北村匠海、新成人に向け「ありのままでいてください」学生時代に憧れていた“大人像”も明かす＜かがみの孤城＞

北村匠海ら、新成人にメッセージ

1月9日が「成人の日」とあって、新成人にエールを送る場面があった。25歳の北村は「はっきり言って、僕は成人って何だろうって思います。子どもと大人の境界線って誰が決めたのかなって。ただ、明日みなさんは成人を迎えるわけで、社会というものに片足を突っ込むことになります」とコメント。

続けて「大人になってみると気持ちは高校生のまま変わらなかったりする。でも学生よりたくさんの出会いがあって、人としての幅が広がっていくのを年々感じている。学生のときに感じられなかった楽しさがたくさんあります。どうか、そのまま成人を迎えてください。何かになろうとか、すぐ変わろうとしなくても、僕はいいと思います。あなたのままでいい気がしています。たぶん僕も、たぶん高校生から変わっていない。ありのままでいてください」と伝えた。

また、藤森も人生の先輩として後輩たちにメッセージ。「よく学生さんから将来何をやりたいかわからない、夢中になれるものがないと質問されることは多い。ほとんどの人がそう。僕もこの世界に入ったのは22歳で、就職活動しながら養成所に通っていた」と振り返り、「いろんな選択肢が目の前に現れるけど、意外にどの道を選んでも素晴らしい仲間やパートナーがいれば、人生が楽しい。1人より多く、素敵な人に出会うことに注力してほしい」と語った。

北村匠海、学生時代に抱いていた“理想の大人像”

また、「理想の大人像」を発表するコーナーも。北村は「自由な大人」とし、「僕は18歳の頃“自由な大人”がキーワードだった。15歳くらいから漠然と早く20歳になりたいなって思っていた。それって、学生の世界は窮屈だなって思ったけど、大人になってみると学生って自由だなぁと不思議と思える。もはや、自由不自由なんてものはない。縛られていると思うから、縛られていると感じていたんだなって…。今、やりたいことをやれて楽しく生きているので、自由な大人なのかもしれない」と語った。

藤森が「学生のときに東京に来たんですが、同級生の女の子たちは社会人の人と付き合っていた。全然こっちには見向きもしなかった。その時、思ったんです。“東京にマンションを持っている人になりたい”。港区だと、なおいい」と回答すると、北村が「チャラい！チャラチャラしてます」とすかさずツッコんだ。

「東京にマンションを持っている人」とした藤森が、「東京に家を持つことは大変なこと。仕事を頑張らないとダメ」と現実の厳しさを打ち明けると、原監督が「でもモテるでしょ？」と質問。藤森は「いやモテない（笑）。吉本興業を辞めてフリーになってから色々と大変なんですよ……」と苦い顔で明かした。

北村匠海、4時間アフレコは「のめり込める時間」

原作は累計発行部数160万部超の辻村深月氏による同名小説。学校での居場所をなくし、家に閉じこもっていた中学生・安西こころが、ある日「鏡の中の城」に招かれ、見ず知らずの中学生6人とともに“鍵”を探すミッションに挑む姿が描かれる。

本作で声優初挑戦となった當真は「公開後、いろんな方から『見たよ』って言ってくれた。父と母は公開初日に見に行って『面白かったよ』とメッセージをくれた。友達も長文で感想くれた人もいて、胸がいっぱいになりました。本当に嬉しかった」と報告した。

サッカーが得意な少年・リオンを演じた北村は、約4時間のアフレコは「のめり込める時間だった」と回想し、「監督が『そのままでいい』と言ってくれたので伸び伸びとさせてもらった。楽しかったです」と話した。

藤森は、主人公・こころの担任の先生を演じたが「こころに寄り添っているようで中身のない軽薄な先生。監督から『藤森さんは役作りせずそのままやってください』と言われて、少し傷ついて帰ったのを覚えている（笑）」と力なく笑っていた。（modelpress編集部）