SixTONES松村北斗「どうもイスです」とお茶目に挨拶 “不思議”な魅力も明かす<すずめの戸締まり>
2022.11.11 22:09
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新海誠監督の最新アニメーション映画「すずめの戸締まり」の初日舞台挨拶が11日、都内の劇場で行われ、原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、花瀬琴音、メガホンをとった新海監督が参加。松村が役にちなんだ挨拶をした。
松村北斗、お茶目に挨拶
「君の名は。」「天気の子」に続く、新海監督の3年ぶりとなる最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめ(岩戸鈴芽)の解放と成長を描く冒険物語となる。1700人超が参加したオーディションからヒロイン役に抜擢された原は「昨日はあまり眠れなかったくらい、今日をずっと楽しみにしていました。たくさんの方とこの作品を共有できると思うと光栄。みなさんの顔を見ることができて嬉しいです」と初日に感慨。
扉を閉める旅を続ける“閉じ師”の青年・宗像草太を演じた松村は、劇中で草太がイスになることから「どうもイスです」とお茶目に挨拶。「今日は最速上映を見てからここに挑んでいる。なので、また『すずめの戸締まり』の熱がぐらぐらと煮えたぎっている状態。今日は楽しいプラス、鬱陶しい熱い時間にできればと思います」と語った。
続けて松村は「予想を超えた時間、イスだったでしょう?草太はイスになってからのほうが感情や人となりが出る。表情がなくなったほうが、表情が見える。不思議な魅力で、これも新海監督の作戦なのかな。予告では人間時代の草太が人気だったと思うけど、本編を見るとイス時代の草太を好きになったのでは」と観客に語りかけた。
深津絵里、声優初挑戦
また、すずめの叔母・岩戸環を演じた深津が意外にも本作で声優初挑戦となった。深津は声だけの演技に「とっても怖かったです」と素直に吐露し、「思い通りにできなくてどん底まで落ち込んで、でも次の収録があるからなんとか気分を変えようとあてもなく街を歩き続けたり、あてもないのに新幹線に乗って京都のお寺で心を静めたり…」と苦労とその対処法を紹介。それでも「この年齢で初めてのことにトライできて嬉しい。監督に感謝申し上げます」と伝えた。そんな深津に対し、新海監督は「どうして出演していただけたのか?」と尋ねると、深津は「逆になぜ私にやってほしかったのでしょうか?」と質問返し。新海監督は「僕は環を演じるのは難しいと思っていた。嘘のない叫びを聞かせてもらわないとキャラクターとして成立しにくい。そこにふっと深津さんが浮かんだんです」とオファーの理由を語った。
深津はオファーを受けた際、脚本と絵コンテを受け取っており、それを見て「今回は世界中のファンではなく、たった1人の、その人だけに届けばいいという“ピュアなもの”を感じた。経験のない私にやってほしいと思うには何かあるのではと思ったんです。なので、下手くそながらもぶつかってみようと思ったんです」と振り返った。
深津絵里&原菜乃華、お互いに共演回顧
深津は、若手女優の原との共演を回想すると、「本当に美しかった。原さんのような素晴らしい感性の女優さんとお芝居ができて、『すずめの戸締まり』が1つの大きな宝物のような作品になりました」と優しい微笑み。深津の隣に立つ原は、その言葉を聞くと「泣きそうなくらい、すごく嬉しくて…」と感無量。「深津さんのお芝居を隣で見ていて、自分でも知らないすずめがたくさん出てきて感謝しかないです」と声を震わせながら話した。
続けて「これはすごく言いたかったことなのですが」と切り出すと、「環のアフレコがない日にスタジオに来てくれて、のどにいいハチミツをプレゼントしてくれた。毎日アフレコ期間中はハチミツを舐めて気合入れてスタジオに行っていた。お守りにしていた。隣を見ると深津さんはいつも笑顔で、温かく迎えてくれてすごく嬉しかったです」とかけがえのない思い出を披露した。(modelpress編集部)
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