香取慎吾、草なぎ剛とよく間違えられるも「吾郎ちゃんって一度も言われたことがない」<犬も食わねどチャーリーは笑う>
2022.08.29 20:49
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俳優の香取慎吾が29日、都内で行われた映画「犬も食わねどチャーリーは笑う」(9月23日公開)の完成披露舞台挨拶に、共演の岸井ゆきの、井之脇海、的場浩司、余貴美子、メガホンをとった市井昌秀監督とともに登壇。同作にちなみ“愚痴”をこぼす場面があった。
香取慎吾主演「犬も食わねどチャーリーは笑う」
香取が映画「凪待ち」以来3年ぶりに主演を務め、岸井がヒロインとして共演、市井昌秀が監督・オリジナル脚本を手掛ける本作。結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取)と日和(岸井)は“表向き”は仲良し夫婦だが、妻たちの恐ろしい本音、旦那たちが見たらゾッとするようなエグイ投稿がびっしり書き込まれているSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展。散りばめられたジョークや登場人物たちのやり取りにニヤリとしながら、どこか“怖さ”を感じずにはいられないコメディ作品となっている。
香取慎吾、ジョーク交え挨拶
冒頭の挨拶で香取は「こんなにたくさんのお客様が劇場に足を運んでくださって、そして全国192の劇場で生中継で…。192の劇場全部が満員なんですよね」とジョークを交え、拍手を浴びると「お客さんが少ない会場で観てくれている方がすごく笑ってくれていると思います」と白状。加えて「こんなにたくさんの方の前で舞台挨拶ができてとっても嬉しく思っております。なかなかこの何年、離れていなければいけない時間がだいぶ長く続いていますから、こんな風にみなさんと直接お会いできる舞台挨拶に参加できてとっても幸せに思っています」と感慨深げに語り、「映画は1年前に撮影をしたんですが、やっと23日に公開ということで、たくさんの人に見ていただけたらなと思っています」とアピールした。
香取慎吾、自画自賛「すごくいい男なんです」
また、ダメ夫である田村裕次郎を演じての感想を求められると「(裕次郎は)すごくダメな男でして、僕自身、香取慎吾はすごくいい男なんですね」とコメント。「演じながらどうにも納得がいかなかったり共感できなくて、『そこはちゃんとしろよ!』と。『何やってるの?』っていうのを思いながら、そんな2人が夫婦としてどう変わっていくのかというストーリーなんですけど」と説明し、「『本当にダメですよね』って話を監督のそばですると、監督自身を描いた作品でもあるので、監督に対して『本当にダメだな』って言っているみたいになっちゃって(笑)、いつも監督が僕に『本当にすみませんでした』って謝ってくれました。ちなみに監督は同い年です」とエピソードを語った。これに監督が自身と妻のエピソードもモチーフになっていることを明かすと、香取は「すごく嫌なこの役のクセとして『いい意味で』って言うんですよ。それがすごく鼻につくというか、嫌な感じなんですよ。そうしたら、ゆきのちゃんと僕に監督が演出をするときに、『次のシーン、こうしてほしいんです。いい意味で』って言ったんです。2人で『マジっすか、監督』って(笑)。監督の口癖でもあるから、それが入っているんですよね」と明かし、岸井も「(香取と)パッと顔を見合わせて『これが本物だ!』みたいな感じで驚きましたね」と目を丸くした。
岸井ゆきの、香取慎吾から得たパワー
また、香取と初共演しての感想を求められた岸井は「ずっと見てきた人じゃないですか。見てきたままの香取さんがいらっしゃいました。いろんな方と共演させていただいていて、みんな個性の塊みたいな感じなんですけど、それでも圧倒的な“香取慎吾”っていう揺るがないパワーを感じました」と吐露。香取が「圧倒的な香取慎吾…」と困惑すると、岸井は「そこにいてくれるんですよ。こっちに何のプレッシャーもかけないで、でも香取慎吾さんとしてそこにいてくれるっていう。言っている意味わかりますか?」と不安げな表情で観客に投げかけた。
香取慎吾、草なぎ剛と間違えられる
イベントでは、本作に出てくる『旦那デスノート』にちなみ、自身はどんな愚痴を持っているか尋ねられると、香取は「僕の愚痴?愚痴はないなあ…。すごく優しくていい子なので」と答えを出せず。しかし余が「いまだに夫から浣腸をされる」と愚痴をこぼすと、香取は「ありました愚痴」と切り出し、「いまだに『あー、草なぎ君』って言われます」とぼやいて笑いを誘い、「愚痴っていう愚痴でもないので全然大丈夫なんですけど、最近も『あー、草なぎ君…あっ、ごめんなさい』って。昔からよくあるんですよ。全然違うはずなのに。なんか一緒になっちゃうのかな。でも(稲垣)吾郎ちゃんって一度も言われたことがないんです。一度もない」と告白して観客を笑わせた。
香取慎吾、エンターテインメントへの想い
最後に、香取は「こんな風に映画に出演させていただいて、こうやって舞台挨拶で劇場にたくさんのお客様が足を運んでくださって本当に幸せで、コロナ禍が始まってからずっと長く続いていて、僕はエンターテインメントの世界でしか生きてきていないはずなのに、エンターテインメントって何なんだろうって僕でさえ考えさせられちゃったりして、このまま無くなっちゃうのは本当に寂しいし、そんなことはありえないって思っていて、そこからみんなで少しずつ前に進んで、こんな大きな劇場で舞台挨拶ができていて、さらにカメラの向こうには192の劇場で映像を見てくれている方がいて、9月23日に公開になったらたくさんの方が足を運んでくれると思うと本当に嬉しいです。本当に幸せです」としみじみ。「今ってスマホ1つでいろんなコンテンツがあって、なんでも見られる時代だけど、こんなに大きなスクリーンで映画を見られる場所ってやっぱり映画館しかないと思うので、ぜひとも劇場に足を運んで、好きな映画になってもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。(modelpress編集部)
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