窪田正孝、新井浩文と“相性最悪”兄弟役に「怖くもありゾクゾクもした」<犬猿>
2017.08.04 08:00
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俳優の窪田正孝、新井浩文、ニッチェの江上敬子、モデルで女優の筧美和子が、日本映画界の鬼才・吉田恵輔監督の最新オリジナル脚本作・映画『犬猿』(2018年2月公開)で共演することがわかった。
目次
4年ぶりのオリジナル脚本
かねてより「ヒューマンコメディーの名手」として定評のある吉田監督が、4年ぶりのオリジナル脚本で描き出す今回のテーマは、「兄弟」「姉妹」。一番近くで自分を見てきた最大の理解者だが、色々知られているからうっとおしい。似てないようで、どこかそっくり。あんな風にはなりたくない。ときには羨ましく思ったり、自分では悪口を言うけれど他人に言われると妙にムカついたり。羨望、嫉妬、近親憎悪…身近な存在に抱いた複雑な感情を、持ち味とも言うべき笑いとペーソスの絶妙なバランスの中に注ぎ込み、リアルな人間ドラマとして吉田流に描き上げた最新作となっている。
相性最悪!W犬猿ペアの兄弟&姉妹役
兄と弟、姉と妹の特別な関係は、次第に複雑な感情を溜め込んでついに爆発し、激しくぶつかり合う。その弟役として、映画やドラマでめざましい活躍の人気俳優・窪田が、マジメで気の優しい等身大のサラリーマン役を演じ、乱暴者でトラブルメーカーの兄役に、多くの作品で多彩な役柄を見事な表現力で演じてきた実力派俳優・新井が決定した。さらに、個性的なキャラクターで人気の女性お笑い芸人・江上と、グラビア誌からバラエティ番組に至るまでマルチな活躍が注目されている女性タレント・筧美が姉妹役に。このいまだかつてない組み合わせが顔をそろえ、凶暴でヤクザな兄VSクソマジメな弟、仕事はできるがブスの姉VSルックスは良いけどおバカな妹の壮絶な兄弟姉妹ドラマに発展していく。
“兄”新井浩文「窪田君とうちが兄弟にみえるのか」
出演に窪田は「芝居の話や普段の会話をしていく中で、いつの間にか心の中の本音を見られている気がして怖くもありゾクゾクもしていました。役に寄り添ってもらったり、時に突き離されたり、どこか摑みどころのない方だからこそ沢山話をして監督と演者の感覚を近づけたいと努めていました」と明かし、“兄”新井は「窪田君とうちが兄弟にみえるのか。それだけが心配です」とコメント。一方、江上は「何故私にお声をかけて下さったのか謎でしたが、台本の自分の役名の下に、『太っていて容姿が醜い女性』と、ご丁寧にキャラクター説明がされてあり、納得した反面、もうちょいオブラートに包んだ言い方はできないものかと憤慨しました。そんな気持ちのまま読んだ台本でしたが、読み進めて行くにつれて、自分の役である由利亜に感情移入をしてしまい、引くぐらい泣いてしまったのです。初めてしっかり挑んだ映画が犬猿で良かったですし、演じた役が由利亜で良かった!それは間違いなく言えます」と振り返り、筧も「こんなにも素敵な映画で大切な役を任せて頂けたこと、憧れの監督や役者さんとご一緒させて頂けること、すべてチャンスだと思って役と一緒に自分も成長していく気持ちで一生懸命やらせて頂きました」と出演の喜びを語った。(modelpress編集部)
窪田正孝コメント
吉田恵輔監督のオリジナル脚本のもと、今回初参加させていただきました。兄弟姉妹を題材にした作品で共感できる箇所が沢山あると感じていました。吉田監督の演出はとても魅力的で日常に起こり得る、心情の静かなトーンやダークな色合いを引き出してもらい、気付けばご本人の人柄に惹かれていました。芝居の話や普段の会話をしていく中で、いつの間にか心の中の本音を見られている気がして怖くもありゾクゾクもしていました。
役に寄り添ってもらったり、時に突き離されたり、どこか摑みどころのない方だからこそ沢山話をして監督と演者の感覚を近づけたいと努めていました。人間って何なんだろう。なんで兄弟なんだろう。なんで家族なんだろう。なんであの人は…。誰しも色んな場面で不公平と思う瞬間が沢山あるかと思います。見え隠れする心情がこの犬猿という映画につまっていると思います。
今回参加させていただき大変光栄でしたし、貴重な経験をさせていただきました。
新井浩文コメント
窪田君とうちが兄弟にみえるのか。それだけが心配です。
江上敬子(ニッチェ)コメント
犬猿のお話をいただいた時に、マネージャーから「とても出番が多い役だよ」と言われ、何故私にお声をかけて下さったのか謎でしたが、台本の自分の役名の下に、「太っていて容姿が醜い女性」と、ご丁寧にキャラクター説明がされてあり、納得した反面、もうちょいオブラートに包んだ言い方はできないものかと憤慨しました。そんな気持ちのまま読んだ台本でしたが、読み進めて行くにつれて、自分の役である由利亜に感情移入をしてしまい、引くぐらい泣いてしまったのです。初めてしっかり挑んだ映画が犬猿で良かったですし、演じた役が由利亜で良かった!それは間違いなく言えます。コントの演技で培った顔芸は封印し、(のつもりですが…)女優になった私の演技をぜひ見て頂きたいです。筧美和子コメント
映画犬猿にて幾野真子役を演じさせていただくことになりました筧美和子です。脚本を初めて読んだ時、不思議なほどに自分と役とが重なる感覚がありました。兄弟という関係を通じて一人一人が抱えている葛藤や弱さや思いがすごくリアルで人間味溢れる登場人物それぞれが愛おしかったです。こんなにも素敵な映画で大切な役を任せて頂けたこと、憧れの監督や役者さんとご一緒させて頂けること、すべてチャンスだと思って役と一緒に自分も成長していく気持ちで一生懸命やらせて頂きました。
吉田恵輔(脚本・監督)コメント
久々のオリジナル作品。数年間、溜め込んだアイデアを全て放出し、
やりたい事をやりつくしました。
お陰様で今は抜け殻です…
妬み嫉みの行く先に見える、
愛の形はどんなもんか見てやって下さい。
【Not Sponsored 記事】