映画「坂道のアポロン」に出演する(左から)中川大志と小松菜奈(提供写真)

Hey! Say! JUMP知念侑李・中川大志・小松菜奈が共演 演奏シーンに注目集まる「早く拝みたい」

2017.04.29 06:30

Hey! Say! JUMP知念侑李、俳優の中川大志、女優の小松菜奈を迎え、名作少女コミック「坂道のアポロン」を実写映画化することがわかった。劇中に楽器演奏シーンもあることから「知念くんのピアノ、大志くんのドラム…早く拝みたい」「この3人の顔面偏差値はすごすぎ」などと話題になっている。

  
原作は、人気漫画家・小玉ユキ氏により、2007年11月号から2012年3月まで「月刊flowers」(小学館)にて連載された名作少女コミック。「このマンガがすごい!2009」オンナ編で1位を獲得し、第57回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化(2012年4月~6月放送)もされた。

「坂道のアポロン」ストーリー

舞台は長崎県・佐世保市。高校1年生の西見薫は、父を亡くし親戚の暮らすこの町へと引っ越してきた。優等生で周囲に心を閉ざしがちな薫だったが、“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎と心優しいクラスメイト・迎律子との出会いが彼を変えていく。初めてできた親友、初めての片思い、千太郎を通じて知ったジャズの魅力。海辺の街を舞台に、切ない恋と胸を打つ友情、そして音楽がまぶしく交錯する。

メガホンを執るのは、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「僕等がいた(前篇・後篇)」「陽だまりの彼女」「ホットロード」などを手がけて三木孝浩監督。、多数のミュージックビデオを手掛け、「ソラニン」「くちびるに歌を」「青空エール」などの音楽をモチーフにした映画を数多く生み出した三木監督が、原作のメッセージ性に共感し、今作の監督を快諾した。

知念侑李が映画単独初主演

都会から長崎県・佐世保市へと引っ越してきた転校生で、周囲に心を閉ざしがちな主人公・西見薫を演じるのは、映画単独初主演となる知念。ラブストーリーも初挑戦となり、秀才でプライドが高いお坊ちゃんながら、恋する女性についキスしてしまうなど、情熱家な一面もある複雑な役柄で、新境地を開拓する。

ジャズピアノの魅力に目覚めていく役柄を演じるため、昨年9月よりピアノの練習を開始し、初回の練習から未経験とは思えないセンスの良さを発揮。2度目の練習をした際は、家で自主練して完璧に覚えてくるという完璧主義な一面を見せた。先生の手元を見て、音を覚えるという集中力の高さにスタッフも驚愕。今作のために電子ピアノを購入するなど気合十分で臨む。

気合十分の中川大志

学校一の荒くれ者で、“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎には、中川。ジャズに情熱を注ぎ込みドラムを豪快に叩き鳴らす男を演じるため、昨年7月より練習を開始。小学生の頃に1年だけドラムを習ったものの、ジャズ・ドラムは未経験。中川も初回の練習から数回に渡り、ジャズ・ドラムの基礎を覚え、楽曲の練習に入ってからも、その場で習ったフレーズをすぐに叩けるという驚異の上達を見せている。さらに電子ドラムを自ら購入し、家での自主練も欠かさないという気合いの入り方だ。

小松菜奈が佐世保弁に挑戦

千太郎の幼馴染で町のレコード屋の娘、薫が想いを寄せる心優しい女の子・迎律子には小松。今作では中川とともに、佐世保弁での演技に挑む。

クランクインは4月末を予定。6月中旬にクランクアップ、9月に完成予定で、2018年全国ロードショーを予定している。

ネット上の反響は?

同作の公開が発表されると、

「3人の共演とか楽しみすぎる」

「想像しただけでヤバイ」

「菜奈ちゃんの佐世保弁は破壊力スゴそう」

などと話題になっている。(modelpress編集部)

知念侑李 コメント

この度、西見薫という役で主演をさせて頂きます。

脚本を読んだ時、最近の実写化映画にはない素朴さや繊細さが魅力的な作品だと感じました。

そんな魅力を伝えられるよう三木監督の元で素敵なキャストの皆さんと共に演じていきたいと思います。

この作品でキーとなるジャズは絶賛練習中です。主人公のようにジャズを楽しみながら撮影していきたいと思います。

中川大志 コメント

川渕千太郎を演じさせて頂く事になりました、中川大志です。

初めて「坂道のアポロン」に出会った時、エネルギッシュで情熱的なジャズ、儚く、繊細な人間関係に、一気に心を奪われました。

僕自身、元々音楽が好きだったので、役を通して音楽も表現出来るこの作品に参加出来る事がとても嬉しいです。

千太郎の叩く、力強く語りかけてくるようなドラムを、スクリーンで思いっきり表現出来るよう全力で臨みたいと思います。

優しくて、真っ直ぐで、孤独だけど力強く生きる千太郎を、魂を込めて演じたいと思います。

小松菜奈 コメント

三木監督とは何度かお仕事をさせていただいてますが、また三木監督の世界観にまた全然違う役柄で生きることが出来て嬉しく思います。

今回この映画では佐世保弁のセリフなので慣れない言葉遣いですがそれに引っ張られず感じた事や感情を大事にして、初めて共演するお2人と現場で起こる化学反応を楽しみながら撮影に挑みたいです。

迎律子ちゃんという素朴で純粋な1人の女の子を丁寧に演じられたらいいなと思います。

監督コメント

湧き上がる思いがリズムを刻みバチバチと胸を焦がす物語。

大好きなこの原作を素敵なキャスト陣と共に映画化できることを本当に嬉しく思います。

不器用だけれど、音楽を通して自分の気持ちを、在り方を、必死で手繰り寄せようとする若き者達の物語を、僕自身も心踊らせながら描きたいと思います!

原作者コメント

坂道のアポロンが実写化ということで、水面下で準備している様子を見てきましたが、自分の作品が実写映画になるということが未だに信じられません。

本物の空気と光の中で笑い、泣き、坂道を駆け下り、ジャズを奏でる生身の彼らを大きなスクリーンで見られると思うと、いてもたってもいられなくなります。

坂道のアポロンという原曲が実写化によってアレンジされ、新しい命を吹き込まれるのをいち観客として楽しみにしています。
【Not Sponsored 記事】

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