土屋太鳳&芳根京子、100回唇重ねる「キスはあいさつです」<累-かさね->
2018.09.07 20:51
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女優の土屋太鳳と芳根京子が7日、都内で行われたW主演映画『累-かさね-』の初日舞台あいさつに、俳優の浅野忠信、メガホンをとった佐藤祐市監督とともに登壇した。
土屋太鳳&芳根京子、100回唇重ねる
原作は、13巻が発売され累計発行部数230万部突破、イブニング新人賞出身の新しき才能・松浦だるま氏が放つ“美醜”をテーマにした人気コミック『累』(講談社「イブニング」KC刊)。“禁断のキスで顔を入れ替える2人の女の嫉妬と欲望の物語”というミステリアスかつシリアスな同作。自分の容姿に強いコンプレックスを持つ女・淵累を芳根(土屋)、絶世の“美”を持つ女・丹沢ニナを土屋(芳根)が1人2役=2人1役で演じる。そんな同作が初日を迎え、土屋は「本当に嬉しいです。入れ替わりものと言っても普通の入れ替わりものではなくて、今回はきょんちゃん(芳根)と一緒にかなりのキスをさせていただいて、嬉しかったです」と照れ笑いを浮かべ、「きょんちゃんが相談とか受け入れてくれなかったら乗り切れなかったと思うので、本当に感謝しています」としみじみ。
実際に唇を重ねたのか聞かれると、芳根は「させていただきました。テストのときから実際にキスをして、何回なんですかね。100回くらいなんですかね。太鳳ちゃんとのキスはあいさつですね(笑)」と微笑んだ。
また、土屋は「(キスをしてニナに)戻るときが難しかったですね」といい、芳根も「変わるときはキスっていうスイッチがあるんですけど、元に戻るときは(スイッチが)ないんですよね」と共感。土屋は「よくきょんちゃんが言うんですけど、並行してバトンを渡すように(キスを)していました」と明かした。
土屋太鳳&芳根京子、ノートでお互いの思いを確認
1人2役=2人1役をどのように演じていたのか尋ねられると、土屋は「浅野さんに『累とニナノートを作りなよ』ってアドバイスをいただいて、すぐ大学ノートを買って作って、きょんちゃんも『ぜひ作りましょう』って言ってくれて、作りました」と明かし、芳根は「その場で話し合って、例えば姿勢だったり、目線の高さだったりはもちろんですし、そのときに累は、ニナはどういう感情だったかというのを、お互いが確認し合ってノートに書かせていただきました」と紹介。浅野から「ノート1冊びっしり?」と追求されると、2人は「あっ、ページ2枚…(笑)」と告白して会場の笑いを誘った。
さらに芳根は「もちろん言葉で話して気持ちを合わせるところもありましたけど、お互いがお互いのお芝居を見て、いいところを取り合うというか、心で繋げていった部分もあったのかなという印象を持ちました」と語った。
土屋太鳳&芳根京子、実感する成長
同作から得たものを尋ねられると、芳根は「自信をもらいました」といい、「朝ドラが終わったときに、演出の方に『芳根ちゃんはもっと自信を持ったほうがいいよ』って言われて、東京に帰ってきたんです。自信ってどうやって手に入れればいいのかなって悩んだ時期もあったんですけど、今まで自分の中で見つけることができなかった感情を、この作品でたくさん引き出してもらったので、体ってついてくるんだなというか、追い詰められたときに出てくるパワーっていうのは、自分の中に潜んでいるんだなってわかったときに、この作品をやる前よりも少し自信をもらうことができました」と目を輝かせた。同じ質問に、土屋は「この作品をやって、すごく人生の中で大切な大きな鍵をいただいたなと思います」と表現し、「この作品が自分にとってどういう節目になるかは、これから先、自分がどう歩んでいくかにかかっていると思うので、今回、経験させていただいたことを生かせるように、その扉に向かってたどり着きたいと思いますし、累でご一緒した佐藤監督や、きょんちゃんや、浅野さんとあってご恩返しがしたいって思いました」と感慨深げに語った。
また、最後のあいさつで芳根は「今日は泣かないんですよ」と涙を我慢したが、土屋は「このあいさつを終えてしまうと全部が終わってしまうので…とても寂しいです」と声を詰まらせると、芳根は土屋の手を握り「ヒーヒーフー」と仲睦まじい様子を見せ、2人で手を繋ぎながらステージから降壇した。(modelpress編集部)
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