元BiSHモモコグミカンパニー、自身の名前に言及 事務所移籍受け
2023.07.21 18:38
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元BiSHのモモコグミカンパニーが21日、都内で小説第2作「悪魔のコーラス」(河出書房新社)の刊行記念イベントを開催。イベント前に合同取材会に出席し、事務所移籍後について明かした。
モモコグミカンパニー、BiSH解散直前に執筆した作品への思い
BiSHとして6月29日の解散に向けて多忙な日々を送る中、どのように時間を作っていたのかと問われると「BiSHのツアー中だったのでよく遠征に出ていたんですけど、移動中の新幹線や飛行機の中ではそういう時間にしようって決めて書いていました。寝る前とか楽屋入りする前の時間も使っていましたが、逆にメリハリがありましたね」と回顧。また、執筆する中で苦労した点を尋ねられると「元々、重いノートパソコンを使っていたんですけど、1作目を出した記念に薄めのiPadを買って、はじめはiPadの仕様がわからなくて変なボタンを押して5000文字とかが一気に消えたことが2回あって、それですごく苦労しました」と打ち明け、「でも書かないと忘れるなと思って、諦めずにその分を自分で頑張って復元しました」と胸を張った。
逆に、楽しかったことを聞かれると「私、昔から妄想癖があるので、何かを自分の中で組み立てることがすごく好きだったんですけど、今回はミステリーを書きたいというのが元々あったので、伏線とかをガチガチに固めてから書き進めるという方法でやりました。1作目は書き方がわからなくてプロットとかも無視してバーっと書いて、そのあとに編集の方と手伝ってもらったんですけど、今回はプロットから作らせてもらったので、展開を考えたりするその作業が一番楽しかったです」と声を弾ませた。
特にラストシーンがお気に入りだそうで「ラストの展開がいくつか候補があったんですけど、その中で自分が“これだ”と思うものを採用していただいて本になっているので、ラストにはこだわりがあったので注目して読んでほしいなと思います」とアピールした。
モモコグミカンパニー、自身の名前について言及
またBiSH解散後、ワタナベエンターテインメイントに移籍をしたモモコグミカンパニーは、他の芸能人との交流の幅が広がり、芸能人としての環境が一変したのではないかと尋ねられると「そんな考えはあまりなくて、今は文化人という枠に入れていただいていて、テレビ局でご挨拶させていただくことが多いなって感じなんですけど、BiSHのときはジャンルレスにやっていて、モデルとか演技とか自分の性に合わないことすらやっていて、もうバンドさんと会うことはないのかなと思うんですけど、広がったなというよりは、これからワタナベエンターテインメイントという大手事務所さんに所属させてもらう身としては、自分をしっかり持っていないといけないなということは以前より感じるようになりました」と吐露。さらに、事務所を移籍してもモモコグミカンパニーという名前を使っていることについては「WACKという事務所は辞めたんですけど、モモコグミカンパニーは(WACK代表取締役)渡辺(淳之介)さんにつけてもらった大切な名前でもあり、自分のルーツでもあるので大切にしていこうと思っています」と語った。
モモコグミカンパニー小説第2作「悪魔のコーラス」
本作は、中学2年生の主人公・原田透花が転入した由緒あるミッション系学園『小鳥遊自由学園中等部』を舞台に描かれる長編小説。入部した合唱部で頻発する不穏な出来事、学園の裏の顔、密かに続けられていた禁忌…。誰もが経験する年齢特有の感情、生徒同士の微妙な人間関係が生々しく活写され、息をもつかせぬ不穏な展開で寒気立つ、戦慄と感動の学園サスペンス小説となっている。(modelpress編集部)
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