愛希れいか (C)フジテレビ

元宝塚トップ・愛希れいか、二宮和也主演ドラマで民放ドラマ初出演 主人公の思い人役に<潜水艦カッペリーニ号の冒険>

2021.11.25 05:00

嵐の二宮和也が主演を務める、2022年1月3日放送のフジテレビ系新春スペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』(よる9時~)に、元宝塚歌劇団月組トップ娘役の愛希れいかが出演することが決定。民放ドラマ初出演で、二宮の思い人役を演じる。


愛希れいか、二宮和也主演ドラマに出演決定

(左)愛希れいか(右上段から)ペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ (C)フジテレビ
(左)愛希れいか(右上段から)ペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ (C)フジテレビ
先日解禁された主演・二宮と有村架純の共演が話題をよんだことが記憶に新しい本作は、第二次世界大戦中に運命的な出会いを果たすことになる、厳格な日本海軍軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情と恋を実話に基づき描いた物語。

この度、二宮演じる日本海軍少佐・速水洋平(はやみ・ようへい)が思いを寄せる小学校の教師役として、愛希が出演することが決定。民放ドラマ初出演となる愛希は、宝塚歌劇団月組で実力派として、人気を誇り娘役のトップを6年間務めた。宝塚退団後は、ミュージカル『エリザベート』のエリザベート役を演じ、12月からは舞台『泥人魚』への出演も控える中、NHK大河ドラマ『青天を衝け』にも出演し、女優としての活動の幅をさらに広げている。そんな愛希が魅せる高い演技力と本作で初共演となる二宮との温かな恋模様にも注目だ。

ペッペら、話題イタリア人キャストたちが熱演

(左から)ペッペ、パオロ、ベリッシモ・フランチェスコ (C)フジテレビ
(左から)ペッペ、パオロ、ベリッシモ・フランチェスコ (C)フジテレビ
さらに、本作の物語の鍵を握るイタリア人役として漫画家でモデルのペッペ、料理研究家のベリッシモ・フランチェスコ、オペラ歌手のパオロが出演することも決定。ペッペは、週刊コミック誌『ビックコミックスピリッツ』にて、漫画家として自身の生活を題材にしたコメディー作品を連載し、話題を集める。さらにモデルとして、さまざまな雑誌やCMなどにも出演し、マルチに活躍している。ベリッシモは、イタリア料理研究家としての人気はもちろんのこと、現在レギュラーと準レギュラー合わせて計3本もの番組を抱えているなど、タレントとしても活躍中。そして、オペラ歌手のパオロは、「じゃあいいですぅ」のフレーズでおなじみのCMで話題を集めた。また、オペラで培った持ち前の表現力を生かし、映画やバラエティー番組など幅広いシーンで活躍している。

(左から)パオロ、ベリッシモ・フランチェスコ、ペッペ (C)フジテレビ
(左から)パオロ、ベリッシモ・フランチェスコ、ペッペ (C)フジテレビ
全員オーディションで選んだという馬場康夫監督は、3人のことを「やる気もあって、3人がいると現場の雰囲気が明るくなる。ベリッシモはシャレ好きで冗談好き。パオロはオペラ歌手なので、彼が紹介してくれたイタリアの曲を採用しました」とコメント。そしてペッペに対しては、「お芝居は未知数でしたが、ビビッときて決めました。現場ではしっかり感情をお芝居にぶつけてくれて、素晴らしかったです」と絶賛。さらに「イタリア語の翻訳はペッペがしてくれました。漫画家なのでセリフのニュアンスがよく分かっていて、現場では二宮さんにイタリア語のセリフを伝えてくれるなど、とても頼りになる存在でした」と語った。ぜひ、全身全霊で臨んだ3人の体当たり演技と、陽気でユーモアたっぷりなイタリア人ならではの楽しい掛け合いにも注目だ。

二宮和也主演ドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」

(左から)ペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ、二宮和也 (C)フジテレビ
(左から)ペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ、二宮和也 (C)フジテレビ
本作は、第二次世界大戦中に起きた実話に基づいた物語だ。日本、ドイツ、イタリアを中心とする枢軸国と、アメリカ、イギリスを中心とする連合国の間で戦われた第二次世界大戦。当初は同盟国だった日本とイタリアが敵対国となってしまい、そんな状況をつゆ知らず、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号で日本へ物資輸送のために向かう間の悪いイタリア人たちがいた。彼らの名はアベーレ(ペッペ)、シモーネ(ベリッシモ・フランチェスコ)、アンジェロ(パオロ)。「俺たち、最高の仲間だからな」が口癖の愉快な仲良しトリオだ。日本から歓迎を受けることを期待し浮かれる3人だが、待ち受けていたのは鬼の形相をした速水洋平(二宮)だった。

日本海軍少佐の速水は、誰よりも愛国心を誓い、曲がったことが大嫌い。“人生は国を守るためにこそある”と信じてやまない超堅物だ。かつて、イタリアに滞在していたため、実はイタリア語を流ちょうに話せるが、“食べて歌って恋をして”を信条にするイタリア人の軟派な国民性を毛嫌いしている。しかし、そんな速水にもひそかに恋心を寄せる相手がいた。速水の妹・早季子(有村/さきこ)の職場の同僚で速水の同級生でもある鈴木香苗(愛希/すずき・かなえ)だ。

しかし、不器用な速水は、戦時中とういこともあり、なかなか香苗に思いを伝えられずにいた。そんな様子を見ていたイタリア人たちは、「人生は恋をするためにある」と恋のアドバイスをするも、堅物の速水は「そんなことをしている場合ではない!」と断固として否定をするのだった。

価値観、人生観、言語、全てが異なる日本人とイタリア人。衝突を繰り返しながらも、どんなにつらい状況であっても人生を謳歌(おうか)しようとするイタリア人の前向きな姿勢と愛情深い心に接しているうちに、速水の凝り固まった心も次第に和らいでいく。コミカルな会話劇が繰り広げられる一方で、戦火の足音は日に日に大きくなり、両者の間に芽生えた友情は無情にも引き裂かれていくことになる。時代に翻弄(ほんろう)され、命の危機にさらされた彼らを待ち受ける運命とは?構想から25年の時を経て、このたび、CG技術を駆使した壮大なスケールで映像化している。(modelpress編集部)

愛希れいかコメント

― 出演が決まった時の感想

びっくりです!本当に驚きました!私はこの作品が初めての映像作品でしたので、私で大丈夫なのかな…と、緊張でいっぱいでした。でも、新しいことに挑戦させてもらえる機会を頂けてうれしい気持ちもありました。

― 台本を読んだ時の感想

戦時中のお話ですが、とてもコミカルに描かれているところもあり、面白くて、心温まるすてきな作品だな、と思いました。ものすごく堅物の速水がどんどんイタリアの方々と打ち解けていく様子などが、ほほえましく、心にじーんときました。

― 撮影を振り返って

とにかく初めてのことばかりでしたので、どうやって撮影するのかも分からず戸惑ってばかりでした。でも、馬場監督をはじめカメラマンさん、スタッフさん、共演者の方々にたくさん助けて頂き、なんとか撮影できました。あとは、とにかく寒い日の撮影でしたので、それが大変でしたね。舞台はいつもエアコンがありますので…(笑)。でも、これもまた、カットがかかるとスタッフさんが、暖かいダウンコートを急いで持ってきてくださるので、その優しさに涙が出てきました。

― 視聴者の皆様へのメッセージ

戦争というあらがえない世界の中で必死に生き、その中で出会う人たちとの絆や愛が、時にコミカルに…とってもステキに描かれている、どの世代の方にも楽しんで頂ける心温まる作品になっていると思います。ぜひ、たくさんの方に見て頂きたいです!

ペッペコメント

― 出演が決まった時の感想

週刊誌『ビックコミックスピリッツ』の連載がちょうど終わったタイミングでこういうチャンスを頂けて、本当に“運命”かと思いました!オーディションは絶対に決めるつもりで臨みたかったので、毎日一生懸命にセルフ練習をしました!

― 台本を読んだ時の感想

イタリアのヴェネツィア大学で日本の歴史を勉強した私にとっては、こういう話を知らなかったことがちょっと恥ずかしかったです…。それぐらい濃い内容で本当に勉強になりました!

― 撮影を振り返って

最初は初めてのドラマ出演ということもあり、いろいろ緊張していました(笑)。また、二宮さんや有村さんたちプロの俳優・女優さんの隣に立って演技を見るのは楽しかったです!自分も演技に集中しないといけないのに、たまに“おお、演じてる!演じてる!すごい!”って思ったりしていました(笑)!

― 視聴者の皆様へのメッセージ

撮影をしながら、めちゃくちゃ笑ったり、楽しんだりしていたので、とても面白いドラマになっていると思います。みなさん、ぜひ見てみてください!!

ベリッシモ・フランチェスココメント

― 出演が決まった時の感想

オーディションの時は、他にも外国人のモデルさんやタレントさんが来ていましたので、可能性がほぼないと思っていましたね。でも、決まった時はびっくりしました!ホントに“私でいいの?”と思い、うれし過ぎて“何だコレ!”って感じでしたね(笑)。

― 台本を読んだ時の感想

“偏見を乗り越える友愛”のすごくいい話だな~と感じました。そして、イタリア人にも日本人にもあまり知られていない実話に基づいて作られていますので、勉強になりました。

― 撮影を振り返って

カッターボートに乗るシーンがあったのですが、そのシーンの練習のおかげで他のイタリア人の俳優さんたちと仲良くできました。そして、世界的にヒットしたクリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』を見て、二宮さんのことを知っていたので、二宮さんのような天才俳優さんと共演できたこともすごくうれしかったです。これから友達に自慢できますね(笑)。

― 視聴者の皆様へのメッセージ

日本とイタリアの人々の心の素晴らしさが語られている、老若男女向けのめちゃくちゃいい話です!ぜひ、見てください!GRAZIE!

パオロコメント

― 出演が決まった時の感想

これまでに頂いたお仕事は出演が短いものばかりでしたので、ついに一つの作品で30秒以上テレビに出られそうだなぁと(涙)。率直にうれしく思いました。

― 台本を読んだ時の感想

日本語のセリフをたくさん覚えなくてはいけないだろうと覚悟をしていましたので、思っていたよりイタリア語のセリフが多くて少し安心しました(笑)。私はオペラ歌手ですので、日本とイタリアの歌を歌うシーンがそれぞれあり、うれしく思いました。

― 撮影を振り返って

冬の撮影で、天候が厳しいことも多かったです。その一方、連日の撮影の中、共演者のみなさんやスタッフさんのポジティブであたたかい雰囲気がとても印象に残っています。そして、二宮さんのイタリア語の発音や歌、マンドリンのパフォーマンスは、とても魅力的でした。

― 視聴者の皆様へのメッセージ

とても距離が遠い日本とイタリアですが、不思議と、文化や人々との距離はとても近いように感じています。『潜水艦カッペリーニ号の冒険』は、そんな日本人とイタリア人とのストーリーです。たくさんの笑いあり、ほんの少しの涙ありの物語です。楽しんで見て頂ければ幸いです。

企画・狩野雄太(フジテレビ編成部)コメント

香苗役を考えている時にプロデューサーの岩田さんから愛希さんのことを聞き、主人公の速水が思いを寄せる“高嶺(たかね)の花”感もありながら、戦時下の小学校の先生としてたくましく日々生きていく大人の女性像も表現して下さると確信し、ご出演をお願いいたしました。愛希さんは実際にイメージ通りの香苗を完璧に表現して下さいました。またペッペさん、ベリッシモさん、パオロさんはオーディションをさせて頂き、3人ともそれぞれ強烈な個性があり、画面からも彼らの明るさ、楽しさ、生きていることの素晴らしさを感じさせてくれました。二宮さん演じる速水と香苗、アベーレと早季子の恋の行方と、決して交わることがない正反対の人生観を持つ速水とイタリア人たちが戦争を通じてどのような関係になるのかご注目頂ければと思います。

あらすじ

1943年9月、太平洋のど真ん中、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号が日本へ物資輸送のために向かっていた。出発時は日本と同盟を組む枢軸国だったイタリアだが、カッペリーニ号が出航した後、イタリアは連合国側に寝返っていた。乗組員のイタリア人・アベーレ(ペッペ)、シモーネ(ベリッシモ・フランチェスコ)、アンジェロ(パオロ)は渡航中にまさかイタリアが日本の敵国になっていることなどつゆ知らず、日本から大歓迎を受けると期待に胸を膨らましていた。

ところが、長旅を終えようやく日本に到着した3人を待っていたのは鬼の形相をした日本海軍少佐・速水洋平(二宮和也)だった。速水はカッペリーニ号を戦闘用に武装し直して帝国海軍に編入させる計画を立て、その艦長の座につくことになる。操艦する乗組員として、捕虜になったアベーレ、シモーネ、アンジェロが採用される。一方、速水の妹の早季子(有村架純)と同僚の鈴木香苗(愛希れいか)たちは、荷車を引いて歩いていると、日本兵に引率されたイタリア人たちに出会う。その瞬間、アベーレは早季子に一目ぼれしてしまい、この恋沙汰が速水の逆鱗(げきりん)に触れることに…。
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