<秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」旗揚げ本公演>主演・糸原美波が涙…落選メンバーも悔しさ吐露
2018.02.08 16:48
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秋元康氏がプロデュースする「劇団4ドル50セント」の旗揚げ本公演「新しき国」(8日~12日)が開幕。8日の初日公演前にゲネプロと囲み取材が、東京都・紀伊国屋ホールにて行われ、30名の劇団員が出席した。
「劇団4ドル50セント」会見では涙・涙…
トータルプロデューサー・秋元氏や、脚本・演出を務める丸尾丸一郎氏をはじめとする審査員投票と、YouTubeによるファン投票によって選ばれる公開オーディションで1月に選ばれた糸原美波、本西彩希帆、福島雪菜、前田悠雅、岡田帆乃香、蕪祐典、中村碧十、谷口愛祐美の8名がメインキャストを務め、総勢30名の劇団員が出演。主役を務める糸原美波はオーディションを振り返り、「正直嫌だなという気持ちもあったんですけど改めてお芝居とダンスを見つめ直すことができて良かったです」とコメント。秋元氏が稽古場に来たときに受けた指導を聞かれると「もっと味が欲しいと言われました。人としての課題は味ですね」と明かした。
劇団唯一のぽっちゃりキャラクターの隅田杏花はメインキャストから漏れたことを思い返し、「今まで平等だったんですけど、初めて競った」「この8人は皆私より良いものを持ってるしあんまり出れないポジションを経験した分バネにしたい」と悔しさを滲ませながら思わず涙。その姿に「緊張で昨日から涙が止まらなくて」と話していた谷口ももらい泣きし、大粒の涙を流した。
糸原も主演に決まったときの心境を聞かれ、「責任をすごく感じた。誰が主役になってもおかしくなかった」と答えながら涙目になり、劇団員が続々泣き出す事態に。しかし、初日を迎え家族はどんな反応をしているか、という質問をされると、「『かましてこい!』って沢山ラインもらいました!」と身振り手振りを混じえて笑顔を弾けさせた。
旗揚げ本公演「新しき国」、フィナーレで1トンの水を使用
劇団としての“味”は様々なキャラクターやバックグラウンドのメンバーがいることで食べ物に例えると「幕の内弁当です!」(うえきやサトシ)とのこと。公演は寂れた地方都市、夢沢町にある夢を売り買いする不思議な商店街「夢沢銀座」にある日、夢に破れたミュージカル女優が死に場所を求めてやってきて…というストーリー。
フィナーレに1トンの水を使用した30名全員での白熱のパフォーマンスが見どころとなる。
初日公演後の秋元康氏コメント
初日とても良かった。何より、何が何だかんだよくわからないのが良かった。
みんな一言目に、雨がすごかったですねと言われた。
みんなの熱量は伝わっていると思う。色んな課題があるけど、
何かよくわからないものほど、エネルギーがある。
今日からスタートする。
人間でもそうだけど、簡単に説明できる人はつまらない。
この劇団はよくわからないから可能性がある。
まだスタートラインにたったばかり。ずっと興味をもってもらうようにしなきゃいけない。
「劇団4ドル50セント」とは
「夢を見たけりゃ目を開けろ」をテーマに活動を行っていく同劇団は、秋元氏がエイベックスとタッグを組んで企画・発足。応募総数約5000名から選ばれた30名(女性20名、男性10名)の劇団員はほぼ演技経験がない素人で、泥臭さと熱い気持ちをモットーに汗と涙で感動を届ける演劇的エンタテインメント集団。演劇以外の映画やドラマなどの映像仕事はもちろん、各自の個性に合わせてバラエティ、モデル、音楽(ソロ)など多岐にわたる活動を目指す。
半年間にわたる厳しい稽古、昨年11月3~5日のプレ公演(@東京・青山スパイラルホール)を経て本公演に挑む。(modelpress編集部)
出演者:劇団員30名(女性20名+男性10名)
スタッフ::脚本 丸尾丸一郎(劇団 鹿殺し)/音楽 和田俊輔/振付 CRE8BOY
クリエイティヴ・ディレクター 近山知史(TBWA/HAKUHODO)
エグゼクティブ・プロデューサー松浦勝人(エイベックス株式会社)
【Not Sponsored 記事】
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