松坂桃李「メンタルはボロ雑巾に」マネージャーの叱咤激励に感謝 10年分の恩返し誓う<第10回TAMA映画賞>
2018.11.17 18:49
views
17日、東京・多摩市で開催された映画ファンの祭典「第28回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」にて、「第10回TAMA映画賞」授賞式が行われ、最優秀男優賞を受賞した松坂桃李が登壇した。
松坂桃李、二人三脚で歩んだマネージャーへ感謝語る
松坂は『孤狼の血』『娼年』『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』に出演し、「作品ごとにまったく異なる境遇に生きる若者の姿をほとばしる情熱で息衝かせた迫真の演技は、観客を魅了した」として、最優秀男優賞を受賞。「TAMA映画賞は今年で10周年なんですよね。僕もお芝居を始めて約10年経ちまして。そのタイミングでこのような賞をいただけるのはなにかの縁かなと、袖でこの10年を振り返っておりました」としみじみと語った。
デビュー1年目、初めてドラマ出演が決まったときにチーフマネージャーから「松坂くんはバーターだから」と告げられたというエピソードに始まり、2年目にも「今年結果を出さなければあなたは終わりです」と痛烈な一言を浴びたことなど、チーフマネージャーとの歩みを振り返った松坂。
さらに、3年目にも「ここで結果を出さなければあなたは本当におしまいです」という叱咤をくらったそうで、「チーフマネージャーには10年精神的にくらう言葉をもらい続け、おかげさまでメンタルが少し強くなりました」と笑顔を見せた。
最後に、10年の役者人生で出会った多くの作品への感謝を語るとともに、「その現場を用意してくれたのはうちのチーフの方で、本当に感謝してもしきれない。メンタルはボロ雑巾になるんですけど(笑)。今年で30になるんですが、このたくさん受けた恩を返しきれるかわからないんですけど、一個一個の作品に向き合って返していきたいなと思います」とデビューから二人三脚で歩んできたチーフマネージャーへの恩返しを誓った。
「TAMA映画賞」
多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したもの。「最優秀作品賞」は『万引き家族』 (是枝裕和監督)と『寝ても覚めても』(濱口竜介監督)。「最優秀男優賞」には松坂と、『寝ても覚めても』『パンク侍、斬られて候』などの東出昌大、「最優秀女優賞」には『万引き家族』『DESTINY 鎌倉ものがたり』の安藤サクラ、『勝手にふるえてろ』『万引き家族』の松岡茉優が選ばれた。
また本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する「最優秀新進男優賞」には吉村界人と吉沢亮、「最優秀新進女優賞」には深川麻衣と伊藤沙莉が選ばれている。
「第28回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は11月17日~25日(19日は休映)、東京都多摩市内の3会場4スクリーンにて開催。「第10回TAMA映画賞」の授賞式は17日、パルテノン多摩大ホールにて行われる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】