菅田将暉 (C)モデルプレス

菅田将暉、過酷なボクシングシーン撮影で高熱に「人を超えた」<あゝ、荒野>

2017.10.21 12:53

俳優の菅田将暉が21日、都内で行われた映画「あゝ、荒野」の後篇初日舞台あいさつに、主題歌を手掛けたBRAHMANのボーカリストTOSHI-LOW、メガホンをとった岸善幸監督とともに登壇した。

  
故寺山修司さんの同名長編小説を、岸監督が現代に訴えるキーワードを取り入れ再構築し映画化した同作。何も持たなかった二人の若者・新次(菅田)とバリカン(ヤン)が、ボクシングを通して自分とはなんなのかを模索し、人生を変えるために決断。闘うことでしかつながることのできない二人の絆と、彼らを取り巻く人々の苛烈な生き様が寺山の聖地“新宿”の荒野に映し出される。

早朝の歌舞伎町でダッシュ繰り返す

菅田将暉 (C)モデルプレス
撮影エピソードを聞かれ、岸監督から「歌舞伎町に朝5時に集合して、車から人通りが少なくなったころを見計らって、『菅田君、走って』って4テイクくらいやりましたね」と投げかけられた菅田は、「しかも、人がいなくなるまで待たなきゃいけなくて、歌舞伎町の通り沿いの陰に隠れていてパッとみたら、ここでは言えないようなお店の看板がいっぱいあったりして、“あっ、新宿だな”って思いましたね」と振り返った。さらに同シーンで、菅田の背後にカラスが飛んでいくカットが撮れたそうで、岸監督は「菅田将暉、カラスまで呼ぶ!」と称賛し、菅田は観客から拍手を浴びた。

壮絶ボクシング撮影で高熱を出していた

菅田将暉 (C)モデルプレス
菅田将暉 (C)モデルプレス
後篇の裕二戦とバリカン戦を5日間連続で撮影したという菅田は「そのときの僕の状況を見た(裕二演じる)山田裕貴が一言、『人を超えたね』って言われて、俺も“これが人を超えるってことか”という変な全能感がありました」と告白。

さらに、食事制限で体作りに挑んだ菅田は「試合日までは節制していたんですけど、試合の日から(何でも)食ってよかったんです」と明かし、「炭水化物を取らなさ過ぎて、体が何を食っても栄養にしようとする体になるんですって。筋肉が熱くなって。その状態で初日を迎えて、いくら食っても太らないし、全部栄養になるし、全部使うしという日々」と撮影時を回顧。「ただ、最終日は朝方に終わって、そのまま『地味にスゴイ!(校閲ガール・河野悦子)』というドラマを撮っていたんですけど、僕はそのとき高熱でした」と打ち明け、MCが「校閲じゃなくて高熱ボーイになっていた?」というと会場から拍手が。

これに菅田は「そんな拍手いらない!」とツッコミ、「普段の役者業以上に体を使っているんだなって。単純に疲れたとか、風邪の熱じゃなくて、体からくる高熱だったので…。あまりやるもんじゃないですね」とつぶやいた。

岸善幸監督、菅田将暉、TOSHI-LOW (C)モデルプレス
第22回釜山国際映画祭で同作が10月14日に公式上映され、ダブル主演を務めたヤン・イクチュンと、岸監督とともに参加した菅田は、感想を聞かれると「海外の人は素直なので、“あそこがダメだ、あそこがいい”って僕のことを知らない人が素直に見てくれる環境というのは、新鮮だし、いいなあと思いましたね」としみじみと語り、「言語が違えど、国が違えど、伝わるものは伝わるなってことは感じられてよかったですね」と語った。

菅田将暉、ライブでの歌唱を注文される

TOSHI-LOWが熱唱(C)モデルプレス
菅田将暉、TOSHI-LOW (C)モデルプレス
舞台あいさつでは、TOSHI-LOWが主題歌『今夜』を生披露する一幕もあり、噛みしめるように聞き入っていた菅田は、感想を聞かれると「このまま帰って寝たいです」と感無量な表情浮かべ、TOSHI-LOWから「できることなら、この歌を練習してライブで歌ってもらってもいい?」と注文されると、菅田は「いやっ…そうですね」と恐縮。TOSHI-LOWから「見に行くよ!」と背中を押されると、「じゃあ、教えてください」と受け入れた。(modelpress編集部)

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