バッテリィズ、CM初出演 京都ゆかりの“偉人”に エース「正直知らないですね」

バッテリィズ、初CMで京都ゆかりの“偉人”に

新CMでは、バッテリィズが京都にゆかりのある偉人の姿に。同商品の魅力を、エースと寺家のコミカルな掛け合いと、3人が醸し出す穏やかな空気感とともに紹介する。

予告編ほか、11篇の動画撮影は、同商品のブランドの原点である京都を舞台に、1日がかりで行われた。本番用の衣装でロケ地入りした後、それぞれ京都にゆかりのある偉人の格好をしている設定や、ストーリーについて説明を受けたエースと寺家。そこで山下（敦弘）監督から「近藤勇、千利休というキャラクターは意識せずにいきましょう」と声を掛けられると、「意識なんてできませんよ（笑）」「たしかに」と応じ、さっそく現場に笑いを起こしていた。また、撮影の終盤には、セリフが苦手なエースに対して、監督自ら熱のこもった演技指導を行い、エースがそれに応えてOKを出すシーンも。バッテリィズにとって初のCM撮影だったが、山下監督との息の合った二人三脚で乗り越えられていた。

雄大な五重塔をバックに同商品を飲んだ後、エースが「おれ誰ー！」「お前もっと誰ー！！」と絶叫するシーン。ここでは、天候などの都合により、同じやり取りを何度か繰り返すこととなった。それでもバッテリィズならではのほのぼのとした空気をまといつつ、毎回絶妙な掛け合いを披露して、現場を盛り上げていた2人。同商品で一息ついて安らいだのも束の間、自分がいつもと違う格好であることに気づくというシーンでのエースの慌てぶりから、同じく見たことがない格好をしている寺家への的確なツッコミと間、そしてそんなエースの困惑をなだめる寺家のフォローまで、何度見ても笑ってしまう動画が完成した。

また、使用されている楽曲「ケセラセラ」は、バッテリィズの出囃子としておなじみのガガガSPが、今回の新CMのために書き下ろした新曲。バッテリィズの生き方や漫才のイメージと、京都を原点にしたお茶である同商品が目指す世界観に共通する、複雑になりすぎた世の中に、心に余白をもって「気楽にいこうよ」というテーマで、聴いた人を前向きな気持ちにさせてくれる歌詞になっている。（modelpress編集部）

バッテリィズ インタビュー

― 撮影の感想を教えてください。

寺家：右も左も全く分からないまま、時間が過ぎていく感じでしたが、楽しかったです。

エース：スタッフの皆さんがすごく手伝ってくれるなと思って。劇場だと1人とか、コンビで身の回りのことをやっていて、漫才するだけならそりゃそうなんですけど、こんなにいろんな人が手伝ってくれることはないなと思いました。

寺家：プロ集団ですよね。手際がすごかったです。まだ何の手応えもなくて、分からないなという感じですが、完成したCMを早く見たいです。

エース：「伊右衛門」はマジで母親が実家でずっと箱買いしていたので、ほんまにうれしいです。

― ちなみに、今回はバッテリィズさんの出囃子でもおなじみのガガガSPさんが、本CMのために書き下ろした楽曲を使用しています。

エース：うれしいですね。

寺家：信じられないです。ほんまですか？最初に聞いた時ドッキリかなと思いました。

― 寺家さんは千利休の格好で撮影に臨みましたが、最初に聞いた時どう思いましたか？

寺家：まさか千利休になる日が来るとは思ってもいなかったので、ちょっとびっくりしましたけど、うれしかったです。

― エースさんは近藤勇の格好でした。

エース：その人は正直知らないですね。ごめんなさい。千利休は聞いたことあるんですけど。

寺家：あ、千利休は聞いたことある？

エース：うん。でも、もう1人の人は知らなくて。近藤…近藤さん？近藤さんはごめんなさい。

寺家：まだ名前を覚えていないの？勇までは覚えてないみたいです。

― お互いの髪型や衣装をご覧になっていかがですか？

エース：僕はあんまり変わってないですね。

寺家：髪型が違うね。

エース：ちょっと髷（まげ）を載せられただけですよ。相方はいつもより違和感がありますけど、次からはこれで漫才したいですね。

寺家：嫌です。ウケないよ。

エース：僕は髷を取りますけど、そっちはもうそのまま。

寺家：あ、俺はこの格好で出るってこと？まぁ、そんな変わらんか。

エース：その方が、（エースが知らないことについて長々と）説明しそう。

寺家：メッチャ説明が長そうやもんな。新選組は大河ドラマを見ていたので、近藤勇の衣装を着られるなんて、うらやましいなと思いました。

― 京都で撮影しましたが、お二人にとってはどんな場所ですか？京都にまつわる思い出をお聞かせください。

寺家：「よしもと祇園花月」という劇場に月1、2回来させてもらいますけど、祇園花月でウケたことないです。

エース：ほんま、そうですね。5分漫才で、7分スベリました。追加で２分スベりましたから。

寺家：本来は5分しかスベれないはずなので、体感ですよね。

エース：いや、体感じゃない。ほんまに7分スベったから。

寺家：スベりすぎて、2分伸びたんやな。

エース：お笑い以外でも、伏見稲荷でしたっけ？鳥居がいっぱいバーッとなっている有名なところ。僕、あそこから80段ぐらい転げ落ちたんですよ。

寺家：80段もある？

エース：確かある。階段を80段ぐらい転げ落ちて。無傷でしたけどね。

寺家：いや、すごいやん。たくましい。最強やんか。ほんまに、近藤勇の強さやで。

エース：そういう強いとか知らないですけど。

寺家：あー、ごめんなさい。知らんこと言って。

― 今回のCMを京都で撮影したことで、嫌な思い出がちょっとだけ書き換えられたのでは？

エース：そうですね。振り返ったらいい思い出になりそうです。

寺家：たしかに！