永野芽郁、ピアノ経験ゼロから三ヶ月間猛特訓 田中圭と心揺さぶる涙の演技<そして、バトンは渡された>
2021.09.06 12:00
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女優の永野芽郁が主演を務め、田中圭や石原さとみらが出演する10月29日公開の映画『そして、バトンは渡された』のメイキング&場面写真が解禁。同時に現場レポートが届いた。
本作は、累計発行部数90万部を突破する、2019年の本屋大賞受賞のベストセラー「そして、バトンは渡された」の映画化。血の繋がらない親子たち。2つの家族の“命がけの嘘”と“知ってはいけない秘密”が紐解かれるとき、家族を超えた「絆」に驚き涙する。
先行して行われた一般試写会では鑑賞者の「92.8%が泣いた」という驚異的な数字も出ており、日本中が優しい涙に包み込まれ、今年最大の感動が訪れること間違いなしの意欲作。
主演は、原作のファンでもあり「この役は絶対に自分が演じたい!」と熱い想いを実現させた永野。共演は、2021年「父親にしたい俳優No.1」に選ばれた田中。血の繋がらない父娘という全く新しい親子像を感動的に演じ切る。“理想の女性”として常にその生き方が注目される石原は、物語のキーパーソンとなるシングルマザーで初の母親役を演じ、さらに天才子役の稲垣来泉、飛躍中の岡田健史、実力派の市村正親や大森南朋、若手からベテランまで豪華キャストが集結。「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲監督の確かな演出力によって、感動の小説は感動の映画へと導かれていく。
卒業式シーンの撮影日は、永野にとっても練習の成果をみせる緊張の時間。練習中は思うように弾けなかった優子と、ピアノ初心者だった永野が数ヶ月にわたる練習を経て卒業式のシーンに挑む姿は、役と俳優、それぞれの努力が重なり合うシーンでもある。本番、ステージには堂々とピアノを弾く永野演じる優子の姿があり、撮影現場は何とも感動的な空気が流れていた。前田監督がエキストラに向けた「自分の子供の合唱を、卒業を、あたたかく見守る気持ちで」という言葉によって、その日、体育館にいる全ての人が永野の演奏に心を揺さぶられる。なかでも森宮役の田中が号泣するシーンは、18年間育ててきた娘の立派な成長に感極まる実の父親そのもので、その優しく温かな涙にぼろ泣きしてしまうスタッフが続出していた。
演奏を無事にやり切った卒業式の撮影後、“頑張れたんだな”と自分自身に初めて感動し、感極まって涙した永野。「ピアノを始めてからずっとこの撮影に向けて練習していたので、卒業式を迎えるという事が自分の中でも凄く大きなことでしたし、気は張っていたんですけど、色々なお芝居をしてきた今までとはまた違う、記憶に残るシーンになりました」と真摯に役と向き合い、これまでにない経験ができたと明かす。永野がピアノと芝居を両立してこなす姿を常に見守っていた田中も、「森宮家や卒業式のシーンなどピアノを弾く場面はいくつかあったのですが、元々弾けたのかな?と思ってしまうくらいピアノが上達していたし、いっぱい練習してきたんだろうなと思いました。卒業式のシーンではピアノを弾いている芽郁ちゃんからフワァッ!!っと光ったオーラが出ていて、中々見られない凄いものを見させてもらったなと思っています。長時間の撮影でピアノを弾いてお芝居もしてその根性に素直に感動しましたし、終わったあとにはご褒美のケーキをあげたくなるくらい本当に頑張っていて素敵でした。本当に一人の女優さんとして、立派だったと思います」と父親役としても、いち俳優としても感動的なシーンだったと永野を絶賛した。
そんな卒業式のシーンは2日間に渡り、体育館には300人のエキストラが集まる本作の中で最も大規模でクライマックス級の撮影だった。普通の物語であれば卒業式のシーンはクライマックスに用意されることが多いが、本作では物語の中盤で描かれる。物語が普遍的で真っ直ぐで王道である分、構造でエンターテインメントを表現する必要があったからだ。「この脚本はとても素晴らしく斬新な構成なので登場人物の感情を繋いでいく事に腐心しました」と前田監督が語るように、中盤の卒業式シーンといった挑戦的な演出が、一度、クライマックス級に作品を盛り上げ、さらに後半を感動的な物語へと展開し、加速させていく。ラストに紐解かれる“命をかけた嘘”と“知ってはいけない秘密”に隠される家族を超えた「絆」、物語の常識を覆すただの感動映画ではないことを裏付けている。
ピアノが人と人との縁を繋ぎ、物語の謎を解くヒントにもなっている本作。二つの家族が繋がり、親たちが必死で隠していた嘘と秘密が明らかになるとき、物語はクライマックスを迎え、極上の驚きと最大の感動がとめどなく押し寄せる。(modelpress編集部)
先行して行われた一般試写会では鑑賞者の「92.8%が泣いた」という驚異的な数字も出ており、日本中が優しい涙に包み込まれ、今年最大の感動が訪れること間違いなしの意欲作。
主演は、原作のファンでもあり「この役は絶対に自分が演じたい!」と熱い想いを実現させた永野。共演は、2021年「父親にしたい俳優No.1」に選ばれた田中。血の繋がらない父娘という全く新しい親子像を感動的に演じ切る。“理想の女性”として常にその生き方が注目される石原は、物語のキーパーソンとなるシングルマザーで初の母親役を演じ、さらに天才子役の稲垣来泉、飛躍中の岡田健史、実力派の市村正親や大森南朋、若手からベテランまで豪華キャストが集結。「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲監督の確かな演出力によって、感動の小説は感動の映画へと導かれていく。
永野芽郁、ピアノ経験ゼロから三ヶ月間猛特訓
今回、到着したのは永野が演じる優子の卒業式シーンの現場レポート&メイキング&場面写真。主人公の優子は、幼少期の頃に少しだけ習っていたというだけでほぼピアノ初心者なのにもかかわらず、卒業式で名曲「旅立ちの日に」の伴奏を担当することとなり、同級生の早瀬くん(岡田)や父親の森宮さん(田中)の助けも借りながら日々練習に明け暮れていた。優子を演じた永野自身も、ピアノを弾いてみたいという興味はあったものの、習った経験は一切なく、撮影の三ヶ月前から週1回のレッスンをスタートさせた。週2回、3回とレッスンの回数を増やし、日々の練習を重ねるごとにピアノへの興味や楽しさも増していくなか、2020年の11月、遂に卒業式のシーンへと挑んだ。卒業式シーンの撮影日は、永野にとっても練習の成果をみせる緊張の時間。練習中は思うように弾けなかった優子と、ピアノ初心者だった永野が数ヶ月にわたる練習を経て卒業式のシーンに挑む姿は、役と俳優、それぞれの努力が重なり合うシーンでもある。本番、ステージには堂々とピアノを弾く永野演じる優子の姿があり、撮影現場は何とも感動的な空気が流れていた。前田監督がエキストラに向けた「自分の子供の合唱を、卒業を、あたたかく見守る気持ちで」という言葉によって、その日、体育館にいる全ての人が永野の演奏に心を揺さぶられる。なかでも森宮役の田中が号泣するシーンは、18年間育ててきた娘の立派な成長に感極まる実の父親そのもので、その優しく温かな涙にぼろ泣きしてしまうスタッフが続出していた。
演奏を無事にやり切った卒業式の撮影後、“頑張れたんだな”と自分自身に初めて感動し、感極まって涙した永野。「ピアノを始めてからずっとこの撮影に向けて練習していたので、卒業式を迎えるという事が自分の中でも凄く大きなことでしたし、気は張っていたんですけど、色々なお芝居をしてきた今までとはまた違う、記憶に残るシーンになりました」と真摯に役と向き合い、これまでにない経験ができたと明かす。永野がピアノと芝居を両立してこなす姿を常に見守っていた田中も、「森宮家や卒業式のシーンなどピアノを弾く場面はいくつかあったのですが、元々弾けたのかな?と思ってしまうくらいピアノが上達していたし、いっぱい練習してきたんだろうなと思いました。卒業式のシーンではピアノを弾いている芽郁ちゃんからフワァッ!!っと光ったオーラが出ていて、中々見られない凄いものを見させてもらったなと思っています。長時間の撮影でピアノを弾いてお芝居もしてその根性に素直に感動しましたし、終わったあとにはご褒美のケーキをあげたくなるくらい本当に頑張っていて素敵でした。本当に一人の女優さんとして、立派だったと思います」と父親役としても、いち俳優としても感動的なシーンだったと永野を絶賛した。
そんな卒業式のシーンは2日間に渡り、体育館には300人のエキストラが集まる本作の中で最も大規模でクライマックス級の撮影だった。普通の物語であれば卒業式のシーンはクライマックスに用意されることが多いが、本作では物語の中盤で描かれる。物語が普遍的で真っ直ぐで王道である分、構造でエンターテインメントを表現する必要があったからだ。「この脚本はとても素晴らしく斬新な構成なので登場人物の感情を繋いでいく事に腐心しました」と前田監督が語るように、中盤の卒業式シーンといった挑戦的な演出が、一度、クライマックス級に作品を盛り上げ、さらに後半を感動的な物語へと展開し、加速させていく。ラストに紐解かれる“命をかけた嘘”と“知ってはいけない秘密”に隠される家族を超えた「絆」、物語の常識を覆すただの感動映画ではないことを裏付けている。
ピアノが人と人との縁を繋ぎ、物語の謎を解くヒントにもなっている本作。二つの家族が繋がり、親たちが必死で隠していた嘘と秘密が明らかになるとき、物語はクライマックスを迎え、極上の驚きと最大の感動がとめどなく押し寄せる。(modelpress編集部)
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