風間俊介、人生初の坊主頭 断髪式行う<やすらぎの刻~道>
2018.10.25 05:00
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俳優の風間俊介がテレビ朝日開局60周年記念作品『やすらぎの刻~道』(2019年4月スタート)に出演。風間は役作りのため、人生初の坊主頭になることを決断し、断髪式を行った。
今作は、倉本聰氏作の帯ドラマ劇場で、昨年好評を博した『やすらぎの郷』の“その後”とともに、主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ『道』が映像化されていくという壮大な物語を描く。
さらに、橋爪功が風間からバトンを引き継ぎ、公平の晩年を演じることも決定。風間と橋爪が公平という人物の生涯を、名演技でリレーする。
風間が扮するのは、のちに清野演じるヒロインの夫となる養蚕農家の四男、根来公平。ストーリーテラーとして『道』の物語を導いていく、重要な役どころだ。13歳の少年時代(昭和11年)から演じることとなった風間は役作りのため坊主頭になることを決意し、“断髪式”がスタジオ内の控室で行われる運びとなった。
実は、浅丘と風間は2008年の舞台『恋はコメディー』の共演をきっかけに、互いに信頼を寄せ合う間柄。浅丘はこの日、早朝からのロケを終えたあと、風間の断髪式が行われることを知り、先にスタジオ入りして風間を待っていたのだ。
「私が(カットを)やらせていただきますが、よろしいでしょうか?」と現れた浅丘に、風間は「うわぁー!」とビックリしたものの、「うれしいです!僕はルリ子さんに身を委ねます。公平になる準備は整っていますから」と即答。
浅丘もバリカンを手にするのは初めてながら、そこは百戦錬磨の大女優。「覚悟はいいわね?…参ります!」と宣言すると、勢いよくバリカンを入れた。浅丘は最初こそコツがつかめず苦戦していたが、すぐに要領を把握して手際よく丸めていき、あっという間に、床には大量の髪の毛が。
そして、カット開始からわずか5分後、きれいな丸刈りになった風間は「思っていたよりも違和感がないです。“ルリ子カット”だと自慢します!」と、浅丘に感謝。すっきりと坊主頭になった風間の姿に、浅丘は「かわいい!」「似合う!」 を連発。「こんなに坊主頭が似合う人はいないわね。俊介は本当に頭がよくて、どんな現場でもやっていける俳優さん。私が保証します」と太鼓判を押していた。
13歳の公平になりきって初日の撮影に挑んだ風間は「川の水はすごく冷たかったのですが、ほかのキャストの皆さんと一緒に演じることで、初めて公平という役が見えた気がしました。台本を読んで間違いなく面白い作品になると思ったのですが、実際に現場に入ってその手応えが確信に変わっています。公平としてきちんと生きていきたい!」と決意を新たにした。(modelpress編集部)
ここまでの“イガグリ坊主”になったのは、人生初です!髪を切る前はこの断髪式が自分の中で作品へのスイッチが入るきっかけになるのだろうと思っていました。でも、坊主頭になってみたら思っていたよりも違和感がなくて…風間俊介としてすんなりこの髪型を受け入れてしまいました(笑)。とにかくルリ子さんにバリカンを入れていただいたこと、これからいろいろな人にアピールしたいと思います。共演者の皆さんにも、“ルリ子カット”だと自慢します!
― オファーを受けたときの心境は?
倉本作品に出演できることに、まず大きな喜びを感じました。かつ、尊敬する先輩方が揃った作品に入るうれしさも大きかったです。また、お話をうかがったときはここまでの大役だとは思っていなかったので、台本を読んでストーリーテラーとして物語の中枢を担わせていただけることを知り、本当に背筋が伸びる思いでした。しかも、クランクイン前には倉本先生がキャラクターとの向き合い方や台本の読み方についてお話ししてくださり、公平の人物像についても深いお言葉をいただきました。先生からの言葉を胸に、これから撮影に挑んでいきたいと思っています。
― ついに撮影が始まりましたが、意気込みをお願いします。
クランクインして、ほかのキャストの皆さんと一緒に演じることで、初めて公平という役が見えた気がしました。川の水はすごく冷たかったのですが、皆で「冷たいね」と言い合いながら撮影ができる、その関係性がうれしくて、これからの撮影が楽しみになりました。台本を読んで間違いなく面白い作品になると思ったのですが、実際に現場に入ってその手応えが確信に変わっています。僕が公平として生きれば面白くなるはずなので、公平としてきちんと生きていきたい!頑張ります!
こんなに坊主頭が似合う人はいないわね!もう「かわいい」という感想しかありません。誰かの髪を切るなんて、生まれて初めての体験!最初にバリカンを入れることができて、とてもうれしかったですね。
― “やすらぎ”キャストの先輩として、風間さんにエールをお願いします。
俊介は本当に頭がよくて、どんな現場でもやっていける俳優さんですので、私からは何にも言うことありません。公平役に俊介を選んでいただいて、本当によかったなと思っています。俊介はありのまま作品の中に存在して、ありのままセリフを言えば絶対に大丈夫!私が保証します。
僕は来た仕事は断らない主義なのですが、この作品が1年間続くことまでよく考えていなかったから、今、ちょっと後悔しています(笑)。というのは冗談ですが、やはり倉本先生がお書きになった作品だということが、大きかったですね。倉本さんのことは昔から知っているのですが、これまで1回しか倉本作品に出演したことがないので、嫌われているのかなと思っていました(笑)。また、今まで何本もご一緒してきた藤田明二監督がメインで演出されると聞いて安心してお引き受けしました。
先日、違う仕事で浅丘ルリ子さんにお会いしたら、「大変よ~」と脅されました。確かに分厚い台本が何冊も届くし、しかも一冊一冊が重い。流れをつかむためにも自分が登場しない回も目を通しておかなければと思うのですが、これが大変で、大変で…。皆さん、よくやってこられたなと感心しました。
― 2役を演じる上、風間さんからバトンを受けて公平の晩年を演じられますが、抱負は?
ひとつの作品の中で途中から役者が変わるという展開は、とても面白いと思います。視聴者の皆さんの想像力もかき立てられますし、そのあたり、倉本さんも緻密に計算されているでしょう。僕自身も楽しみにしています。
風間俊介、役作りのため坊主頭に
その新たなドラマ『道』で重要な役割を担うキャラクター、根来公平役に風間が決定。人生初の坊主頭になることを決断し、“断髪式”には“お嬢”こと白川冴子役を演じる浅丘ルリ子がサプライズで登場。浅丘はバリカンで風間の髪をバッサリと刈り上げた。さらに、橋爪功が風間からバトンを引き継ぎ、公平の晩年を演じることも決定。風間と橋爪が公平という人物の生涯を、名演技でリレーする。
ストーリーと役柄
菊村が綴る新たなドラマ『道』は、山梨県のとある山間の村を舞台に昭和、平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯を綴るもので、テーマは“ふるさと”。昭和初期からはじまり、戦中、戦後、平成という時代の移り変わりを、1年間をかけて描いていく。作品の前半の主演は、清野菜名。戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半、いわば主人公の晩年を八千草薫が演じる。風間が扮するのは、のちに清野演じるヒロインの夫となる養蚕農家の四男、根来公平。ストーリーテラーとして『道』の物語を導いていく、重要な役どころだ。13歳の少年時代(昭和11年)から演じることとなった風間は役作りのため坊主頭になることを決意し、“断髪式”がスタジオ内の控室で行われる運びとなった。
風間俊介の“断髪式”
丸刈りになるのは人生初という風間は「断髪式は、役へのスイッチが入るきっかけになると思います。これがスタートだと思うと、身が引き締まります」と話しながら、鏡の前にスタンバイ。ところが「断髪式にあたってベテランのヘアメークさんをお呼びしました!」と言ってスタッフが招き入れたのが、なんと浅丘だった。実は、浅丘と風間は2008年の舞台『恋はコメディー』の共演をきっかけに、互いに信頼を寄せ合う間柄。浅丘はこの日、早朝からのロケを終えたあと、風間の断髪式が行われることを知り、先にスタジオ入りして風間を待っていたのだ。
「私が(カットを)やらせていただきますが、よろしいでしょうか?」と現れた浅丘に、風間は「うわぁー!」とビックリしたものの、「うれしいです!僕はルリ子さんに身を委ねます。公平になる準備は整っていますから」と即答。
浅丘もバリカンを手にするのは初めてながら、そこは百戦錬磨の大女優。「覚悟はいいわね?…参ります!」と宣言すると、勢いよくバリカンを入れた。浅丘は最初こそコツがつかめず苦戦していたが、すぐに要領を把握して手際よく丸めていき、あっという間に、床には大量の髪の毛が。
そして、カット開始からわずか5分後、きれいな丸刈りになった風間は「思っていたよりも違和感がないです。“ルリ子カット”だと自慢します!」と、浅丘に感謝。すっきりと坊主頭になった風間の姿に、浅丘は「かわいい!」「似合う!」 を連発。「こんなに坊主頭が似合う人はいないわね。俊介は本当に頭がよくて、どんな現場でもやっていける俳優さん。私が保証します」と太鼓判を押していた。
撮影開始で意気込み新たに
断髪式から数日後、風間は神奈川・相模原の川原で撮影開始。この日は最高気温26度の爽やかな天候だったが、現場は肌寒さすら感じる山中。冷たい川の水に膝までつかって、幼なじみと魚をとるシーンなどを熱演した。13歳の公平になりきって初日の撮影に挑んだ風間は「川の水はすごく冷たかったのですが、ほかのキャストの皆さんと一緒に演じることで、初めて公平という役が見えた気がしました。台本を読んで間違いなく面白い作品になると思ったのですが、実際に現場に入ってその手応えが確信に変わっています。公平としてきちんと生きていきたい!」と決意を新たにした。(modelpress編集部)
風間俊介 コメント
― “断髪式”が終わって坊主頭になった感想は?ここまでの“イガグリ坊主”になったのは、人生初です!髪を切る前はこの断髪式が自分の中で作品へのスイッチが入るきっかけになるのだろうと思っていました。でも、坊主頭になってみたら思っていたよりも違和感がなくて…風間俊介としてすんなりこの髪型を受け入れてしまいました(笑)。とにかくルリ子さんにバリカンを入れていただいたこと、これからいろいろな人にアピールしたいと思います。共演者の皆さんにも、“ルリ子カット”だと自慢します!
― オファーを受けたときの心境は?
倉本作品に出演できることに、まず大きな喜びを感じました。かつ、尊敬する先輩方が揃った作品に入るうれしさも大きかったです。また、お話をうかがったときはここまでの大役だとは思っていなかったので、台本を読んでストーリーテラーとして物語の中枢を担わせていただけることを知り、本当に背筋が伸びる思いでした。しかも、クランクイン前には倉本先生がキャラクターとの向き合い方や台本の読み方についてお話ししてくださり、公平の人物像についても深いお言葉をいただきました。先生からの言葉を胸に、これから撮影に挑んでいきたいと思っています。
― ついに撮影が始まりましたが、意気込みをお願いします。
クランクインして、ほかのキャストの皆さんと一緒に演じることで、初めて公平という役が見えた気がしました。川の水はすごく冷たかったのですが、皆で「冷たいね」と言い合いながら撮影ができる、その関係性がうれしくて、これからの撮影が楽しみになりました。台本を読んで間違いなく面白い作品になると思ったのですが、実際に現場に入ってその手応えが確信に変わっています。僕が公平として生きれば面白くなるはずなので、公平としてきちんと生きていきたい!頑張ります!
浅丘ルリ子 コメント
― 断髪式で、風間さんの髪にバリカンを入れた感想は?こんなに坊主頭が似合う人はいないわね!もう「かわいい」という感想しかありません。誰かの髪を切るなんて、生まれて初めての体験!最初にバリカンを入れることができて、とてもうれしかったですね。
― “やすらぎ”キャストの先輩として、風間さんにエールをお願いします。
俊介は本当に頭がよくて、どんな現場でもやっていける俳優さんですので、私からは何にも言うことありません。公平役に俊介を選んでいただいて、本当によかったなと思っています。俊介はありのまま作品の中に存在して、ありのままセリフを言えば絶対に大丈夫!私が保証します。
橋爪功 コメント
― オファーを受けたときの心境は?僕は来た仕事は断らない主義なのですが、この作品が1年間続くことまでよく考えていなかったから、今、ちょっと後悔しています(笑)。というのは冗談ですが、やはり倉本先生がお書きになった作品だということが、大きかったですね。倉本さんのことは昔から知っているのですが、これまで1回しか倉本作品に出演したことがないので、嫌われているのかなと思っていました(笑)。また、今まで何本もご一緒してきた藤田明二監督がメインで演出されると聞いて安心してお引き受けしました。
先日、違う仕事で浅丘ルリ子さんにお会いしたら、「大変よ~」と脅されました。確かに分厚い台本が何冊も届くし、しかも一冊一冊が重い。流れをつかむためにも自分が登場しない回も目を通しておかなければと思うのですが、これが大変で、大変で…。皆さん、よくやってこられたなと感心しました。
― 2役を演じる上、風間さんからバトンを受けて公平の晩年を演じられますが、抱負は?
ひとつの作品の中で途中から役者が変わるという展開は、とても面白いと思います。視聴者の皆さんの想像力もかき立てられますし、そのあたり、倉本さんも緻密に計算されているでしょう。僕自身も楽しみにしています。
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