斎藤工、宮沢氷魚の純朴な瞳に「キュンとしちゃいました」<グッバイ・クルエル・ワールド>
2022.07.07 20:59
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俳優の斎藤工と宮沢氷魚が7日、都内で開催された映画『グッバイ・クルエル・ワールド』(9月9日公開)完成披露イベントに、共演の西島秀俊、玉城ティナ、三浦友和、大森立嗣監督とともに出席した。
斎藤工、宮沢氷魚の純朴な瞳にキュン
本作は、互いに素性を明かさない強盗組織が大金強奪の大仕事に成功するも、ヤクザ組織に追われる様を描くクライム・エンターテイメント。この日は劇中に登場するサンダーバードもレッドカーペットを彩った。死よりも退屈が怖いラブホ従業員・矢野に扮した宮沢は、大先輩との共演について「緊張しましたね。なかなかここまですごい方々と共演することもないし、皆様が主演を張るくらいの方々なので、そのもとで一緒にお芝居できたっていうのは役者としてもすごくいい経験になりました」とコメント。また「自分と年が近い方々と共演することが多いので、みんなどこか競争心というか、常にエンジンMAXみたいな感じで現場にいるんです」としたうえで「先輩方はオンとオフが結構はっきりされていて。本番の時にぐっとエンジンがかかるというか、集中してパッと終わらせるっていうのがすごくかっこいいなと思って。そこはちょっと自分もできるようになりたいなと思いました」と学びがあった様子。
続けて、誰の切り替えが印象に残ったか聞かれた宮沢は「工さんは特に、見た目がすごく怖くて。演じているときは本当に鳥肌が立つくらい怖いんですけども、カットがかかった瞬間にいつもの優しい工さんに戻られるので、安心します」と笑顔。これに斎藤は「切り替えというか、氷魚さんのこの純朴な瞳を見ると、心がほだされてしまうというか。キュンとしちゃいました(笑)」と返していた。
自由を買い占める大金が欲しい美流を演じた玉城は「今までで一番考えて悩んで取り組んだ役で作品なんじゃないかなって自分の中で思っています」と発言。また「美流の境遇であったりとか気持ちを、私は憐れみたくないなという風に思っていて。絶対に世界線として、斎藤さんもおっしゃっていましたけど、あり得る世界にあって。そこを私は実際に覗いたことはないですけど、この美流という女性に対して何をしてあげればいいんだろうということをすごく悩みました」とも語った。
「ビジュアルをオレンジの髪にしてメイクをぱっと濃くして、洋服を決めてっていうビジュアルが固まった時に、そこから足し算したり引き算したりしながら、もちろん監督とキャラクター像を作りながらでしたね」とアプローチを明かした玉城は「でも、最後までちょっと決めかねてたっていうか、私の中では(笑)」と告白。「常に100%やり切ったぞって言い切れる役でもなかったなって思いました。悪い意味じゃなくて。揺れ動いている女性だなっていう風に思っていたので。そこも素直な形で投影できたんじゃないかなと思っています」と悩み抜きながら演じたことを明かした。
そんな玉城について大森監督は「この映画の本当に最後のところで、酷いことをするんですよ。玉城さんが。その時の笑い声、あれ僕は演出していないんですけど、この時この人笑うんだ!って思ってびっくりしました。だからやり切ったと思います」と太鼓判。これを受けた玉城は「私もあれは『笑うんだ』って思っちゃいました」と白い歯を見せた。(modelpress編集部)
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