堀田真由、ドラマ初主演決定 代理母出産・LGBTに向き合う主人公に<サロガシー>
2021.02.27 05:00
views
女優の堀田真由が、「フジテレビヤングシナリオ大賞」を受賞し3月24日に放送するドラマ「サロガシー」(フジテレビ、関東ローカル、深夜0時55分~)で初主演を務めることが決定した。
「フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞「サロガシー」とは
坂元裕二、野島伸司、橋部敦子、浅野妙子、黒岩勉といった数々の人気脚本家を輩出してきた「フジテレビヤングシナリオ大賞」。昨年の第32回は1567応募作品の中から的場友見さんの脚本「サロガシー」が大賞に選ばれ、ドラマ化することが決定した。サロガシー(代理母出産)やLGBTを描いたこの作品で、ゲイである兄のために代理母として妊娠出産することを決意する主人公・江島環役に、モデルやCMで活躍中の堀田が決定。
同作は、先日発足したフジテレビ、BSフジ、ニッポン放送3波連合プロジェクト「楽しくアクション!SDGs」の関連番組の一つとして放送される。
堀田真由、LGBTの兄カップルの代理出産する主人公に
今回、堀田が演じるのは、兄のために代理母出産を決意する主人公・江島環。彼女の生い立ちにそうなるべき理由が秘められており、建設士として男性社会でバリバリ働きながら自分の生きる意味を模索している。行動力と強い意志を持ち、自分の本当の幸せはどこにあるのかを探し求めるその姿を体当たりで演じていく。今回の大賞作品は、代理母出産、LGBTなどセンシティブな題材だが、登場人物を身近に感じる人物像として丁寧に描き出し、人間的魅力で飽きさせずに展開していく構成が巧みであり、かつ医療制度、法律、社会通念、倫理観など様々な問題に真摯(しんし)に向き合っていることなどが高く評価された。
審査委員長のフジテレビ第一制作室・澤田鎌作氏は、当作品を大賞に選んだ理由を「最終選考ではフルスイングでホームランを狙える将来の4番バッター候補を選ぶ、という方針のもと議論を重ねた。一見、奇をてらった設定のようでいて、その人物造形は非常に丁寧で、代理出産の問題やLGBTの方々が直面している状況に対し真摯に向き合い、現状の問題点を浮き彫りにした上でエンターテインメントとして物語を構築出来ている」と語っている。
くすっと笑えるセリフやコミカルなシーンもあり、耳慣れないタイトルが身近に感じられるほど自然に描いている。ゲイである兄・江島聡役には細田善彦、そのパートナー・水野圭人役に猪塚健太、兄の元恋人の医師・西岡麻友役に松本若菜、そして環の会社の先輩・神谷晃役を斎藤工が演じることが決まっている。(modelpress編集部)
堀田真由 コメント
― “ヤンシナ大賞”受賞ドラマの主演に決まった時は、どのようなお気持ちでしたか。作品を読み脚本に引かれたので、このドラマの主演に選んでいただいたことをうれしく思います。以前から女性だからできる表現や、まだ知られていないようなことを演じてみたいと思っていましたので、目標がひとつかないました。
自分ではない役を演じるのはどの作品も難しいのですが、今回は自分の周りにいない人物像ですし、子どもを産んだ経験もないので、大きな挑戦になります。前回のヤンシナ受賞作品ドラマもリアルタイムで見ていたので、“毎年ドラマ化するこの賞を今年は自分が演じるのだな”と思い、その名に恥じぬような作品にスタッフのみなさんと一緒に丁寧に仕上げていきたいと思います。
― 台本を読んでどう思いましたか。
代理母出産は聞いた事がありましたが、“サロガシー”という言葉を初めて知りました。社会的なテーマですし、“サロガシー”というワードでどこか難しいと感じるかもしれませんが、一つの家族の形であり、誰かの希望になるような優しい話だと感じました。
このドラマを見た方が、どこか目をそむけていた世界に興味を持ち、考えるきっかけになり、選択肢が広がれば良いなと思います。そしてその選択が世の中にも受け入れられるよう、多くの人に知って貰う機会として、今、この題材を演じることが大事なのだと思います。
― “サロガシー”についてどう思いますか。
サロガシーというのも決断の一つ。同性愛者だけでなく、結婚し子どもが持てない夫婦など色々な形があるけれど、子どもを持ちたいと願う気持ちは素敵だと思います。“これは私の望みでもある”という主人公のセリフがあるのですが、誰かの意見ではなく自分で選択し前向きに生きる決断です。
情報も限られていますし万人が肯定的な意見になるのは難しいですが、まずは“サロガシー”、という言葉を知るだけでもすごく大きな一歩になると思います。いつかそういう方の決断が「そういう選択したんだね~」と普通に言えるような優しい世の中になればいいなと思います。
フジテレビ編成制作局 プロデューサー 荒井俊雄 コメント
― 主演に堀田真由をキャスティングした理由。主人公の江島環は、自分の居場所を探し続けているなか、代理母出産することを決意します。そんな感情の量が多い独りの女性の人生を体現出来るのは、圧倒的な透明感と演技力の高さはもちろんのこと、モデルやバラエティー番組など、どこにいても唯一無二の世界観を創り出している堀田真由さんしか考えられなく、オファーをさせて頂きました。的場友見さんが産み出した“サロガシー”という素晴らしい脚本の余白を、華やかに彩って頂けると確信しております。
― 番組について。
“多様性を認める”言葉は浸透してきた現代ですが、果たしてその本質を捉えられているのか不安になる時があります。それぞれが異なった価値観のなかで生きる私たちは、相手の存在はもちろんのこと、自分自身のことさえも、受け入れられない時があるのではないでしょうか。
生きづらさを抱えるこの時代に生きるすべての人にとって、お互いの存在を受け入れ自分自身を肯定できる、ひとつのきっかけに出来たらと思い“サロガシー”と向き合いました。堀田真由さん演じる主人公の江島環に思いを重ねた時、理解できないことに対して、否定ではなく対話を通じて、敬意と感謝の気持ちがあふれる世の中へと紡がれる希望をお届け致します。
「サロガシー」あらすじ
建設士として現場で働く独身の江島環は、同性愛者である兄・江島聡のために、代理母出産(=サロガシー)することを決意する。妊娠4カ月を過ぎた頃、事後報告として両親に妊娠の事実を告げる。「お兄ちゃんの子」だと言う環に両親は取り乱し、父親は聡に殴りかかる。そこで初めて聡は「俺はゲイだ!」と告白、環は兄のパートナー・水野圭人の精子と自分の卵子で、二人の子どもを代理母出産するのだと説明する。幼い頃から兄ばかり可愛がり、環の女性性に過剰なほどの嫌悪感を見せてきた母親は理解できないと詰め寄り、環の反発心はますます強まるのだった。
兄妹は、兄の元彼女・西岡麻友が医師を勤める産婦人科に二人で通う。最初、麻友は元カレに「妹が俺の彼氏の子を妊娠した」と言われとまどったものの、その生き方に理解を示し二人を応援する。しかし母子手帳の“お母さんの名前”欄はずっと空白のまま。
一方、聡は産まれた子どもを引き渡す時の妹の心理的負担を考え、環の母性本能の目覚めを心配していた。仕事を続ける環。会社の先輩・神谷晃を中心とした男社会と対立し悔しい思いをすることもあるが、同僚の野池幸四郎はそんな環の良き理解者として見守るのだった。妊娠9カ月を迎えた頃、環は切迫早産で倒れ緊急入院してしまう。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「ニュース」カテゴリーの最新記事
-
成田凌、モデルオーディションで宣言していたこと 自ら道切り開いた“成田語録”が話題にモデルプレス
-
霜降り明星・粗品、飲食店での高額会計が「芸能人すぎる」と話題 「飯で80万弱…」Sirabee
-
大谷翔平、MVP受賞で“妻とのグータッチ”が話題 歴代はキスやハグも…「尊すぎる!」「めっちゃよかった」Sirabee
-
Netflix12月配信ラインナップ発表 「イカゲーム:シーズン2」「わかっていても the shapes of love」「あなたの番です 劇場版」などモデルプレス
-
『おむすび』謎の野菜 #スイスチャード がトレンド入り「初めて知った」「勉強になったぞ」ENTAME next
-
山田孝之、沖縄での暮らしぶりと「自給自足生活」を告白 盟友・赤西仁との“爆笑解散秘話”も<A-Studio+>WEBザテレビジョン
-
人気K-POPアーティストが出演する話題の全8作「トリックコード」「R U Next?」「UNIVERSE TICKET」などABEMAにて全話一挙配信WEBザテレビジョン
-
高橋メアリージュン主演「離婚弁護士 スパイダー」 セカンドシーズンのメインビジュアル&予告映像公開WEBザテレビジョン
-
恋の話の横浜流星はなぜこんなにも輝くのか…眼差しで“沼らせる”28歳のこれまでと今、そしてこれからWEBザテレビジョン