山本舞香、板垣瑞生「デキないふたり」 (C)テレビ朝日

山本舞香主演で板垣瑞生と“ディスきゅん”ラブコメ「デキないふたり」ドラマ化 目隠しキスも

2021.12.01 06:00

女優の山本舞香が、LINEマンガ『デキないふたり』をドラマ化したスペシャルドラマ『デキないふたり』(テレビ朝日/ディスきゅん編2022年1月3日深夜0:15~、TELASA/ムズきゅん編2022年1月1日0:00~)で主演を務めることが決定。俳優の板垣瑞生が共演する。


マンガ「デキないふたり」

「デキないふたり」 書影(提供写真)
「デキないふたり」 書影(提供写真)
LINEマンガの恋愛ランキングで1位(2021年8月10日時点)に輝いた連載マンガ『デキないふたり』をドラマ化。その物語とは、過去に最悪の別れ方をした広告会社で働く同期の男女が、ライバルとして営業成績を競い合い、顔を合わせればディスりの応戦、ケンカばかりの毎日。が、あることをきっかけに2人の関係が微妙に変化し始め、心の内では態度とは真逆の“きゅん”が同時多発する<#ディスきゅん>満載の大人のオフィスラブコメディー。2022年最速でお届けする、新春初“きゅん”ドラマだ。

山本舞香、こじらせ系美人役に

そんな今作で主演を務めるのは山本。その凛とした表情で魅力を放つ山本は、これまで数々のドラマや映画に出演し、近年では『ハケンの品格』(2020年)、『コタローは1人暮らし』、『ソロモンの偽証』(共に2021年)などのドラマや、『とんかつDJアゲ太郎』、『今日から俺は!!劇場版』(共に2020年)など多くの作品で活躍。その一方で屈託のない物言いでバラエティー番組でも人気を博し、ジャンルを問わず多くの人を魅了する存在に。

そんな勢い留まるところを知らない山本が演じるのは、会社の同期でかつて高校時代に付き合っていた黒瀬孝仁から、初体験の時にとんでもないひと言を放たれたことでトラウマとなり、以来まともな恋愛ができずにいるこじらせ系美人・白藤奈緒。

山本は演じるにあたり、「これまでラブコメもこういった役もあまり経験がなかったので、『私にできるかな!?』『奈緒役は、私でいいんですか!?』という不安はありました」と当初は心配していたと言うが、いざ演じてみると「奈緒は自分自身と被る部分がすごくあって、共感できてやりやすかったです」と語った。

一方で、「奈緒は可愛いなっていうポイントも多いので、どうやったら可愛く見えるか…そういう点ではめっちゃ頑張っています(笑)」とも明かした。山本が全力で演じる奈緒を通して、一体どんな<#ディスきゅん>を世に放ってくれるのか注目だ。

板垣瑞生、山本舞香の“きゅん”の相手役に決定

そんな山本演じる奈緒の同期で犬猿の仲である高校時代の元恋人・黒瀬孝仁役には、板垣が決定。2015年に映画『ソロモンの偽証』で約1万人のオーディションの中から準主役を勝ち取り、そのミステリアスな演技で一躍注目の的となり、以降もNHK大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年)や連続テレビ小説『エール』(2020年)、大河ドラマ『麒麟がくる』(2021年)などのドラマ、そして初主演をはたした『初恋ロスタイム』(2019年)などの映画と話題作に続々と出演するなど、若手ホープの筆頭株として数々の作品で活躍中。

そんな板垣が、大人のオフィスラブコメディーで新たな魅力を放つ。これまでの印象から一変、ブラックスーツでビシっとキメたクールな姿を披露する。

板垣演じる黒瀬はかつて奈緒を傷つけ、同期となった今では顔を合わせればケンカばかりという、一見イヤな人物に思えるが、黒瀬は黒瀬で抱えるものがあり、さらには奈緒同様に思いに素直になれない迷走男子。表ではクールでカッコ良く装う黒瀬だが、心の声がダダ漏れると、「こんな可愛い一面が!?」とド級のギャップを垣間見せることに。

「抑える演技の後に次のカットで開放させる演技ができて、僕はその2つがあったので、すごくやりやすかったですし、楽しかったです!2役を演じる感覚に近い、ぜんぜん違う人格に見えるレベルかもしれないです」と板垣が語る、ギャップ萌え必至の芝居が見どころだ。

原作で話題の“目隠しキス”山本舞香「まさに“きゅん”ですよ(笑)」

原作で話題のあの“目隠しキス”はこだわり照明の中で“極きゅん”シーンに昇華。ケンカしながらも合間で見せる不意打ちの優しさやドキっとするセリフ、しぐさ…さらに心の声では可愛い側面ものぞかせるなど、冒頭から最後までこれでもかという“きゅん”シーンが続々登場。

中でも注目なのは、原作でも話題の“目隠しキス”シーン。そのシーンの撮影を終えた山本は、「私は目を開けていたから、相手が近づいてくるのがわかるんです。『ヤバいヤバいヤバい!来てる来てる!』って。あの“目隠しキス”はまさに“きゅん”ですよ(笑)」と撮影の状況を明かした。

一方、板垣は集中しすぎて「あまり記憶がない…」と言いつつ、「黒瀬は思わずしてしまったキスだったんですけど、僕自身もそういう気持ちになっていて、なるようになってしまった必然のキスシーンだったと思いますね」と語るほど自然なキスだったそう。その他にも、さまざまなキスシーンやハグシーン、それ以上のドキドキシーンも登場する。

「デキないふたり」“月9”脚本家דチェリまほ”監督手がける

さらに今作は『ナイト・ドクター』や『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』(共に2021年)と2クール連続で「月9」枠を執筆した大北はるかが脚本を担当し、『来世ではちゃんとします』や心の声をコミカルに描き「チェリまほ」ブームを巻き起こした『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(共に2020年)の湯浅弘章監督という2人が手掛けるとあって、原作の魅力を最大限に引き出すがゆえに、予想を上回るきゅん&ドキドキが待ち受ける。

その1つである“目隠しキスシーン”は物語の最も重要な展開を担うシーンとして描かれている。原作ファンにもたまらない極上きゅんシーンに昇華している。

テレ朝史上初「デキないふたり」地上波と配信が完全連動

物語をもう1つの側面から魅せるTELASA(テラサ)バージョンを配信。今作はテレ朝史上初<地上波×動画配信プラットフォームTELASA(テラサ)>の完全連動ドラマ企画。物語を別の側面から描く配信オリジナルバージョンを動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」でお届け。地上波よりひと足先にフライング配信する。

地上波では奈緒の視点で物語がスタート、過去の回想や現在進行形の2人の関係、黒瀬への思いがつまびらかになっていく一方で、TELASAオリジナル版は黒瀬の視点で幕を開ける。

地上波が“ディスきゅん”なら、TELASAオリジナル版では黒瀬が抱えるじれったい気持ちなどがつぶさに描かれる“ムズきゅん“ドラマ。1つの物語が2軸で描かれることで、1つの視点では見えなかった思いや事実が、もう1つの視点での物語で明らかになるなど、気づきや発見が満載。

さらに、素直になれないこじらせ男女の恋物語ゆえにすれ違いや誤解も多々ぼっ発するが、それぞれの心の声や、裏腹行動の真意が見えた時にはハートを鷲づかみ&“きゅん”とするだろう。

そんな2022年の初“きゅん”を届ける『デキないふたり』には、ドラマをさらに盛り上げる白藤と黒瀬の間に割って入るイケメンデザイナー・金城冬馬やドラマオリジナルキャラクターなど、気になる人物が続々登場。その豪華キャストは続報でお知らせ予定。(modelpress編集部)

主な登場人物

・白藤奈緒(しらふじ・なお)…山本舞香

Web広告会社の営業部でバリバリ働き、社内外でも評判がいい。美人で仕事もでき、順風満帆に見えるが、実は元カレとの初体験のトラウマが原因で、まともな恋愛ができずにいる。大雑把な性格で、料理は苦手。

・黒瀬孝仁(くろせ・たかひと)…板垣瑞生

奈緒の同期でライバル。会えば罵詈雑言、ケンカばかりの犬猿の仲。実は高校時代に奈緒と付き合っていたが、同僚たちには秘密にしている。奈緒のトラウマの元凶となった張本人。几帳面な性格で、家事も得意。

山本舞香(白藤奈緒役)コメント

― 本作のオファーを受けたときの率直な感想と、脚本を読んだ感想をお聞かせください。

これまでラブコメもこういった役もあまり経験がなかったうえに、さらに今作はその中でも特に“きゅんきゅん”する作品だったので、最初は「私にできるかな!?」「奈緒役は、私でいいんですか!?」という不安はありました。でも脚本を読んでみると、コメディーでありながら、一人ひとりの感情が丁寧に描かれている作品だなと思い、現場でどのように撮影するんだろうと楽しみでもありました。

― 原作を読んだ際、どのような印象を受けたか教えてください。

これまでマンガを読んでこなかったので、縦に読むのか斜めに読むのかマンガの読み方もわからないぐらいだったのですが、『デキないふたり』を読んだら「マンガってこんなに面白いんだ!」って初めて知りました。今はすごい続きが気になっています!奈緒と黒瀬の不器用さだったり、互いに強がったり、それでいてピュアな部分があったり、とても可愛いなと感じました。

― 白藤奈緒を演じてみていかがでしたか?役作りでこだわった点や、ご自身との共通点、ギャップを感じた点などもございましたら教えてください。

奈緒は自分自身と被る部分がすごくあります。好きな人に対して正面からぶつかっていけないから強く出てしまったり、口が悪くなってしまったり、その反動で「あー、言っちゃった…」と後悔したり…私もそういう経験をしたことがあるので、共感できてある意味やりやすかったですね。特に黒瀬は同期のライバルでもあり、トラウマの原因となった相手でもあるので、そういう強さは出していきたいなと思って演じました。それでいて奈緒は可愛いなっていうポイントも多いので、どうやったら可愛く見えるのか考えて、声のトーンを上げてみたり、私が普通に上目遣いすると怖くなってしまうので顎を上げてみたり…そういう点ではめっちゃ頑張っています(笑)。

― 板垣瑞生さんと初共演された印象を教えてください。

板垣くんはよく笑って、いつもニコニコしていてとても人懐っこい人だなと思いました。初めましての人でも気軽に話しかけてくれて、現場を明るくしてくれるんです。それでいて本番になるとバチンってスイッチが入って、真顔になって黒瀬になりきる。すごいなって思いましたね。

― キスをきっかけに物語ではある転換を迎える大事なシーンがありますが、撮影はいかがでしたか?

原作でもあるんですけど、目隠しをされてキスをされるっていうシーンで、すごく緊張しました。しかも私は目を開けているから、相手が近づいてくるのがわかるんです。「ヤバいヤバいヤバい!来てる来てる!」って。あの“目隠しキス”は流行りそうですよね。ドキドキ感がすごいありますし、まさに“きゅん”ですよ(笑)。

― 今作では地上波の他にTELASA版もあり、さらにモノローグ(=心情を語るセリフ)もあるなど盛りだくさんの内容になっていますが、その点はいかがですか?

TELASA版はよりコメディー要素が強くなっていたり、地上波では放送されていない部分も描かれたり、モノローグが入ってくるなど、面白くなるんじゃないかなと感じています。TELASA版では特に黒瀬のコメディー要素が強く、可愛さが出ていたりするので、その分板垣くんは演じ分けるのが大変だったんじゃないかな。

― 楽しみにしている皆さんへ意気込みやメッセージをお願いします。

私自身もあまり経験のないラブコメディーの主演ということでプレッシャーもある反面、現場はめちゃくちゃ楽しく、キャスト、スタッフが一丸となって撮影させていただいています。この“胸きゅん”をぜひ年始に皆さんに見ていただき、さらに地上波版とはひと味ちがったよりコメディー要素が増したTELASA版も同時に見ていただけたら、2度おいしいドラマになっているので、楽しみにしていただけたら嬉しいです!

板垣瑞生(黒瀬孝仁役)コメント

― 本作のオファーを受けたときの率直な感想と、脚本を読んだ感想をお聞かせください。

主演が山本舞香さんと聞いて、とても興味がある方だったので、どんな方なんだろう、どういうお芝居をされるんだろうと、いろいろぶつけてみたいなと思いましたし、監督は大好きな作品『チェリまほ(=「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」)』の湯浅弘章さんで、ご一緒するのが楽しみでした!

『デキないふたり』という面白いマンガ原作に、山本さん、湯浅さんなどいろんな方たちが加わることでどういう化学反応を起こすのかワクワクしました。脚本では、表面上はクールな黒瀬とぶつかっていく白藤という2人の姿を、すごい面白く遊んで描かれていて、読んでいて笑っちゃいました。

あとTELASA版ではより黒瀬のコメディー色が強いので、「ヤバい!ヤバい!」「どれだけここで遊びつくせるかな!?」と興奮しながら脚本に心を持っていかれましたね。

― 原作を読んだ際、どのような印象を受けたか教えてください。

この作品の出演が決まってから拝見させていただいたのですが、会社で恋愛するというドキドキ感もあり、ヒロインもケンカ腰で、男女お互いがケンカし合うっていうのが恋愛作品では珍しいと思って、まずそこがとても面白かったですし、楽しくやりたいなと率直に思いました。

― 黒瀬孝仁を演じてみていかがでしたか?役作りでこだわった点や、ご自身との共通点、ギャップを感じた点などもございましたら教えてください。

黒瀬はクールでなかなか本音を出さないタイプで、僕はおちゃらけるのが好きですが根を隠す部分もあって共感できるなって思いました。恋愛でも前に踏み出せない黒瀬のように、自分にもそれに近い部分があって。僕は人とうまく接したり、性別関係なく「仲良くなろうぜ!」ってできるんですけど、いざ女性っていうものを意識した瞬間に「どうしよう!」ってなってしまうと思うんです(笑)。

なので、黒瀬という役に対してギャップを感じることはそんなになく、むしろ「あ、ここは共通点だな」って感じることが多かったですね。そういう理由もありますし、キャストの方も素敵な人ばかりで、投げたボールに対してなんでも返ってくるので、とにかく演じていて楽しいです。

― 山本舞香さんと初共演された印象を教えてください。

山本さんは実際お会いしてみると、気の強い部分と女性的な部分もあるんだなと感じて、「白藤奈緒だな、この人は!」って、山本さんに白藤が重なりました。すごく優しい方ですし、現場でもガンガンしゃべって場を盛り上げて下さって、とてもエネルギーのある方なので、すごく安心感があります。

― キスをきっかけに物語ではある転換を迎える大事なシーンがありますが、撮影はいかがでしたか?

集中していたからか、あまり記憶がないのですが、すんなりと撮影はできたと思います。それまでのシーンの流れからすごい自然だったなと。黒瀬は思わずしてしまったキスだったんですけど、僕自身もそういう気持ちになっていて、このシーンをこうしなきゃっていう目論見もなかったですし、なるようになってしまった必然のキスシーンだったかなって思いますね。

そういう風に撮影に挑めたのは、黒瀬としてそこに立たせてもらっていたからだと思うんです。あと、原作に沿うような形でやらせてもらったので、このシーンは原作ファンの方にも喜んでもらえるポイントなんじゃないかなって思っています。

――今作では地上波の他にTELASA版もあり、さらにモノローグ(=心情を語るセリフ)もあるなど盛りだくさんの内容になっていますが、その点はいかがですか?

黒瀬は地上波版ではクールな部分、TELASA版では柔らかい部分が描かれているのですが、抑える演技の後に次のカットで開放させる演技ができて、僕はその2つがあったからやりやすかったですし、楽しかったです!2役を演じる感覚に近い、ぜんぜん違う人格に見えるレベルかもしれないです。

でも、クールなままで、モノローグもなかったら、黒瀬の柔らかい部分などが伝わらなかったと思うので、解放する一面を見せられるのは良かったなって思います。

― 楽しみにしている皆さんへ意気込みやメッセージをお願いします。

年明け早々“きゅんきゅん”し過ぎて心臓に悪いドラマをお送りしてしまうのは、本当に恐縮なのですが(笑)、この作品を通して「2022年が素敵な年になりますように」という気持ちを込めて撮影していますし、「楽しんで頑張っていこう!」というメッセージが届くようなドラマになっていると思います。2022年を白藤&黒瀬と一緒に、いろいろ開放していっちゃってください!

里村(原作)コメント

ドラマ化のお話を初めて聞いた時は「…夢かな?」とすぐには信じられず…時間の経過と共にジワジワ喜びを実感しております。山本舞香さん、板垣瑞生さんというフレッシュなお2人が奈緒と黒瀬を演じて下さると聞き、今から観るのが楽しみで仕方ありません。ドラマオリジナルの要素も入るかと思いますが、原作ファンの方もドラマからの方も皆さんが楽しめる作品になりますようにと願っています。私もいち視聴者として楽しみです!

あらすじ

Web広告会社で働く白藤奈緒(山本舞香)は、同じ部署で働く同期入社の黒瀬孝仁(板垣瑞生)と、顔を合わせれば罵詈雑言の応酬、ケンカの毎日。営業成績を競い合うライバルだが、犬猿の仲なのにはある理由があった。実は奈緒と黒瀬は高校時代に付き合っていたのだが、初体験の時に黒瀬から言われたあるひと言が原因で最悪な別れ方をしていたのだ。以来、奈緒はその言葉がトラウマとなって、まともな恋愛ができずにいた。

そんな中、大型案件のコンペに不本意にも黒瀬と組んで参加することになった奈緒。相変わらず文句を言い合いながらも、一緒に過ごす時間が増え、黒瀬が時おり見せる笑顔や言葉に動揺する奈緒…2人の関係に少しずつ微妙な変化が見え始める。

ある晩、ひとり会社に残って作業をする奈緒の元に、黒瀬が現れたと思えば嫌味ばかり…と思った次の瞬間、突然目を塞がれ、キス…。このことをきっかけに、2人の関係に転機が訪れ、7年間時が止まっていた2人の時間が動き出すことに――。
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