嵐・二宮和也「最優秀主演男優賞」受賞「いい酒が飲める」 岡田准一に続きジャニーズが2年連続<第39回日本アカデミー賞>
2016.03.04 22:40
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4日、「第39回日本アカデミー賞」授賞式が都内で行われ、『母と暮せば』での演技が高く評価された嵐の二宮和也が「最優秀主演男優賞」を受賞した。昨年は、V6の岡田准一が「永遠の0」で同賞を受賞しており、2年連続でジャニーズ事務所からの受賞となった。
念願の受賞「岡田くんに自慢できます」
受賞後のスピーチでは、昨年受賞した岡田について触れ「すごく嬉しくて、家で『いい酒だな』って思いながら飲みながら観させていただきました。でも、飲んでいくうちに悔しくて、『俺もほしいな』って思ってきて、岡田くんに会ったときに『次はお前だから』と言っていただきました。そのときはピントがあってなかったですし、ここに立つとは思ってなかったです」と目を潤ませた二宮。「2年連続で先輩の次にいただくというのは、すごく嬉しいですし、嵐の人たちはこの姿を見てくれてると思うし、喜んでくれてると思います」と語りながら、関係者の名前を挙げ「迷惑をかけた人たちに少しでも恩返しをさせていただけると思うと、がんばっていけます」としみじみ。「今日はいい酒が飲めるなと思います」と喜びを噛み締め、最後には「岡田くんに自慢できます」といたずらに笑った。
後輩からの温かい言葉の数々に、プレゼンターとして出席した岡田は拍手と笑顔で応えていた。
山田洋次監督初のファンタジー映画
同作は、戦後から70年を迎える節目の年に贈る、山田洋次監督初のファンタジー映画。長崎で暮らす母・伸子(吉永小百合)の元に、時おり現れるようになった戦争で亡くなったはずの息子・浩司(二宮)。2人で過ごす楽しくも奇妙な物語が、優しくも悲しく、そしてファンタスティックに描かれる。なお、「優秀主演男優賞」は二宮のほか、内野聖陽(『海難1890』)、大泉洋(『駆込み女と駆出し男』)、佐藤浩市(『起終点駅 ターミナル』)、役所広司(『日本のいちばん長い日』)が受賞した。
「第39回日本アカデミー賞」
その年に公開された優秀な劇場用映画及びアニメーション作品を表彰する「日本アカデミー賞」。授賞式では、1月に発表された各部門の優秀賞(※2014年12月16日から2015年12月15日までに東京地区において有料で初公開された作品が対象)の中から最優秀賞が決定。39回目を迎えた今年の司会は、日本アカデミー賞協会・組織委員会副会長の俳優・西田敏行と、第38回最優秀主演女優賞を受賞した女優の宮沢りえが務める。(modelpress編集部)「第39回日本アカデミー賞」主な受賞者・作品一覧(五十音順)
優秀作品賞:映画『海街diary』、『海難1890』、『日本のいちばん長い日』、『母と暮せば』、『百円の恋』優秀脚本賞:足立紳『百円の恋』、小松江里子『海難1890』、是枝裕和『海街diary』、原田眞人『日本のいちばん長い日』、山田洋次・平松恵美子『母と暮せば』
優秀主演男優賞:内野聖陽『海難1890』、大泉洋『駆込み女と駆出し男』、佐藤浩市『起終点駅 ターミナル』、二宮和也『母と暮せば』、役所広司『日本のいちばん長い日』
優秀主演女優賞:綾瀬はるか『海街diary』、有村架純『映画 ビリギャル』、安藤サクラ『百円の恋』、樹木希林『あん』、吉永小百合『母と暮せば』
優秀助演男優賞:浅野忠信『母と暮せば』、新井浩文『百円の恋』、伊藤淳史『映画 ビリギャル』、染谷将太『バクマン。』、本木雅弘『天空の蜂』・『日本のいちばん長い日』
優秀助演女優賞:夏帆『海街diary』、黒木華『母と暮せば』、長澤まさみ『海街diary』、満島ひかり『駆込み女と駆出し男』、吉田羊『映画 ビリギャル』
新人俳優賞:有村架純『映画 ビリギャル』、土屋太鳳『orange~オレンジ~』、広瀬すず『海街diary』、藤野涼子『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』、篠原篤『恋人たち』、野田洋次郎『トイレのピエタ』、山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)『orange~オレンジ~』・『ヒロイン失格』、山田涼介『映画 暗殺教室』
優秀監督賞:大根仁『バクマン。』、是枝裕和『海街diary』、武正晴『百円の恋』、田中光敏『海難1890』、原田眞人『日本のいちばん長い日』
優秀アニメーション作品賞:『心が叫びたがってるんだ。』、『百日紅~Miss HOKUSAI~』、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』、『バケモノの子』、『ラブライブ! The School Idol Movie』
優秀外国作品賞:映画『アメリカン・スナイパー』、『キングスマン』、『セッション』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『007 スペクター』
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