生田斗真(C)2023映画「湯道」製作委員会

生田斗真主演「湯道」ハワイ国際映画祭公式上映決定 場面写真も初解禁

2022.10.20 17:00

俳優の生田斗真が主演を務める映画『湯道』(2023年2月23日公開)が「第42回ハワイ国際映画祭」(オアフ島:11月3日~13日、ハワイ島・マウイ島・カウアイ島:17日~20日)にて公式上映されることが決定。合わせて、生田が熱湯風呂に耐える場面写真も初解禁となった。

  

生田斗真主演「湯道」

第81回米アカデミー賞外国語映画賞をはじめ、国内外問わず数々の賞を総なめにした『おくりびと』(2008)の脚本を手掛け、ご当地キャラクターブームを牽引した「くまモン」の生みの親でもある、まさに企画のプロフェッショナル・小山。その小山が2015年に提唱し、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道・「湯道」が、構想約7年の歳月を経て、完全オリジナル脚本で映画化。メガホンを取ったのは『HERO』『マスカレード』シリーズを手掛け群像劇を得意とする鈴木雅之。“お湯”を愛する全ての人々へ、心も身体もシットリ感動、ホッコリ幸せな気分に整う、お風呂エンタメが誕生する。

実家の銭湯「まるきん温泉」から飛び出すも、うだつが上がらず舞い戻ってきた三浦史朗を生田、そんな兄・史朗と犬猿の仲である弟の三浦悟朗を濱田岳、「まるきん温泉」で働く、常連客からも愛される看板娘・秋山いづみに、橋本環奈。銭湯「まるきん温泉」に通う常連客に、戸田恵子、寺島進、厚切りジェイソン、浅野和之、笹野高史、吉行和子、ウエンツ瑛士、朝日奈央、吉田鋼太郎、夏木マリ、柄本明。そして、湯の道に魅せられたもう1つの舞台となる「湯道会館」の人々に、小日向文世、角野卓造、生見愛瑠、窪田正孝と、総勢18人の豪華キャストが勢揃い。

先日の映画化発表・キャスト解禁、さらに特報映像やティザービジュアルもお目見えし、SNSでは「キャストが豪華すぎる」「めちゃ面白そう!」「楽しみ」と話題に。また宣伝隊長ならぬ“宣伝番台”にあの国民的キャラクターのガチャピン・ムックが決定。変化球なコラボにも注目も集まっている。

「湯道」ハワイ国際映画祭公式上映決定

ハワイ国際映画祭は、アジア、太平洋、北米地域間の新しい才能の発掘、キャリア開発の促進、そして映画芸術を通した文化的交流を目的に1981年に始まり、今年で42回目。毎年全世界から5万人以上の映画ファンを集めており、米国でも有数の映画祭の1つとなっている。『湯道』は、日本発の注目作を集めたSpotlight on Japan部門にて正式上映が決定しており、他に『シン・ウルトラマン』『余命10年』『Plan 75』等すでに国内外で評価の高い作品が選出され、計16作品が上映予定。過去には、同じく鈴木雅之監督の『マスカレード・ホテル』(2019)も上映された。

今年は現地とオンラインでどちらも開催され、オアフ島では11月3~13日、隣島(ハワイ島、マウイ島、カウアイ島)では17日~20日に渡って開催される予定だ。

生田斗真「ハワイ国際映画祭」上映決定に喜び

今回のハワイ国際映画祭での公式上映決定に主演の生田からは、「アロハ~!映画『湯道』がハワイ国際映画祭にて上映される事となりました。あったか~い場所でこの映画を観て、さらにあったか~くなっていただける事とても楽しみです!」と喜びのコメントが到着。「映画を通して海外の皆さんにもお風呂の魅力を知っていただきたいです。っていうかハワイ行きたいな。ハワイでお風呂入って、ココナッツミルクグビグビ飲みたいな」と願望も口にした。

さらに、ハワイ映画祭プログラムディレクターのAnna Pageからは「映画『湯道YUDO』は日本の銭湯への愛情を込めて作られた讃歌です。お風呂といえばシャワーで済ませる事しか知らない人には広々とした浴槽に全身を委ねる心地よさは想像を遥かに越えたものとなるでしょう」とコメント。「熟練の手によりコメディとドラマが融合されたストーリーは鈴木雅之監督による演出で(オールスターキャストの)人と人とのつながりが豊かなコミュニティを形成する、単なるお風呂大好き映画を超越し心の通う領域にまで到達しているかの様です」と分析した。「ハワイがようやく新型コロナの感染拡大から収束への道を歩みだし、再出発を図ろうとするこの時期に、本作の軽快で心地よい雰囲気は、私たちがもう少しゆったりと暮らす事の大切さを改めて想起させてくれます」と期待のコメントを寄せた。

日本からの観光客や移住者も多い、親日なハワイの地で、日本の文化「お風呂」を描いた本作がどのように受け入れられるのか?来年の日本での公開前に、世界から注目が集まっている。

生田斗真、熱湯風呂に耐える

さらに、生田が、富士山の壁画を背に、熱湯風呂に耐える場面写真も初解禁。亡き父の遺した古びた銭湯「まるきん温泉」を巡って反発し合う兄弟、事情を抱えつつ明るく働くヒロイン、まるで湯気のように立ち上り、湯のように流れていく常連客たち、そして、湯を通して人生の豊かさを見出す「湯道会館」の人々。

様々な人間模様を描いた本作は、お風呂のように心温まる笑いと涙で、日本中を暖かい湯気で包み込む。(modelpress編集部)

「湯道」ストーリー

亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきた建築家の三浦史朗(生田斗真)。帰省の理由は店を切り盛りする弟の悟朗(濱田岳)に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。実家を飛び出し都会で自由気ままに生きる史朗に反発し、冷たい態度をとる悟朗。一方、「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられた定年間近の郵便局員・横山(小日向文世)は、日々、湯道会館で家元から湯を学び、定年後は退職金で「家のお風呂を檜風呂にする」という夢を抱いているが、家族には言い出せずにいた。

そんなある日、ボイラー室でボヤ騒ぎが起き、巻き込まれた悟朗が入院することに。銭湯で働いているいづみ(橋本環奈)の助言もあり、史朗は弟の代わりに仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間を過ごす。いつもと変わらず暖簾をくぐる常連客、夫婦や親子。分け隔てなく一人一人に訪れる笑いと幸せのドラマ。そこには自宅のお風呂が工事中の横山の姿も。不慣れながらも湯を沸かし、そこで様々な人間模様を目の当たりにした史朗の中で徐々に凝り固まった何かが解されていくのであった。
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