相葉雅紀&武井咲が華麗に謎を解く 月9「貴族探偵」<第1話あらすじ>
2017.04.17 14:17
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嵐の相葉雅紀が主演を務め、女優の武井咲が共演するフジテレビ系月9新ドラマ「貴族探偵」(毎週月曜よる9時~)の第1話が17日、初回30分拡大で放送スタートする。
前代未聞のミステリー 月9「貴族探偵」
1987年4月よりスタートした枠として30周年を迎える記念すべき今作は、麻耶雄嵩氏による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」(いずれも集英社文庫刊)が原作。相葉演じる主人公は探偵を趣味としている貴族で、年齢、家族、学歴、住所、本名までも不明。さらには、一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに任せながら優雅に謎を解くという、探偵が存在する既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリーとなっている。
そんな破天荒な貴族たちと偶然に、かつ頻繁に同じ事件に居合わせる“新米女探偵”高徳愛香を演じるのは武井。ほか、愛香と行動を共にする刑事・鼻形雷雨役を生瀬勝久、愛香が「師匠」と仰ぐ女探偵・喜多見切子役を井川遥、貴族に使える召使いの一人、運転手・佐藤役を滝藤賢一、メイド・田中役を中山美穂、執事・山本役を松重豊。さらに、仲間由紀恵がどこに何の役で出演しているのか“謎”という役どころを演じる。
第1話あらすじ
そこは、とある探偵事務所。スマ-トフォンの秘書アプリに天気模様などを聞きながら、高徳愛香(武井咲)がいそいそと動き回っている。そんな愛香を尻目に、朝っぱらからワイングラスを傾けているのは喜多見切子(井川遥)。愛香が師匠と仰ぐ女探偵だ。駆け出しの新米探偵である愛香は、クライアントで日本有数の財閥令嬢・玉村依子(木南晴夏)からパーティーに招かれており、その準備に慌ただしい。鞄に白手袋や証拠袋など、愛用の探偵道具を詰める愛香。
「パーティーにそんなの要らなくない?」と茶々を入れる切子に「持って行かないと落ち着かないので」と振り返った愛香の前には、もう切子の幻影は消えていた――。
愛香がやってきたのは、霧が立ちこめる山中、最高の展望をのぞむパーティーの主催者の山荘。
もともとは明治時代にガスコンという名の英国人が建てた別荘で、通称、ガスコン荘。久方ぶりの再会を果たす依子と愛香。ガスコン荘内を令嬢に案内されている中、愛香が異変を見つける。地下室へ向かう扉の前に、なぜか血の足跡が…。仰天する令嬢の隣で、職業癖から手袋をはめ、地下室へ足が向く愛香。その途中、地下室にある“鬼隠しの井戸”と呼ばれる古井戸の話を聞く。
ガスコン荘が建てられるずっと前、いつからあるのか分からない程ずっと前からある古井戸。その井戸に死体を捨てれば不思議なことに消えてしまう…鬼が死体を隠してしまう、と言い伝えられており、昔、闇討ちされた侍や口減らしの子どもなど、都合の悪い死体が、このガスコン荘の地下室に現存している“鬼隠しの井戸”に捨てられていたのだという。
後味の悪い話を聞いた愛香が地下室の扉を明けると、そこには異様な光景が広がっていた。愛香と同じくパーティーに招かれていた男性が頭部から血を流して絶命しており、その周りを無数の血の足跡が囲んでいるのだ。血まみれのダンスを踊ったあとのように、何の規則性もなく、足の踏み場も無いほどに…。
すぐさま何台ものパトカーがガスコン荘へ到着、その一台から派手なスーツを着た刑事が降り立つ。現場指揮をとる刑事・鼻形雷雨(生瀬勝久)。部下の常見慎吾(岡山天音)とともに、鑑識の冬木和泉(田中道子)から状況報告を受けると、集まっている事件関係者の聴取へ。
すると、予想外の出来事が。ガスコン荘の関係者含め誰も見たことのない、執事の出で立ちをした長身痩躯(そうく)の男(松重豊)山本が突如あらわれる。「我が主が、公僕殿や皆様とお会いすることを望んでおります」。
事態が飲み込めない一同がふと外を見ると、いつの間に設置されていたのか、そこには巨大な天幕が。訳も分からぬまま、山本の案内で一同は天幕の中へ。そこは柔らかな絨毯がひかれ、数々の調度品が並んだ、さしずめヨーロッパの貴族の部屋のよう。
メイド服の女性(中山美穂)田中がお茶を一同に出すと、ビリヤードの音か聞こえてくる奥から、古めかしい運転手風情の男(滝藤賢一)佐藤と談笑をして現れた男。その男を見て、一同はさらに呆気にとられる。
どこをどう見ても、逆に今、この時代にこのような人間がいるのだろうか、と問わざるを得ない、頭のてっぺんから足の指先まで、すべてが貴族なのだ。その男が、愛香や鼻形に向かって言い放つ。不可解な事件が起きたと聞いたので、解決しに来た、と。まったく事が飲み込めない愛香と鼻形。口から出たのはごく自然な問い。一体全体、あなたは何者なのか?
「心ある人からは、こう呼ばれています。貴族探偵と」。
その名前を聞いた時、わき上がる愛香の敵対心。一体二人の間に何があるのか? そして勃発する貴族と愛香の推理対決。しかし貴族探偵は「推理など雑事」だと公言し、一同の想像をさらに超越していく。かつてこれほどまでに優雅な探偵がいただろうか? 既成の推理劇の常識を完全に覆す、前代未聞の謎解きの幕が今、上がった――。
(modelpress編集部)
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