Hey! Say! JUMP山田涼介・本田翼・本郷奏多ら「鋼の錬金術師」クランクアップ「これまでの日本映画にはない」
2016.08.31 08:00
Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務める、荒川弘氏による人気コミックの実写映画『鋼の錬金術師』(2017年冬全国公開)が26日、クランクアップを迎えた。
豪華キャスト陣集結で話題に
原作は、全世界シリーズ累計部数7,000万部超を記録する荒川氏の代表作の一つ。主役のエドワード・エルリック(エド)役を山田が演じ、ヒロインのウィンリィ・ロックベル役には本田翼が出演。ほか、ディーン・フジオカ、國村隼、石丸謙二郎、小日向文世、佐藤隆太、大泉洋、本郷奏多、内山信二、松雪泰子、蓮佛美沙子、夏菜といった豪華キャストが集結。5月の製作発表では、SNS上での期待コメントが殺到し、関連ワードが軒並み急上昇検索ワードに上位を占めるなど日本中で話題をかっさらった。イタリアから撮影開始、ハードなアクションも
撮影は3ヵ月の長期間に及び、世界観の表現を追求し、街の建物などにかつて実際に錬金術師が存在した名残があるイタリアで6月にクランクイン。イタリアでの撮影は準備期間を含め1ヵ月間。日本各地でのロケ撮影を経て無事、撮了を迎えた。山田をはじめとするキャスト陣は、ハードなアクションから、エモーショナルなシーンまでを見事に演じ分け、国民的漫画原作の映画化という重責を担い、緊張感を保ちながらも監督・スタッフとの厚い信頼関係を築き全力で撮影に臨んだ。
撮影中盤、8月5日に撮影現場を訪れた荒川氏は、キャスト・スタッフにねぎらいの言葉をかけると、精巧に作られた衣装やセットを興味深く見入り作品の世界感が見事に表現されていることに満足。現場に掲げてあった看板に直筆でイラストを描き、一同はより一層士気を高めてクライマックスシーンの撮影に挑んだ。
「これまでの日本映画ではやったことのない撮影スタイル」
約3カ月間におよんだ撮影を終えて、曽利文彦監督は「制作においてはこれまでの日本映画ではやったことのない撮影スタイルを取るなど、新たな日本映画の可能性を追求してきました」と本作にかける思いをコメント。「キャスト、スタッフと共にリアルな映像については撮るべきものは撮れましたので、後は私には作品を完成させる義務があります。これから1歩1歩作りあげて行こうと思っています。ファンの皆様には、原作やコミックのテーマ、魅力を込めつつ、実写だからこその“カタチ”をスタッフ、キャストで議論を重ねながら、作りあげたものとなりますので、是非応援頂けたらと思っております」と、十分な手ごたえと完成に向けての意気込みを語った。
ファン待望の実写化
物語は、幼い頃、亡くなった母にもう一度会いたいという想いから “錬金術”において最大の禁忌とされる人体錬成を行う2人の兄弟から始まる。兄、エドワードと弟、アルフォンスはその錬成に失敗。エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失ってしまい、エドワードは自身の右腕を代償にアルフォンスの魂を錬成して、鎧に定着させることに成功し、アルフォンスは一命を取り留める。弟の体を取り戻すために命をかける兄と、彼を支える鎧姿の心優しい弟。亡き母の「人体錬成」の代償として失った全てを取り戻すため、不可能を可能にするほどの絶大な力を秘めると言われる“賢者の石”を探す二人の壮大な冒険と成長のストーリー。原作は、2001年に月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載がスタートし、2010年に連載を終了。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】