蒼井優(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

蒼井優「本気で信じていた」可愛らしい幼少期のエピソード<ペンギン・ハイウェイ>

2018.07.04 13:26

女優の蒼井優が3日、都内で行われたアニメーション映画「ペンギン・ハイウェイ」(8月17日公開)の完成披露舞台挨拶に出席。可愛らしい幼少期のエピソードを明かした。

  
「夜は短し歩けよ乙女」、「有頂天家族」など、数々のベストセラー作品を持つ森見登美彦氏の「ペンギン・ハイウェイ」をアニメーション映画化する今作。この日のイベントには、蒼井のほか、声優初挑戦にして初主演を果たす北香那、西島秀俊、竹中直人、石田祐康監督ら声優キャスト・監督が登壇した。

北は「こうして皆様にお披露目できる日を楽しみにしていたのでとても嬉しいです!」と喜びいっぱいで挨拶。蒼井は「今日の舞台挨拶は、とてもワクワクしています。『ペンギン・ハイウェイ』の船出を皆さんと一緒に楽しめたらと思います!」と笑顔を見せ、西島は「原作と脚本を読んだ時点で、泣けて仕方がなかったです。懐かしさがあり、心が揺れる素晴らしい作品だと思うので、楽しんでください」と呼びかけた。

北香那(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会
竹中は「最高の映画に呼んでいただいてありがとうございました!」と挨拶すると、MCから「今日は衣装がペンギンのようですね!」と振られ、「この日のために選んできたんだよ!」とアピール。石田監督は「本当にこんな多くの方に見ていただけること。このキャストさんの素晴らしさ。身に余る思いで恐縮です。皆さんのおかげでここまで来られました。どうぞ楽しんでいってください!」と初となる長編作品への思いを語った。

西島秀俊(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会
竹中直人(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

北香那&蒼井優の役作り

観客へ初のお披露目となるこの日、北は「感動、冒険、憧れだったり、全てが詰まった作品です。皆さんもきっと暖かくなって帰っていただけるのではないかと思います」とコメント。性別も年齢も違う主人公アオヤマ君役を演じたことについては「10歳の男の子の声のトーンや仕草がわからなかったので、同年代の妹の授業参観に行って学び、アフレコに挑みました」と役作りの裏側を明かした。

蒼井は「見終わった後に、過去に置いてきたモノクロの時間に、色が戻った気持ちになる。そんな背中を押される作品です。皆さんにも本作を見て、そういう経験をしていただけますと、光栄です」と紹介。役柄については「今回、とても難しいなと感じていたのですが、しっかりした、自分を持っているお姉さんの役をいただくことが少ないと気づきました。私は誰かに寄生している役が多いので(笑)」と暴露し、会場から大きな笑いが起こった。

(左から)西島秀俊、蒼井優、北香那、竹中直人、石田祐康監督(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

蒼井優の幼少期のエピソードが可愛い!

主人公・アオヤマ君は小学4年生の男の子ということから、どんな小学生だったか聞かれた北は「やんちゃでダメって言われることほど、やりたくなる小学生でした。夏休みの前日に鍵を空けておいて、休みの間に入ったり(笑)」とアオヤマ君のような冒険エピソードを披露。蒼井は「『魔女の宅急便』が好きだったんですけど、家に赤いカチューシャと黒いワンピースがあるのに気づいて、自分がキキかもしれないと信じ込んで、家に1人の時にベランダでデッキブラシにまたがって“……飛べ!”って(笑)。本気で信じていたんです。そんな子どもらしい子どもでした」と可愛らしいエピソードを語った。

西島は「僕は3月末生まれなので、小さくて色んなことができない子どもでしたが、1度夜にこっそり家を抜け出して、走っりまわったりしました」と話すと、竹中から「たいしたことないね(笑)」とツッコミが。竹中は、老人のモノマネで会場を沸かせつつ「私は漫画家になりたいと思っていました。運動会とかでも走るのが速かったんですが、ただ1番になるのが恥ずかしくて逆走してしまうような屈折した子どもでした(笑)」と会場を笑わせた。

本物のペンギンが登場(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

本物のペンギンが登場

そして、MCから「“素敵なゲスト”が来ています!」との呼び込みで、ステージ上にペンギンのぬいぐるみとコーラ缶の入ったボックスが登場。会場からも「何?何?」とのどよめきが。そして、本物のペンギンが3羽登場。蒼井は「腕組んでる、かわいー!」と、北も「かわいい!かわいい!」とキャストたちも大喜びでペンギンに駆け寄った。

さらに、主題歌を務める宇多田ヒカルからのコメントも発表。「謎の魅力。大人のズルさ。そんなことを感じながら原作を読ませていただきました。映画の公開を楽しみにしています」とエールを贈った。(modelpress編集部)
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