新海誠監督最新作「すずめの戸締まり」ベルリン国際映画祭に正式出品決定 日本アニメ作品21年ぶりの快挙<コメント>
2023.01.23 20:04
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女優の原菜乃華、SixTONESの松村北斗が声優として出演する新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』(2022年11月11日公開)が、第73回ベルリン国際映画祭の「コンペティション部門」に正式出品されることが決定した。
「すずめの戸締まり」ベルリン国際映画祭に正式出品
『君の名は。』『天気の子』に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』。新海誠作品No.1のロケットスタートから3週連続で週末動員ランキング堂々の第1位、公開から73日間で観客動員数963万人、興行収入128億円を突破。まだまだ大きな話題となっている本作が、この度、ベルリン国際映画祭の「コンペティション部門」に正式出品された。
2月16日から2月26日まで開幕される第73回ベルリン国際映画祭は、1951年からドイツ・ベルリンにて毎年2月に行われている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並ぶ“世界3大映画祭”の1つとして数えられている。
最高賞の“金熊賞”は、「コンペティション部門」に選出された作品のみしか獲得できない賞であり、日本作品では、1963年に公開された今井正監督『武士道残酷物語』、2002年に公開された宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』の2作品が受賞。
新海誠監督『すずめの戸締まり』は、日本アニメーションではまさに『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりの「コンペティション部門」選出となる。
映画祭には、新海誠監督と、ヒロイン・岩戸鈴芽を務めた原菜乃華がレッドカーペット、そしてプレミア上映に参加する予定。
この度、映画祭に正式出品されたことを受け、新海誠監督は「『すずめの戸締まり』は、12年前に日本で起きた巨大な出来事が物語の根底にあります。この映画が海外の観客にどのように映るのか、なにが伝わり、なにが伝わらず、なにを共有し得るのか。私たちの創作が外部からはどのように見えるのか。それを自身の耳目で確かめる好機をいただけたと考えています。ここまで導いてくれたスタッフたちの才能と尽力、そして応援してくださった皆さまに、心より感謝します」とコメント。
原は「私自身、海外に行くこと自体初めてで、それも、歴史あるベルリン国際映画祭にすずめの戸締まりチームで行くことが出来るなんて、とても光栄で、夢のようです。改めて『すずめの戸締まり』という作品に携わることが出来て嬉しく思います。映画祭で直接世界中の方々のお声を聞くことがとても楽しみです。『すずめの戸締まり』が世界中で愛されますように!」と、喜びと期待を寄せた。
「すずめの戸締まり」新ビジュアル公開
さらには、ヒットを記念した新ビジュアルも解禁。壮大な草原をすずめと草太が幼い少女と手をつないで歩く後ろ姿と、2021年12月発表のティザービジュアルで登場して以来、作品を象徴するもう1人の主役として描かれてきた「扉」の姿も。日本各地を巡ったすずめと草太の旅からの帰還を感じさせるビジュアルに仕上がっている。また、初めてすずめが描かれたビジュアルに添えられた「いってきます」に対し、物語の終盤で出てくる重要な言葉である「おかえりなさい」が添えられている部分にも注目だ。(modelpress編集部)
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