(左から)妻夫木聡、黒木華、岡田准一、小松菜奈、松たか子(C)2019「来る」製作委員会

岡田准一、主演で“怪作”挑戦 黒木華・小松菜奈・松たか子・妻夫木聡ら揃う<来る>

2018.02.12 10:55

『嫌われ松子の一生』や『告白』などを手掛けた中島哲也監督の最新作『来る』の製作が決定。主演を岡田准一が務め、黒木華小松菜奈松たか子妻夫木聡が出演する。

  

中島哲也監督、最新作は『来る』

「第22回日本ホラー大賞」で大賞を受賞した、澤村伊智氏の小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)が題材。“得体のしれない脅威”が忍び寄る、王道の恐ろしさを持ち合わせながらも、「今まで正義だと思っていた人間が、角度を変えてみた時に全くの別人に変わる」という“人間の怖さ”も持ち合わせ、それが見事にリンクした二重の恐ろしさを持つ怪作。

中島監督は、1年以上にわたり脚本を執筆し、気鋭の劇作家・岩井秀人氏も共同脚本として参加。企画・プロデュースは、『悪人』『モテキ』『君の名は。』等、数々のヒット作を世に送り出してきた川村元気氏が担当する。

中島哲也監督(提供画像)

『来る』ストーリー

愛する妻・香奈(黒木)と結婚式を終え、幸せな未来に胸を膨らます田原秀樹(妻夫木)。そんな彼の会社にある日、謎の訪問者が。取り次いだ後輩いわく、「チサさんの件で」とのことだが、秀樹の脳裏に疑問がよぎる。チサとは、妊娠した香奈と喜び勇んでつけたばかりの娘の名・知紗。まだ2人しか知らないはずの名がなぜ。訪問者の正体はわからぬまま。“それ”と会話した後輩は謎の死を遂げる。

2年の月日が流れ、「イクメンパパ」として知紗を溺愛する秀樹の周囲で不可解な出来事が起こりだす。

“何かに狙われているのでは?”と恐れた秀樹は、知人の伝手でフリーライターの野崎(岡田)と、その恋人で強い霊感を持つ真琴(小松)を紹介してもらうことに。だが、真琴も“それ”を感知した途端、その強大さを思い知るのだった。

そしてついに “それ”にカタをつけるため、真琴の姉で、国内一の霊媒師・琴子(松)をはじめとした神社の神職、沖縄のユタなど、全国から猛者達が次々に集結してくる。

クリスマスの夜。「…来る」、琴子が告げ、遂に“それ”との戦いが幕を開ける。

澤村伊智「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)書影(提供画像)

豪華出演者陣

日本アカデミー賞常連の主役級キャストが一同に集結した同作。主演の岡田は「初めて中島哲也監督とお仕事させていただくことを光栄に思っております。同世代の妻夫木聡さん、初めてご一緒させていただく松たか子さん、小松菜奈さん、何度かご一緒させていただいている黒木華さん。皆様と中島監督の世界でお芝居ができることを今から楽しみにしております」と期待を寄せた。(modelpress編集部)

映画『来る』ロゴ(C)2019「来る」製作委員会

岡田准一コメント

今回、初めて中島哲也監督とお仕事させていただくことを光栄に思っております。同世代の妻夫木聡さん、初めてご一緒させていただく松たか子さん、小松菜奈さん、何度かご一緒させていただいている黒木華さん。皆様と中島監督の世界でお芝居ができることを今から楽しみにしております。中島監督のホラーということで、怖くて脚本を読むのも大変ですが、作品の中で野崎として生きていけるように頑張ります。

黒木華コメント

今回の香奈という役は、自分にとって大変大きく今までにない挑戦になります。難しい所もあると思いますが、監督と、共演の方々と共に、自分に無いものと在るものも含めて、最大限に楽しめればと思います。

小松菜奈コメント

中島監督とは私が女優として映画初出演の「渇き。」以来になります。再び中島監督とお仕事出来ることは嬉しさと怖さがあるのは正直な気持ちです。今回私が演じる真琴は、一風変わったキャラクターですが強さと弱さ、正義感、女性らしさを兼ね備えたとても人間味ある人だと思いました。また内面の役作り含め、今回はビジュアルも監督はじめスタッフの方々と相談しながら作りあげたので、現場に入って監督、共演者の方々と共存する中でどんな真琴が生まれるか今からワクワクします。そして、真っ直ぐぶつかっていきたいと思います。

松たか子コメント

中島監督に再び声をかけていただき、嬉しい気持ちと、何をどうすればいいのかわからない思いの両方で胸がいっぱいです。でも、魅力的な出演者の皆さんとご一緒できることを、本当に楽しみにしています。撮影が始まるまでに、ゼロになることを恐れず、今のこのいっぱいな心をからっぽにして、現場に向かいたいと思います。

妻夫木聡コメント

中島監督がみせるホラーとはどういうものか、僕自身とてもワクワクした気持ちでいます。中島監督の作り上げる世界は幻想的でもあり現実的でもあり、いろんな感情が渦巻いたその世界の中で生きることをいつも楽しませて頂いています。本当に怖いものはもしかしたら…と思うような結末は新しいホラーの形となることを確信しています。楽しみにしていてください。

川村元気氏コメント

中島哲也監督と『告白』以来、8年ぶりに映画を作れることに興奮しています。『サイコ』『エクソシスト』『シャイニング』など傑作だらけの恐怖映画の歴史に刻まれる作品を目指し、志高く映画を作っていきたいと思います。本当に恐ろしいのは“それ”なのか“人間”なのか。日本最高峰の俳優たち、そして観客とともに答えを探していく。そんな真新しいエンタテインメントを目指します。
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