松下洸平、気配のなさから撮影現場でハプニング「やらかしてしまった」<アイ・アム まきもと>
2022.08.04 16:00
views
俳優の松下洸平が4日、都内で開催された映画『アイ・アム まきもと』完成報告会に出席。撮影中のハプニングを明かした。
松下洸平、気配のなさからハプニング発生「やらかしてしまった」
本作は、“おみおくり係(=お一人で亡くなった方を埋葬する)”として小さな市役所で働いている、ちょっと頑固で迷惑な存在の牧本(阿部サダヲ)が、周囲の人々と織りなす人間模様を描く。この日は阿部、宇崎竜童、水田伸生監督も出席していた。ルールを守らない牧本に翻弄され毎度説教を浴びせる刑事・神代亨を演じる松下だが、牧本にちなみ「迷惑をかけているとわかりつつ日頃やめられないこと」を聞かれると「僕もそうしたくてしているわけではないんですけど、今回の現場でも一度やらかしてしまったことがあって」と前置きし、キャストやスタッフが移動している中、自分だけが現場に残ってしまったことを回想。
続けて松下は「気づいたら、スタンバイ場所がすごく静かなんですよ。で、『あれ?』って。皆さんが乗っていた車の方まで行ったら、車がなかったんですよね。僕だけが現場に残ってしまって。初日からちょっとだけ皆さんをお待たせするっていう。僕これ、何回もやっているんですよ。なんかシーンとしたところで待っちゃう癖があって」と明かした。これを聞いた阿部に「呼んでくれなかった?」と聞かれた松下は「呼ばれなかったです」と照れ笑い。
「それをやめられない?」と阿部が笑うと、松下は「やめられないというか、僕の気配のなさをやめられないというか(笑)。本当に気配がないみたいで」と自嘲し「やめたいんですけど。やめるやめないの話じゃないかもしれないですけど、何年かに一回こういうご迷惑をおかけしてしまうので、気をつけたい」とも。そんな松下へのアドバイスを求められた阿部は「松下さんのせいじゃない。スタッフさんの(笑)。見つけなきゃダメじゃないですか。点呼もとって移動しなきゃいけないし」と指摘して会場を沸かせ、松下は「たぶん乗っているものだと思ったんでしょうね」と笑っていた。
松下洸平、待望の水田伸生監督作品参加に感慨
さらに、松下は「水田監督とは、作品でご一緒したのは本作が初めてなんですけれども、初めてお会いしたのが僕が出演していた舞台の楽屋で。僕を見るなりお声をかけていただいて。それまで面識はなかったんですけれども。もちろん僕は一方的に水田監督のことを存じ上げていて、劇場の裏でお話したのをすごくよく覚えています」と感慨深げに回想。「それから何度か僕の芝居を見に来てくださっていて。いつかご一緒できるように僕も頑張らなきゃなとずっと思っていたところで、こうしてお声をかけてくださったのですごくうれしかったです。ずっと僕は水田監督とご一緒したいって、いろんなスタッフにも周りのスタッフさんとかにも言っていたので、口にするのって大事だなと思いました」と笑顔で語った。
松下洸平、初共演・阿部サダヲの印象は?
阿部との初共演については「僕はずっとテレビも映画も舞台もずっと拝見していたので『本物だ!』と思いました(笑)。僕がクランクインした日に阿部さんとご一緒したんですけど、ずっと画面越しや客席で見ていた人が、この距離にいると牧本さんだけど、阿部さんなんですよ。だから、その折り合いがなかなかつかない(笑)。役者としてはあまりやってはいけないことなんですけど、どうしても」と述懐。また「阿部さんが本当にそのままの方というか。今回もそうですけど、特に変わったヘアスタイルをしているとか、いつもと違う阿部さんではなく、本当に僕が知っている阿部サダヲさんなので。でも牧本さんなんですよね」としたうえで「攻めていかなきゃいけない役なので、ちょっと心を鬼にして怒鳴らさせていただきました(笑)」と振り返った。そんな松下について阿部は「素敵でした。すごく。叱ってくれる人があまりいなかったので」と白い歯を見せていた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】