スペシャルドラマ「冬芽の人」で初共演する鈴木京香(右)と瀬戸康史(左)(C)テレビ東京

鈴木京香&瀬戸康史、互いの印象は?年の差の恋愛模様にも注目

2017.01.18 06:00

女優の鈴木京香と俳優の俳優の瀬戸康史がテレビ東京のドラマ特別企画・大沢在昌サスペンス「冬芽の人」(春放送)で初共演を果たす。

今作は「新宿鮫」などで知られる作家・大沢在昌氏の同名小説を初めてドラマ化。殺人事件の捜査中に同僚を死なせてしまい、刑事を辞めた主人公・牧しずり(鈴木)が、その同僚の息子・仲本岬人(瀬戸)と出逢い、過去に隠された衝撃的な真実を追う。傷つき打ちのめされたヒロインが、守るべきもののために立ち上がり、人生を取り戻す姿をサスペンスフルに描く至高のエンターテインメントとなっている。

鈴木京香&瀬戸康史が語る互いの印象

主演を務めた鈴木は「撮影時のスチール写真をみせていただいたのですが、眉間に力が入った険しい表情の自分がいて驚きました。銃をかまえたり弾着をしこんだり、初めての経験もありました」とコメントし、出来栄えに自信をのぞかせている様子。

初共演となる瀬戸の印象については「お会いする前と後ではだいぶ印象の変わった役者さんです」といい「年齢以上にしっかりとした男らしい方で、事件を追う場面では役柄とは逆にだいぶ助けられました」と明かした。

一方、瀬戸は鈴木について「しずりさんの哀愁を抱えたイメージとは違い、ものすごくチャーミングで、どちらかというと周りを癒すエネルギーのある方だという印象です」とコメント。

作品を「刑事ドラマ、年の差の恋愛ドラマの要素に加えて、ある事件をきっかけにお互いを知っていくストーリー」と紹介し「純粋なのだけれどある意味では不純な…変化していく2人の関係性もお楽しみ下さい」と見どころをアピールした。(modelpress編集部)

鈴木京香(C)テレビ東京
鈴木京香(C)テレビ東京
瀬戸康史(C)テレビ東京
瀬戸康史(C)テレビ東京

鈴木京香 コメント

― 出演しての感想や、役作りなどで苦労した点、撮影時のエピソードなど

しずりにとって、刑事の仕事は天職だったのだと思います。

彼女を演じる間、その一点が常に念頭にありました。

その仕事を離れ、過去を隠して生きていくのはどんな思いだったのか。

彼女の背負った重い十字架を一緒に担ぐ気持ちで過ごした一か月でした。

撮影時のスチール写真をみせていただいたのですが、眉間に力が入った険しい表情の自分がいて驚きました。銃をかまえたり弾着をしこんだり、初めての経験もありました。

― 事件を共に追うことになる岬人役の瀬戸康史さんと初共演して

瀬戸君はお会いする前と後ではだいぶ印象の変わった役者さんです。

年齢以上にしっかりとした男らしい方で、事件を追う場面では役柄とは逆にだいぶ助けられました。

早春のシーンを撮影する日に、都内にも大雪が降ったんです。瀬戸君と二人、歯をカチカチさせながらテストを重ねました。本番では白い息が見えないよう息を止めたり工夫もしました。

いいシーンになっていると思います。

― 番組の見どころ、また視聴者の方へメッセージを

一本の線のように生きると決めた女性が、どう自分を許すのか。

ふたたび人を愛せるようになるのか。守るべきものの為に、人はどれほど強くなれるのか。

雪解けの頃ご覧いただくのにぴったりのドラマに仕上がっていると思います。ぜひ楽しんでください。

瀬戸康史 コメント

― 出演しての感想や、役作りなどで苦労した点、撮影時のエピソードなど

父の事を知りたいという思いから、しずりさんを想う感情が岬人の中にどう芽生えたのか、最初は腑に落ちるまで時間がかかりました。しかし、何度も台本を読んでいくと、人が人を大切だと思った瞬間に年齢や今の状況などは関係なくなって、今まで思ってもみない感情が湧き上がってくるのだとわかりました。

― 主演の鈴木京香さんと初共演でしたが

しずりさんの哀愁を抱えたイメージとは違い、ものすごくチャーミングで、どちらかというと周りを癒すエネルギーのある方だという印象です。

その影響もあり、僕も岬人の様にすぐに距離を縮めることができました。

― 番組の見どころ、また、視聴者の方へメッセージを

刑事ドラマ、年の差の恋愛ドラマの要素に加えて、ある事件をきっかけにお互いを知っていくストーリーです。ミステリードラマとして、事件の謎は徐々に解けていきますが、自分の心の中で何とも言えない謎な想いが膨らんでいく。純粋なのだけれどある意味では不純な…変化していく2人の関係性もお楽しみ下さい。

原作者・大沢在昌氏 コメント

これまで何人かの男優さんには、「あなたの書いた主人公を演じたい」といわれたことがありました。しかし女優さんに「この役をやりたい」といっていただくことはありませんでした。それが初めて、しかも鈴木京香さんに演じたいといっていただき、大変光栄に感じています。この『冬芽の人』は、タフで男勝りの女性主人公が多い私の作品の中では異色です。過去に傷つき、ひっそりと生きる道を選んだ女性が、その過去と向きあうことで再生する姿を描きたいと考えました。やさしく涙もろく、しかし決断すれば、命がけで好きな人を守ろうとするヒロイン牧しずりを、鈴木京香さんがどのように演じて下さったのか。完成が楽しみでなりません。

小松幸敏プロデューサー(編成局ドラマ制作部)コメント

今回、ドラマ特別企画として、直木賞作家で「新宿鮫」など数多くのハードボイルド作品を手掛ける大沢在昌さんの原作「冬芽の人」を初めて映像化することになりました。主演の牧しずり役には、テレビ東京では初主演となる鈴木京香さんを迎え、演じている姿を見たときに、目の前にイメージしていたとおりの主人公がいる事に、この作品は絶対にいい作品になると確信しました。さらにドラマのキーパーソンの1人仲本岬人役には、舞台やドラマなど多くの作品で活躍している瀬戸康史さんを迎えました。物語は事件解決を主軸にした刑事・サスペンスドラマで有りながら、裏にある2人の人間ドラマも描いた至高のエンターテインメント作品になったと思っております。

雪がちらつく寒い中での撮影など、過酷な現場もありましたが出演者の方々には身体を張っていただいたぶん、見ごたえのあるシーンの数々はご期待いただけるかと思います。さらに今後解禁いたします、脇を固める豪華役者陣にもご期待頂ければと思っております。
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