桐谷美玲主演「ヒロイン失格」撮影現場レポート 山崎賢人&坂口健太郎と“胸キュン”ラブに包まれる
2015.03.16 00:24
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2月中旬、幸田もも子氏の人気コミックを実写化した映画「ヒロイン失格」(今夏公開)の撮影現場がメディアに公開された。誰よりも原作の実写化を望んでいた桐谷美玲が主演をつとめ、今をときめくイケメン山崎賢人、坂口健太郎との三角関係を繰り広げる今作。原作そのままのハッピーな“胸キュン”にあふれた現場の様子をレポートする。
恋に暴走する女子高生・松崎はとりの七転八倒を赤裸々に描いた爆笑ロマンチック・コメディ。数年前から原作への愛をアピールし、見事はとり役を射止めた桐谷は、変顔やハゲヅラ、さらには池への転落といった少女漫画のヒロイン像を覆す、まさに“ヒロイン失格”なオトメを体当たりで熱演。「ハンサム★スーツ」「高校デビュー」など軽やかなコメディを得意とする英勉(はなぶさ・つとむ)氏がメガホンを取り、笑って泣けてキュンとする、新感覚の恋愛映画に挑む。
【現場レポート】桐谷美玲の全力変顔に監督爆笑!ドキドキの接近シーンも
クランクインから10日ほど経過したこの日、ロケ地となったのは神奈川県内の女子校。爽やかな光の差し込む広々とした学食で、制服姿のエキストラを交えた大所帯の撮影が行われた。カレーやスパゲティのおいしそうなにおいで包まれる中、まずははとり(桐谷)とその親友・中島杏子(福田彩乃)のやり取りから。幼なじみの寺坂利太(山崎)の“ヒロイン”は自分だと思い込むはとりが、中島に利太への気持ちを話していると、地味で目立たないクラスメイトの安達(我妻三輪子)に不良たちが絡みはじめ、トラブルが発生。利太と安達が付き合い出し、はとりが“ヒロイン失格”に気づくきっかけとなる重要なシーンだ。
くるくると表情を変え、時には激しいジェスチャーも交えながら利太への愛を語るはとりと、その暴走ぶりを冷静に見つめる中島のテンポの良いやり取り。喜怒哀楽のすべてを全開にした桐谷はまるで漫画から飛び出してきたかのようで、カットがかかるたびに監督の高らかな笑い声が響き渡る。はとりならではとも言える渾身の変顔は、監督自ら「オェェェ~って感じで(笑)」と顔をゆがめて指導。原作を研究した桐谷だからこそ体現できるはとり像に、監督からは「最高!」「素晴らしい!」と賛辞が飛んだ。
一方、山崎と我妻は恋が始まる瞬間のじれったい感じを繊細な演技で表現する。「私といるとイメージが悪くなります…」と恐縮するいじめられっ子の安達に対し、「人の目なんてどうでもよくね?」とキッパリ言い切り、向い合ってご飯を頬張る利太。無邪気に微笑む、利太の狙わない可愛らしさが安達の心をほどけさせる。カットがかかると、本当の同級生さながらに和やかに会話。みずみずしい演技を披露する2人を、監督が「ラブってるねぇ!」「付き合え!」などと囃し立て、笑いを誘った。
そんな2人の演技をモニター越しに真剣な眼差しで見つめていた坂口。台本を綿密にチェックしたのち、いざ撮影に臨む。利太にフラれてしまったはとりは、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口)と付き合い始め、今度は弘光へのラブを中島に熱弁。そこに偶然居合わせた弘光が、嬉しさのあまりはとりに急接近し、耳元で言葉を囁くという“胸キュン”シーンだ。スラリ高身長の坂口は、紙パックの野菜ジュースを飲んでいるだけで絵になり、ひとたびスマイルを繰り出せばはとりのみならずその場のスタッフをも全員ノックアウト。監督も思わず「カッコいいな~!お前!」とため息をもらすほどの1シーンがおさめられた。
その後も利太と食堂のオヤジ(竹内力)のコミカルなやり取りなど順調に撮影が進み、ラストは利太とはとりの幼なじみ2ショット。季節を遡るフラッシュバックシーンということで、真冬の寒さの中、ブレザーを脱いだシャツ1枚で撮影。隣り合ってご飯を食べる2人は、利太が苦手なトマトをはとりの皿に入れるというちょっとしたイタズラがきっかけではしゃぎ合うのだが、ここはアドリブの連発でカットがかかると2人揃って吹き出してしまうほど。撮影を経て仲を深めた桐谷と山崎のコンビネーションが垣間見える一幕となった。
3人の制服の着こなしにも注目。はとりはピンク色のシャツに白カーディガンといった女の子らしいコーディネートで、おだんご、ポニーテール、ハーフアップとシーンごとに変化するヘアアレンジは女の子のトレンドになりそう。利太はパーカーをイン、足元はスニーカーでやんちゃなイメージ、弘光はベストにローファーというスマートな着こなし。山崎は原作で利太がつけているピアスと同じものを自ら探して購入するなど、それぞれのこだわりが行き届いたディテールにも目を向けて作品を楽しんでほしい。
英監督:1年を通したストーリーを真冬に撮るという過酷な中、皆さん一生懸命頑張ってくださって、順調に撮り進めています。自分が思っていた以上に楽しくラブな感じで進んでおります(笑)。
― 桐谷美玲演じるはとり
英監督:人の持っている感情の全てを表に出せる女の子。画面いっぱいに一生懸命やってもらえば、観た人がはとりちゃんを大好きになる映画になるんじゃないかなと。憎んだりいじわるしたり、邪悪になったりもしますし、号泣したり、こけたり、飛んだり、踊ったり、ちょっと歌ったり(笑)。落ちるし濡れるし、ロクなことがない主人公(笑)。その全てを思ってる以上にやっていただけているので、素敵なものになっています。
― 山崎賢人演じる利太
英監督:ぶっきらぼうで人見知りなんだけど、クールに見えたり。そこが母性本能をくすぐる。風みたいな男でふわっとしていて、軽やかで涼しげ。とらえどころがないんだけど、やっている間にだんだんガキっぽくなってきて、愛される人間になってきています。
― 坂口健太郎演じる弘光
英監督:「風」に対しての「太陽」で、周りの人々に対してちゃんと明るさをもたらすことのできる男の子。一方で、全ての行動において自分が見えていて、日本代表で言うと遠藤保仁選手のようなイメージ。人との距離が近そうに見えて、実は一線をひいている部分もあり、それがはとりと出会うことでわかっていく。ビックリするほどカッコいいので、1カットごと楽しみながら撮っています。
昨今の恋愛モノは、男の子と女の子1人ずつ、2ショットのパターンが多いですが、今回はヒロインがいて、タイプの違う2人のイケメンがいる。『ブリジット・ジョーンズの日記』のティーン版。真ん中の女の子はビジュアル的にはきれいですが、女の子の本音をストレートに表現する。そんな主人公を桐谷美玲さんが赤裸々に演じるということで、少女漫画の実写化としてはこれまでにないものに仕上がっています。
(modelpress編集部)
※山崎賢人の「崎」は正式には旧字(立つ崎)
キャスト:桐谷美玲 山崎賢人 坂口健太郎 / 福田彩乃 我妻三輪子 高橋メアリージュン / 濱田マリ 竹内力
原作:幸田もも子「ヒロイン失格」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:英勉
脚本:吉田恵里香
音楽:横山 克
<ストーリー>
幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)に恋するはとりは、絶対的自信を持って自分が彼の“ヒロイン”だと思い込んでいる。そんな中、クラスの中でも六角精児似のイケてない女の子、安達未帆(我妻三輪子)に告白された利太が付き合い始めるというまさかの展開!2人の関係に悶絶する中、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)がはとりに興味を持ち始め…まさかの三角関係!?果たして、はとりはどちらを選ぶ?
【現場レポート】桐谷美玲の全力変顔に監督爆笑!ドキドキの接近シーンも
クランクインから10日ほど経過したこの日、ロケ地となったのは神奈川県内の女子校。爽やかな光の差し込む広々とした学食で、制服姿のエキストラを交えた大所帯の撮影が行われた。カレーやスパゲティのおいしそうなにおいで包まれる中、まずははとり(桐谷)とその親友・中島杏子(福田彩乃)のやり取りから。幼なじみの寺坂利太(山崎)の“ヒロイン”は自分だと思い込むはとりが、中島に利太への気持ちを話していると、地味で目立たないクラスメイトの安達(我妻三輪子)に不良たちが絡みはじめ、トラブルが発生。利太と安達が付き合い出し、はとりが“ヒロイン失格”に気づくきっかけとなる重要なシーンだ。
くるくると表情を変え、時には激しいジェスチャーも交えながら利太への愛を語るはとりと、その暴走ぶりを冷静に見つめる中島のテンポの良いやり取り。喜怒哀楽のすべてを全開にした桐谷はまるで漫画から飛び出してきたかのようで、カットがかかるたびに監督の高らかな笑い声が響き渡る。はとりならではとも言える渾身の変顔は、監督自ら「オェェェ~って感じで(笑)」と顔をゆがめて指導。原作を研究した桐谷だからこそ体現できるはとり像に、監督からは「最高!」「素晴らしい!」と賛辞が飛んだ。
一方、山崎と我妻は恋が始まる瞬間のじれったい感じを繊細な演技で表現する。「私といるとイメージが悪くなります…」と恐縮するいじめられっ子の安達に対し、「人の目なんてどうでもよくね?」とキッパリ言い切り、向い合ってご飯を頬張る利太。無邪気に微笑む、利太の狙わない可愛らしさが安達の心をほどけさせる。カットがかかると、本当の同級生さながらに和やかに会話。みずみずしい演技を披露する2人を、監督が「ラブってるねぇ!」「付き合え!」などと囃し立て、笑いを誘った。
そんな2人の演技をモニター越しに真剣な眼差しで見つめていた坂口。台本を綿密にチェックしたのち、いざ撮影に臨む。利太にフラれてしまったはとりは、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口)と付き合い始め、今度は弘光へのラブを中島に熱弁。そこに偶然居合わせた弘光が、嬉しさのあまりはとりに急接近し、耳元で言葉を囁くという“胸キュン”シーンだ。スラリ高身長の坂口は、紙パックの野菜ジュースを飲んでいるだけで絵になり、ひとたびスマイルを繰り出せばはとりのみならずその場のスタッフをも全員ノックアウト。監督も思わず「カッコいいな~!お前!」とため息をもらすほどの1シーンがおさめられた。
その後も利太と食堂のオヤジ(竹内力)のコミカルなやり取りなど順調に撮影が進み、ラストは利太とはとりの幼なじみ2ショット。季節を遡るフラッシュバックシーンということで、真冬の寒さの中、ブレザーを脱いだシャツ1枚で撮影。隣り合ってご飯を食べる2人は、利太が苦手なトマトをはとりの皿に入れるというちょっとしたイタズラがきっかけではしゃぎ合うのだが、ここはアドリブの連発でカットがかかると2人揃って吹き出してしまうほど。撮影を経て仲を深めた桐谷と山崎のコンビネーションが垣間見える一幕となった。
3人の制服の着こなしにも注目。はとりはピンク色のシャツに白カーディガンといった女の子らしいコーディネートで、おだんご、ポニーテール、ハーフアップとシーンごとに変化するヘアアレンジは女の子のトレンドになりそう。利太はパーカーをイン、足元はスニーカーでやんちゃなイメージ、弘光はベストにローファーというスマートな着こなし。山崎は原作で利太がつけているピアスと同じものを自ら探して購入するなど、それぞれのこだわりが行き届いたディテールにも目を向けて作品を楽しんでほしい。
英勉監督コメント
― 撮影の様子英監督:1年を通したストーリーを真冬に撮るという過酷な中、皆さん一生懸命頑張ってくださって、順調に撮り進めています。自分が思っていた以上に楽しくラブな感じで進んでおります(笑)。
― 桐谷美玲演じるはとり
英監督:人の持っている感情の全てを表に出せる女の子。画面いっぱいに一生懸命やってもらえば、観た人がはとりちゃんを大好きになる映画になるんじゃないかなと。憎んだりいじわるしたり、邪悪になったりもしますし、号泣したり、こけたり、飛んだり、踊ったり、ちょっと歌ったり(笑)。落ちるし濡れるし、ロクなことがない主人公(笑)。その全てを思ってる以上にやっていただけているので、素敵なものになっています。
― 山崎賢人演じる利太
英監督:ぶっきらぼうで人見知りなんだけど、クールに見えたり。そこが母性本能をくすぐる。風みたいな男でふわっとしていて、軽やかで涼しげ。とらえどころがないんだけど、やっている間にだんだんガキっぽくなってきて、愛される人間になってきています。
― 坂口健太郎演じる弘光
英監督:「風」に対しての「太陽」で、周りの人々に対してちゃんと明るさをもたらすことのできる男の子。一方で、全ての行動において自分が見えていて、日本代表で言うと遠藤保仁選手のようなイメージ。人との距離が近そうに見えて、実は一線をひいている部分もあり、それがはとりと出会うことでわかっていく。ビックリするほどカッコいいので、1カットごと楽しみながら撮っています。
伊藤卓哉プロデューサーコメント
誰よりも監督が一番楽しんでいる現場。あんなに笑いながら撮影している方はなかなかいらっしゃらないと思う。監督がムードメーカーになっているので、キャストも新鮮な気持ちで、今までにない作品に出会えたと感じているようです。昨今の恋愛モノは、男の子と女の子1人ずつ、2ショットのパターンが多いですが、今回はヒロインがいて、タイプの違う2人のイケメンがいる。『ブリジット・ジョーンズの日記』のティーン版。真ん中の女の子はビジュアル的にはきれいですが、女の子の本音をストレートに表現する。そんな主人公を桐谷美玲さんが赤裸々に演じるということで、少女漫画の実写化としてはこれまでにないものに仕上がっています。
(modelpress編集部)
※山崎賢人の「崎」は正式には旧字(立つ崎)
映画「ヒロイン失格」
2015年夏、全国ロードショーキャスト:桐谷美玲 山崎賢人 坂口健太郎 / 福田彩乃 我妻三輪子 高橋メアリージュン / 濱田マリ 竹内力
原作:幸田もも子「ヒロイン失格」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:英勉
脚本:吉田恵里香
音楽:横山 克
<ストーリー>
幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)に恋するはとりは、絶対的自信を持って自分が彼の“ヒロイン”だと思い込んでいる。そんな中、クラスの中でも六角精児似のイケてない女の子、安達未帆(我妻三輪子)に告白された利太が付き合い始めるというまさかの展開!2人の関係に悶絶する中、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)がはとりに興味を持ち始め…まさかの三角関係!?果たして、はとりはどちらを選ぶ?
【Not Sponsored 記事】