土屋太鳳&芳根京子、過酷撮影を振り返る「いつもの自分とは違う」<累-かさね->
2018.08.30 20:26
映画『累-かさね-』(9月7日公開)の公開直前イベント“劣闘甲子園”が30日、都内にて行われ、主演を務める土屋太鳳、芳根京子と、佐藤祐市監督が登壇した。
土屋太鳳&芳根京子、過酷撮影を振り返る
一人二役、二人で一人の役を演じた土屋は「すごく難しかった」と言いながらも、「きょんちゃん(芳根)には自分の考えをはるかに超える爆発的なパワーがあるので、それに救われました」としみじみ。芳根は「うれしい」と喜ぶと、「話し合うよりもお互いにいいところを吸収し合って、心で作り上げていった印象が強いです」と振り返った。また、ラストの屋上での撮影が一番大変だったそうで、芳根は「生まれて初めて声が枯れました。いつもの自分とは違うところからエネルギーを出していると実感したので印象的です」とも語った。
さらに、顔の傷の特殊メイクについても言及。毎回2時間くらいかかったそうで、「最初は痛そう…とドキドキしていたけど、4日目くらいからは爆睡しているうちに終わっていました」と話していた。
そんな二人について佐藤監督は「お二人がこの役をやるかどうか悩まれたと聞いた」と明かしつつ、実際に会ったときには「やる気しか感じなくてヤベェと思った」と回顧。そして、「(ベテラン役者が持つ)技術をパワーで凌駕しちゃう瞬間を若い二人から見せていただけて楽しかった」と満足気な様子。
土屋が、劇中で挑戦した「サロメ」などの演劇が難しかったことを吐露すると、「土屋太鳳に代わってハッキリ言うと、『セリフの量多すぎじゃね?』」とぶっちゃける場面も。土屋も「そうです」と認め、「頑張ったお」とはにかんでいた。
土屋太鳳&芳根京子、焼肉をかけて壮絶バトル
この日は映画の内容に因んだ3本バトルに挑戦。高級焼肉券がかかっており、二人は「イェ~~イ!」とハイテンションで、土屋は「お肉が呼んでいるので頑張りたい」、芳根は「やる気だけはすごくあります」と意気込んだ。そしてはじまった「カップ“かさね”バトル」では、最初は1個ずつ重ねていた芳根が最後はまとめて重ねるという、反則ギリギリの手法で勝利。「美しい顔“福笑い”バトル」では、それぞれの顔写真を使った福笑いに挑戦し、土屋が勝利。「禁断のキスで“風船割り”バトル」では、熱戦の末に芳根が勝利し、2勝した芳根が劣闘甲子園を制した。
高級焼肉券を手にした芳根は飛び上がって大喜びするが、「でもこれ、太鳳ちゃんと行きたい」とポツリ。それを聞いた土屋は「そんな嬉しいこと言ってくれるなんて」とうれしがると、MCも「非常にほっこりした結末になりました!」とイベントを締めくくった。
土屋太鳳&芳根京子主演映画「累-かさね-」
原作は、13巻が発売され累計発行部数230万部突破、イブニング新人賞出身の新しき才能・松浦だるま氏が放つ“美醜”をテーマにした人気コミック「累」(講談社「イブニング」KC刊)。“禁断のキスで顔を入れ替える2人の女の嫉妬と欲望の物語”というミステリアスかつシリアスな同作。自分の容姿に強いコンプレックスを持つ女・淵累を芳根、絶世の“美”を持つ女・丹沢ニナを土屋が演じる。(modelpress編集部)
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