菅田将暉、こだわり熱弁も「間違えたなあ」<生きてるだけで、愛。>
2018.11.10 13:26
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俳優の菅田将暉が10日、都内で行われた映画「生きてるだけで、愛。」の公開記念舞台あいさつに、主演の趣里、共演の仲里依紗、西田尚美、メガホンをとった関根光才監督とともに登壇した。
菅田将暉、焼売への愛が止まらない
同作は、芥川賞作家・本谷有希子の同名小説を実写映画化したもので、うつによる過眠症のせいで引きこもり状態の寧子(趣里)と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながらも、寧子と同棲を続けている津奈木(菅田)を中心に、他者とのつながりを求める若者たちの心情をリアルに綴った、エモーショナルなラブストーリー。共通質問として“これだけあれば愛を感じること”を尋ねられると、仲は『健康だけで、愛。』と挙げ「健康ってお金で買えないし、日頃の行いだから。これからインフルエンザとか流行って、どっかお出かけするときにそういうのに罹ったら行けなくなるし、不健康だと都合が悪くなっちゃうから、健康で無駄な時間を過ごさないということが愛だなあって思います」と説明。
質問の趣旨と違う答えを書いてしまった様子の菅田は、自分の番が来ると「もう終わりでいいんじゃないですか?俺ちょっと、ほんと間違えたなあ」と出し渋り、『焼売には辛子だけで、愛。』と挙げると会場から笑い声が飛んだ。
そんな中、菅田は「何かに限定しないと“~だけで”にいけないなと思って、最近、論争になったのが焼売だったんです。うちのマネージャーは塩がいいとか、醤油がいい人、ラー油もほしいとか。俺は絶対に辛子だけなので」と主張し、趣里をはじめとしたキャストや観客に、辛子酢醤油派が多数いることが判明すると、菅田は「辛子酢醤油ってジャンルを俺は知らないや。そんなものあるの?」と目を丸くした。
そして最後に趣里は「絶対に締まらないです」と前置きをして『おひとり様だけで、愛。』と挙げると、すぐに「違うんです、聞いてください。(大好きな)かき氷を禁止されたんです。(好きって)言い過ぎちゃったから、今回は違うので行ってみましょうって」と裏事情を告白。
「私、何でも1人で行きたくて、1人でどこかに食べに行くとか、カラオケに行くとか、そういうお話です(笑)。ちょっとした旅行も1人で行きます」と明かし、菅田から「焼売も?」と声をかけられると、「焼売も新幹線で1人!」と笑顔を見せた。
趣里×菅田将暉×仲里依紗、撮影を回顧
趣里と共演した感想を聞かれた菅田は「楽しかったですし、台本にあるように走っている姿の揺れるスカートが美しかったみたいなところは本当に“うわー、綺麗だなあ”って思っていたので、(役柄の)まんまでした」と語り、続けて「ずっと走ってたよね。これがまた速いんですよ。全身を使って走る感じでした」と回顧すると、趣里は「アドレナリンが出てきちゃって(笑)」とニッコリ。対して、菅田と共演した感想を聞かれた趣里は「菅田さんはやっぱりこのままでいてくださったので、こちらもそのままいることができました」と感謝し、関根監督も「控え室でも2人が自然体で話せて、菅田さんがみんなの空気感を受け止めてくれて」と声をかけると、菅田は「そんなに『菅田さん、菅田さん』言われても。そんなでもなかったですよ」と謙遜し照れ笑いを浮かべた。
また、津奈木の元恋人で、津奈木にヨリを戻したいと迫る安堂を演じた仲は、役柄について聞かれると「最初に台本を読んで驚きました。とっても大変だなと思って、不思議な感じのマインドを持っている方なので、掴みづらい部分もありましたけど、逆にわかりやすいよりやっていて楽しいのかなあと思って、自分なりにやれたなかと思います」と笑顔を見せ、どのように役作りをしたのか追求されると「私、あまり考えてやらないので…ヤバっ(笑)」とぶっちゃけて会場を沸かすと、菅田も「そんなもんです。だって(台本に)全部描かれているわけじゃないですからね」と共感。続けて仲は「よく『役作りは?』って聞かれるんですけど、あまりやったことがなくて(笑)、その現場に行って『よーい、はいっ!』で『シャー』ってやる感じです」と打ち明け、「いつもそんな感じでやっていて、家に帰ったら子育てするし、ヘラヘラしてるんで」と語った。(modelpress編集部)
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