最優秀主演女優賞に輝いたのは?広瀬すず、宮崎あおい、宮沢りえ、大竹しのぶ、黒木華ら優秀主演女優賞を受賞<第40回日本アカデミー賞>
2017.03.03 22:13
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「第40回日本アカデミー賞」授賞式が3日、都内で行われ、最優秀主演女優賞が発表された。
最優秀主演女優賞は
最優秀主演女優賞は、映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の宮沢りえが受賞。宮沢はこの日、舞台出演のため途中退出となり、式では優秀主演女優賞受賞に対する宮沢のコメントをVTR放送した。VTRでは「今日は本当に素晴らしい賞をありがとうございます」と感謝。「近頃、役を演じると言うよりは役が自分の体を通過して爪痕を付けて通過していくという気がしていて。今回の役もとても大きな爪痕を残して通過していきました。生きることの貴重さ、皆様の前で讃えられることのありがたさ…色々な事を感謝とともに教えていただきました」と作品への思いを語った。
監督&共演の杉咲花がコメント
同作が商業用長編デビュー作となった中野量太監督は、壇上に上がると自身の原点となる作品が宮沢出演の映画「ぼくらの七日間戦争」であった事を明かし「りえさんが僕の本を読んでやってくれるといってくれた時は嬉しかったし、僕に映画を教えてくれたりえさんと映画をやれるんだって嬉しかったです」とコメント。「これをりえさんの前で言いたかったんですが、いないのでだれか伝えておいて下さい」と茶目っ気を交え、会場を楽しませた。続いて、宮沢の娘を演じた杉咲花も「りえさんから教えていただきたことは本当にたくさんあって、やっぱりお母ちゃんはすごいなって、思いました。お母ちゃんに代わって、映画を見てくださった皆さん、ありがとうございます」と感謝した。同作は宮沢扮する余命2カ月の母を主人公に、彼女をとりまく家族の優しくて強いきずなを描くヒューマン・ドラマ。宮沢は行方不明の夫を連れ戻すことをはじめ、最後の四つの願い事をかなえようと奔走するヒロインを演じた。
助演女優賞はほかにも、「後妻業の女」で大竹しのぶ、「リップヴァンウィンクルの花嫁」で黒木華、「ちはやふる-上の句-」で広瀬すず、「怒り」で宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)が受賞していた。
「第40回日本アカデミー賞」
「第40回日本アカデミー賞」は、2015年12月16日から2016年12月15日までに東京地区において有料で初公開された優秀な劇場用映画及びアニメーション作品を表彰。優秀主演男優賞、優秀主演女優賞などを受賞したものから各最優秀賞を決定する。区切りの40回目を迎えた今年の司会は、日本アカデミー賞協会・組織委員会副会長の俳優・西田敏行と、第39回最優秀主演女優賞を受賞した女優の安藤サクラが務める。(modelpress編集部)「第40回日本アカデミー賞」主な受賞者・作品一覧(五十音順)
優秀作品賞:『怒り』、『家族はつらいよ』、『シン・ゴジラ』、『湯を沸かすほどの熱い愛』、『64-ロクヨン-前編』優秀脚本賞:新海誠『君の名は。』、中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』、久松真一/瀬々敬久『64-ロクヨン-前編』、山田洋次/平松恵美子『家族はつらいよ』、李相日『怒り』
優秀主演男優賞:綾野剛『日本で一番悪い奴ら』、岡田准一『海賊とよばれた男』、佐藤浩市『64-ロクヨン-前編』、長谷川博己『シン・ゴジラ』、松山ケンイチ『聖の青春』
優秀主演女優賞:大竹しのぶ『後妻業の女』、黒木華『リップヴァンウィンクルの花嫁』、広瀬すず『ちはやふる-上の句-』、宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)『怒り』、宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』
優秀助演男優賞:竹原ピストル『永い言い訳』、妻夫木聡『怒り』、東出昌大『聖の青春』、森山未來『怒り』、リリー・フランキー「SCOOP!」
優秀助演女優賞:石原さとみ『シン・ゴジラ』、市川実日子『シン・ゴジラ』、杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』、広瀬すず『怒り』、宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)『バースデーカード』
新人俳優賞:杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』、高畑充希『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』、橋本環奈『セーラー服と機関銃-卒業-』、岩田剛典『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』、坂口健太郎『64-ロクヨン-前編』『64-ロクヨン-後編』、佐久本宝『怒り』、千葉雄大『殿、利息でござる!』、真剣佑『ちはやふる-上の句-』『ちはやふる-下の句-』
優秀監督賞:総監督・庵野秀明/監督・樋口真嗣『シン・ゴジラ』、新海誠『君の名は。』、瀬々敬久『64-ロクヨン-前編』、中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』、李相日『怒り』
優秀アニメーション作品賞:『君の名は。』、映画『聲の形』、『この世界の片隅に』、『ルドルフとイッパイアッテナ』、『ONE PIECE FILM GOLD』
優秀外国作品賞:『オデッセイ』、『ズートピア』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『ハドソン川の奇跡』、『レヴェナント:蘇えりし者』
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