ヒトリエ・wowakaさん、31歳で急死「現実を受け止められない状況」＜メンバーコメント全文＞

2019.04.08 15:53 views

ロックバンド・ヒトリエのメンバーで、ボーカロイド曲の制作を行うボカロPの「現実逃避P」としても知られるwowaka（ヲワカ）さんが今月5日、急性心不全のため亡くなっていたことがバンドの公式サイトで8日、発表された。31歳だった。

ヒトリエ・wowakaが急死

公式サイトでは「ヒトリエのボーカル・ギターのwowakaは、4月5日に急性心不全のため、永眠致しました」と発表。「これまでwowaka、ヒトリエを応援してくださった方々に深く感謝申し上げます」とし、葬儀については「ご遺族の意向により近親者のみで執り行われました」と報告された。

また訃報に伴い、現在発表しているヒトリエの全国ツアーは中止、イベントへの出演はキャンセルとなる。

最後には「突然の悲報に接し、メンバー・スタッフ一同、現実を受け止められない状況です。バンドの今後の活動については現在未定ですが、イガラシ、シノダ、ゆーまおの各メンバーは、これからも音楽活動を続けてまいります。今後とも応援のほど、よろしくお願い致します」とメッセージも。さらにメンバーひとりひとりからの追悼コメントも発表されている。

「メンバーの諸事情のため」6・7日の公演中止していた

ヒトリエは6日、全国ツアー『ヒトリエ TOUR 2019 “Coyote Howling” 』の京都・磔磔公演（6日）と岡山・CRAZYMAMA 2nd Room公演（7日）をメンバーの諸事情のため中止するとしていた。

同バンドはニコニコ動画で活躍していたwowakaさんが、交流のあった現メンバーに声をかけ結成。2014年にはシングル「センスレス・ワンダー」でメジャーデビューを果たし、今年2月に最新アルバム「HOWLS」を発表したばかりだった。（modelpress編集部）

メンバーコメント全文

【イガラシ】

今だってまだ、ステージでwowakaがギターを弾き始めるあの瞬間を待ってる。

客席にはみんなが居て、右手を振りかぶったリーダーがでかい音を出したら、人生で1番幸せな時間が始まる。

どれだけ虚勢を張ったって、正直まだ、何も手につきません。

腹は減らないし、うまく眠れもしません。

wowakaと出会ってからのことをしっかり思い返すことも出来ません。

涙は止まりません。

もう4人での演奏を見せられないこと、本当にごめんなさい。

それでもおれはこの世で唯一のwowakaが選んだベーシストだから、wowakaが好きだと言ってくれたベースを鳴らすことを絶対に止めません。

リーダーいつでも聞きにきてよ。

おれ明日もうまくなるよ。

【シノダ】

リーダーごめん、ジャズマスもうちょい借りるね。

いつんなるかわかんないけどちゃんと返すから、あっちで待っててくんねえかな。

【ゆーまお】

wowaka、あまり俺たちの事を長く深く話すようなことなんて特にないんだけどさ、wowakaが曲を作って、俺たちが楽器を持って、曲が出来上がって、ライブで演奏して、音を鳴らしているあの時間は、本物だったな。あと、良い音が出るって最高だよな。

俺の伝わらない文章で不器用なことばかり言って困らせてごめん。

ありがとうね。俺これからも頑張るわ。

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