映画「ユリゴコロ」で主演をつとめる吉高由里子(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

吉高由里子「初めて殺人者を演じます」5年ぶり映画主演で難役に挑む

2016.12.01 05:00

女優の吉高由里子が、映画「ユリゴコロ」で主演をつとめることがわかった。2012年公開「僕等がいた 前篇・後篇」でダブル主演を務めて以来、約5年ぶりの映画主演となる。

  

話題作品「ユリゴコロ」を映画化

2011年に単行本刊行、販売部数累計25万部を超える「ユリゴコロ」(双葉文庫)が原作。数々の映像化オファーが舞い込んだというが、著者・沼田まほかる氏としては、初の映画化作品となる。

2005年「九月が永遠に続けば」でデビューして以降、高い評価を受け続けてきた沼田氏は、「ユリゴコロ」の刊行とともに、これまでの既刊作品が一斉に大きく売れ出すという“出版業界の事件”で一躍その知名度を上げた女性作家。謎に満ちた迫真の心理描写で綴られるミステリーの中に、世の不条理や人間の業、深い人間愛から希望までをも内包し、その圧倒的筆力で多くのミステリーファンを魅了し続けている。

「ユリゴコロ」は、2012年大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネート、「このミステリーがすごい!」国内部門第5位をはじめとする、数々の国内ミステリーランキングTOP10にランクイン。アメリカ・中国・韓国・台湾でも翻訳出版された話題作品だ。

5年ぶり映画主演で難役に挑む

熊澤尚人監督(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
沼田まほかる作「ユリゴコロ」(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
ある家族、余命わずかな父の書斎で見つかった一冊の日記。そこに綴られていたのは、ある殺人者の手記。これは事実か、創作か。いったい誰が、何の為に書いたのか。ショッキングなミステリーを入り口に置きながら、物語は一転、壮絶な愛の物語へ辿り着く。

吉高が今回演じるのは、人間誰もが持っている“心の拠り所”、それが生まれながらに“人間の死”であった女、美紗子。殺人という行為から逃れる術を持たずにこの世に生まれ、それゆえ強いられる悲しみの連鎖の中で、愛という感情を知り、自らに抗い、苦悩するという難役。

連続テレビ小説「花子とアン」(NHK)以来、3年ぶりのテレビドラマ主演作「東京タラレバ娘」(NTV)が発表となり話題を集めた彼女が、今作ではまったく異なる役どころに挑む。

公開は2017年9月予定

撮影は、今年9月初旬から10月中旬まで、約1ヶ月間にわたり実施。

宿命に翻弄されるかのような女性の人生を、圧倒的な芝居で演じきり、いまだかつてない一面を見せた吉高は「初めて殺人者を演じます。私が演じた美紗子は、なかなか共感しづらい部分もある難しい役でしたが、久しぶりの映像作品で貴重な経験をさせて頂きました」とコメントを寄せ、「まだ完成した映画を見ていないので、どんな作品になっているか楽しみです」と期待に胸を膨らませた。

脚本・監督を務めるのは、映画「君に届け」、「近キョリ恋愛」の熊澤尚人氏。青春時代の機微を丁寧に、且つエンターテイメントに描き、数々のヒット作を世に生み出してきた名手が、センセーショナルなミステリーを舞台に、これまでの作品とは異なる衝撃作で新境地を切り開く。新たな愛の表現に挑む意欲作となった今作については、「今回の主人公は、本当に大変難しい役どころではありますが、吉高さんの繊細かつ大胆な演技力のおかげで、今までにない、美しくも悲しい殺人者を表現できたと確信しております」と自信を覗かせている。

なお、映画「ユリゴコロ」は2017年夏頃完成。9月より全国公開予定。(modelpress編集部)

吉高由里子コメント

初めて殺人者を演じます。私が演じた美紗子は、なかなか共感しづらい部分もある難しい役でしたが、久しぶりの映像作品で貴重な経験をさせて頂きました。まだ完成した映画を見ていないので、どんな作品になっているか楽しみです。

熊澤尚人監督コメント

今回の主人公は、本当に大変難しい役どころではありますが、吉高さんの繊細かつ大胆な演技力のおかげで、今までにない、美しくも悲しい殺人者を表現できたと確信しております。是非ご期待下さい!
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