレス
大友監督とさらなるタッグを組むとしたら、どんな作品に挑戦したいか女性ファンに聞かれた木村は「今の後ろ盾をいただいて、僕も大友監督とまたタッグを組みたいと思っているので、そのときはまた後ろ盾をお願いします」と笑顔。

「キャンペーンで地方を一緒に回らせていただいているときに、今回は今回のお話で、まだ全然上映もおかげさまで続いているので、まだお話は全然次の段階にはいかないんですけど、いろんな『こういう内容でこういうテイストのこういう温度のものがあったら面白くないですか?』っていうお話は割と。大友監督とご飯屋さんでさせていただいたりしています」と明かした。これを受けた大友監督は、木村とのタッグを楽しんだとしたうえで「公開が落ち着いて、少しじっくりいろいろまた考えてみたいなという気はしています。ご縁があれば、ぜひお願いします」と木村との再タッグに前向きな様子だった。

木村拓哉、公開告白に「レジェンド的だった」

その後、夫婦一緒に見ることはできていないという子育て中のファンとのトークで、木村は「お二人で見ていただいた後に映画館を出た後の、自然と『あ、いつもこの手のつなぎ方してたっけ?』っていうようなつなぎ方をしてほしいです」と笑顔でコメント。

また「手塚さんもおっしゃっていましたけど、映画っていうのはこの先、要は残るものなので。今上映中という作品ではありますけど、それこそお子さんが、今4歳の男の子が、15歳・16歳になった時に『これ、お父さんとお母さんが一緒に見に行った映画なんだよ』って言って、今度は3人で見ていただくこともできるのが映画なので。ぜひぜひ、これからも末永く皆さんに抱きしめてもらいたいなと思います」と手塚氏の言葉を引用しながら呼びかけていた。

その後、男女のカップルのファンの男性が、劇中の信長と濃姫の関係を踏まえて、思いをちゃんと伝えられるときに伝えることが大事だと感じたと話すと、木村は「まさに、今だと思うよ」とエール。男性はすぐさま女性に「大好きです」と思いを伝え、これに木村は「すごいなあ。今の速さはレジェンド的だったね」と白い歯を見せていた。(modelpress編集部)
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