菅田将暉&広瀬すず&宮野真守らの注目アニメ―ション映画が“異例の公開規模”で世界へ
2017.07.11 13:33
俳優の菅田将暉、女優の広瀬すずや松たか子、声優の宮野真守ら出演するアニメーション映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(8月18日公開)の記者会見が都内で行われ、全世界110の国と地域で配給が決定していることが発表された。公開前に世界での配給が100を超えることは異例という。
「君の名は。」に続く今夏注目のアニメーション映画
会見には、菅田と広瀬、松、宮野、原作者の岩井俊二氏、昨年「君の名は。」「怒り」などが公開され、過去には細田守監督の「バケモノの子」などもプロデュースしたヒットメーカーの川村元気氏が出席。映画の原作は、1993年8月に放送された山崎裕太や奥菜恵が出演したフジテレビ系の同名ドラマで、「スワロウテイル」「花とアリス」「リップヴァンウィンクルの花嫁」などの岩井氏の監督・脚本作品。今回はドラマをアニメ化するという新たな試みで、アニメーション映画として公開される。
この日、宮野は“なぜドラマをアニメにするのか?”という素朴な疑問を川村氏にぶつけた。
ドラマからアニメ化の経緯については、アニメーション監督の新房昭之氏が手がけた社会現象のアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」「〈物語〉シリーズ」などに感銘を受けた川村氏が、同じく“まどマギ”好きの岩井氏や「モテキ」「バクマン。」の大根仁氏と共に作品を制作する企画を「君の名は。」の制作よりも前に進行させていたという。
新房氏がアニメ化する作品を想定した際「実写映画で一番鮮やかな作品を手がけると言えば岩井さん、“まどマギ”(の世界観)と重なるところがあった」とした。また、声優には人気俳優・女優の菅田と広瀬を抜擢し、「アナと雪の女王」で声優を務めた松、声優界の一線で活躍する宮野、梶裕貴らを集結させており、「面白いフェスティバルが起きないかなと思った」「広瀬さん、菅田さん、宮野さん、松さんで乱反射してユニークな映画になると思う」と異例の豪華集結についても話していた。
川村氏は、細田監督や新海誠監督に続き、同作を通して新たに新房監督を一般に広く認知度を拡大していきたいという。
映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
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