西島秀俊、佐々木蔵之介(提供写真)

西島秀俊「興奮で震える思い」 人気コミック映画化で佐々木蔵之介と共演<空母いぶき>

2018.03.06 06:00

「ジパング」や「沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじ氏の人気コミック「空母いぶき」を、主演に西島秀俊、共演に佐々木蔵之介を迎えて映画化することが決定した。

  

人気コミック「空母いぶき」を映画化

かわぐちかいじ氏「空母いぶき」第1巻書影(C)かわぐちかいじ・惠谷治/小学館
「空母いぶき」は小学館「ビッグコミック」誌にて2014年から連載中。国家間に巻き起こる危機を圧倒的なスリリングさとリアリティーで描写し、多くのファンからの熱い支持を獲得。第63回小学館漫画賞一般向け部門を受賞、単行本は現在8巻まで刊行され、発売される度に重版となり累計300万部を超えるベストセラーとなっている。

舞台は、世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年。日本の最南端沖で起こった国籍不明の漁船二十隻による突然の発砲。日本の領土である波留間群島の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走る中、政府は戦後初の航空機搭載護衛艦「いぶき」を中心とする護衛群艦隊を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分。この後日本は、かつて経験したことのない一日を迎えることになる―。“戦闘”なのか、それとも“戦争”なのか。国家間に極限の危機が生じた時、最前線の自衛官たち、総理大臣を中心とする政府、そしてジャーナリストや一般市民は何を選択し、何を判断するのか。

劇場版『空母いぶき』は、連載が続くコミック「空母いぶき」を原作とし、描かれる局面とテーマを“24時間の物語”として構築。映画の醍醐味とも言える、先の読めない手に汗握るドラマ、そしてスクリーンサイズで体験すべき迫力のアクションをタイム・サスペンスとして描くことで、もう一つの「空母いぶき」を誕生させる。

西島秀俊×佐々木蔵之介、映画初共演

左:秋津竜太、右:新波歳也(C)かわぐちかいじ・惠谷治/小学館
主演は『劇場版 MOZU』(15)や『クリーピー 偽りの隣人』(16)の西島。主人公である空母いぶき艦長・秋津竜太役。共演は『超高速!参勤交代』(14)シリーズ、『嘘八百』(18)の佐々木。空母いぶき副長・新波歳也役。俳優陣は映画初共演となる。

西島は「多くの熱狂的なファンが次の展開を心待ちにする、かわぐちかいじ先生の傑作『空母いぶき』の映画化のお話を頂き、興奮で震える思いです」と心境を明かし、「鋭い洞察で今を見つめ、圧倒的なリアリティーで描かれる近未来、その作品世界に生きる登場人物達に負けないよう、命がけで取り組みたいと思います」とコメント。

一方、佐々木は「この作品に若松節朗監督と西島秀俊さんをはじめ多くの出演者、スタッフと挑めることを嬉しく思います。原作ファンの方は勿論、たくさんの方に愛される作品をお届け出来るよう、強い覚悟を持って航海に臨みます」と意気込んだ。

西島が扮する秋津は航空自衛隊出身、佐々木が扮する新波は海上自衛隊出身。同期にしてライバル。対立をしながらも、共に未曾有の危機へと立ち向かう、日本の運命を担った2人のドラマは、本作
の大きな見どころとなる。

監督は若松節朗

監督は『ホワイトアウト』(00)、『沈まぬ太陽』(09)、『柘榴坂の仇討』(14)の若松節朗。脚本は『機動警察パトレイバー』シリーズの伊藤和典と、『亡国のイージス』(05)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(11)の長谷川康夫。

そして原作のかわぐちかいじが監修、「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」で知られる小説家、福井晴敏が企画として参加する。

劇場版『空母いぶき』は2018年3月よりクランクイン、2019年に全国ロードショー。(modelpress編集部)

西島秀俊コメント

多くの熱狂的なファンが次の展開を心待ちにする、かわぐちかいじ先生の傑作「空母いぶき」の映画化のお話を頂き、興奮で震える思いです。若松節朗監督をはじめとした撮影スタッフ、本作品に協力して下さっている全ての皆さんと共に、現在、全力で準備が進んでいます。鋭い洞察で今を見つめ、圧倒的なリアリティーで描かれる近未来、その作品世界に生きる登場人物達に負けないよう、命がけで取り組みたいと思います。

佐々木蔵之介コメント

かわぐちかいじ先生の「空母いぶき」の映画化に参加させて頂くことを心より光栄に思います。“必ず平和を守る”という信念を持ち、凡ゆる戦況と対峙し悩み葛藤する登場人物たち。この作品に若松節朗監督と西島秀俊さんをはじめ多くの出演者、スタッフと挑めることを嬉しく思います。原作ファンの方は勿論、たくさんの方に愛される作品をお届け出来るよう、強い覚悟を持って航海に臨みます。映画「空母いぶき」、楽しみにお待ちください。

若松節朗監督コメント

「未来の命に平和な世界を残しましょう」それがプロデューサーからのオファーの言葉でした。原作である「空母いぶき」には、現実の世界の方が後追いしているような先見性があります。そこで投げかけられた問いがまさしく現実となった時、私たちはどんな選択をするのか。この映画が平和や命の重みを考えるきっかけとなるよう、頑張りたいと思います。そして何よりも、胸躍るエンターテイメントとして、未知の物語に立ち向かう俳優たちの姿に一喜一憂して頂けるよう、スタッフ一同、撮影を前に気持ちを高めています。
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