吉沢亮、杉咲花(C)2020「青くて痛くて脆い」製作委員会

吉沢亮&杉咲花、W主演で“キミスイ”原作者の最高傑作実写化<青くて痛くて脆い>

2020.03.06 05:00

俳優の吉沢亮と女優の杉咲花が、映画『青くて痛くて脆い』(8月28日公開)でW主演を務めることがわかった。「君の膵臓をたべたい」でブレイクした住野よる氏の同名小説を実写化し、主人公を吉沢、ヒロインを杉咲が演じる。次期NHK「大河ドラマ」と「連続テレビ小説」の主演が揃った。

  

吉沢亮&杉咲花、大学生役演じる

今作は、「君の膵臓をたべたい」が2015年に出版されるやいなや、累計200万部を突破し、一躍ベストセラー作家となった住野氏自身が発売当時のインタビューで“今まで出した本の中で1番自信がある最高傑作”と述べるほどの意欲作を映画化。「大切な仲間」と「居場所」を奪われた大学生の青年が、嘘と悪意にまみれながら復讐していく青春サスペンス。

吉沢がコミュニケーションが苦手で、他人と距離を置き、その人の人生に立ち入ろうとしない大学生の主人公・田端楓役、杉咲が理想を目指すあまり空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いている大学生・秋好寿乃役を務める。

吉沢亮&杉咲花、自信の出来栄えに

今回の役柄について吉沢は「今回僕が演じた“田端楓”という役は、今まで演じたことのない闇の抱え方、屈折の仕方をした役で、観た人から嫌われそうな役だったのですが、演じていてとても楽しかったです。小説だからこそ成立しているロジックを映像的に落とし込んでいて、とても面白い作品になっていると思います」とコメント。

また「杉咲さんは、現場でも秋好同様、ずっと笑っている印象でした。前にご一緒した時は同じシーンがほぼなく、今回ガッツリお芝居を出来て嬉しかったです」と語った。

一方の杉咲は「住野よるさんの作品が凄く好きで、原作が出た時から“もし実写化されるならこの役をやりたい!”と思っていたので、オファーをいただいたときはすごく嬉しかったです」と告白。

さらに「純粋な気持ちだけでまっすぐ突き進む、まぶしい秋好を演じられることは楽しみでした。この作品には、人に見られたくない部分がどんどん出てきて、隠されていたものがえぐられていくような描写もあり、“もしかしたら自分にもこういう一面が、どこかにあるかもしれない”という思いにもなったりしながら、ただの青春映画ではない、リアリティと深みのある作品になったと思います」と魅力を述べた。(modelpress編集部)

原作者・住野よる氏コメント

初めましての方は初めまして、小説家の住野よるです。約2年前、小説「青くて痛くて脆い」の発売後まもなく、情熱あるプロデューサーさんから本作を映画化するお話をいただきました。それから何度も脚本についての相談を重ね、素敵な出演者さん達との縁が繋がり、原作を読んでくださった方にもこれから出会ってくださる方にも観ていただきたい映画『青くて痛くて脆い』が出来上がりました。物語に込めた、青さも痛さも脆さも全部ひっくるめて読者さん達と繋がりたいという思いが、よりたくさんの人に届くことを願っています。

河野英裕プロデューサーコメント

生きていると、怒りとか嫉妬とか憎しみとか、醜い悪意が心にわき出ること、避けようがありません。

そんな「青くて痛くて脆い」人間たちの青春を、原作・住野よるさん、吉沢亮さん、杉咲花さん、という、最強の布陣で描いた青春サスペンス映画の誕生です。

「誰も見たことがない」と使い古された売り文句ありますが、あえて言います。「見たことない」が詰まりまくった映画です!

ストーリー

―この青春には、嘘がある―

人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲)。まるで正反対なひとりぼっち同士の2人は、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル【モアイ】を作るが、秋好は“この世界”から、いなくなってしまった…。

秋好の存在亡きあと、モアイは社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系就活サークルに成り下がってしまう。

取り残されてしまった楓の怒り、憎しみ、すべての歪(ゆが)んだ感情が暴走していく…。あいつらをぶっ潰す。モアイをぶっ壊す。どんな手を使ってでも……。

楓は、秋好が叶えたかった夢を取り戻すために親友や後輩と手を組み【モアイ奪還計画】を企む。青春最後の革命が、いま始まる―。
【Not Sponsored 記事】

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