中井貴一、長澤まさみとの来年司会に自信満々「映画共演でリハ済み」<第62回ブルーリボン賞>
2020.02.19 00:00
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俳優の中井貴一が「第62回ブルーリボン賞」主演男優賞を受賞し、18日に都内にて行われた授賞式に出席した。
中井貴一、長澤まさみとの司会に自信
「記憶にございません!」で記憶を失くしてしまう総理大臣を演じ、主演男優賞を受賞した中井。スピーチ冒頭には「この賞の取材を受けた時、記者の方に『来年は司会をすることになります。この授賞式は司会者の腕に全て掛かっています』と言われました」と、「ブルーリボン賞」は前年の主演男優賞・主演女優賞受賞者が2人で司会を務めるならわしとなっていることに言及。
今回司会を務めた舘ひろしに対し「授賞式の途中で話すと全部マイクに入ってるんですよ?」とツッコミを入れ、舘は「入ってた?まずいな~(笑)」とたじたじに。
来年は長澤まさみと司会を務めることとなるが「僕と長澤君は『グッドモーニングショー』という映画でアナウンサー役で共演していて、映画でリハーサルできているので、『えっと、次は何だっけ?』みたいなのは無しです」と、舘の初々しい司会ぶりを真似し会場を笑わせた。
舘は絶句し中井の肩にもたれかかり、「司会本当に向いてないわ」と笑ってしまっていた。
中井貴一、父・佐田啓二の言葉用いスピーチ
中井は受賞スピーチで、「64年前にうちのおやじが『ブルーリボン賞』を頂きました」と、父である佐田啓二が30歳で同賞主演男優賞を受賞したことを明かし、「『次は助演男優賞を頂ける俳優になって戻ってきます』と言ったそうです」と、佐田の言葉を回顧。佐田は「主演男優賞というのは監督や脚本家、全てのキャストに取らせてもらう賞だ、助演男優賞は自分で取りに行く賞なんだ」と話したそうで、「それを考えると多くのスタッフ、キャストのおかげでこの賞を取れたのだと思います。この映画を代表して僕がこの賞を頂いたつもりでおります」と感謝した。また「最近は嫌なニュースを多々見かけ、ウイルスも怖いな、と思ったりしますが、色んなものがデジタル化されていく中で、人間の心までもがデジタル化されてしまったのではないかということが多々あります。ただ役者というものは、必ず人間の感情を表現する商売。あと百年経っても、そういう商売に変わりなく、最後まで残るアナログな商売は俳優なのではないかとも思っています」と考えを語っていた。
「ブルーリボン賞」とは
「ブルーリボン賞」は、東京映画記者会(在京のスポーツ7紙の記者で構成)が主催する映画賞。1950年に創設され、62回目を迎えた今年は、主演男優賞を中井(「記憶にございません!」)、主演女優賞を長澤まさみ(「コンフィデンスマンJP―ロマンス編―」)が受賞した。司会は、前年度に主演男優賞、主演女優賞を受賞した舘ひろし、門脇麦が務めた。(modelpress編集部)
「第62回ブルーリボン賞」受賞一覧
作品賞:「翔んで埼玉」武内英樹監督主演男優賞:中井貴一「記憶にございません!」
主演女優賞:長澤まさみ「コンフィデンスマンJP―ロマンス編―」
助演男優賞:吉沢亮「キングダム」
助演女優賞:MEGUMI「台風家族」「ひとよ」
新人賞:関水渚「町田くんの世界」
監督賞:真利子哲也監督「宮本から君へ」
外国作品賞:「ジョーカー」
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