北島康介、東京五輪決定についてコメント

2013.09.08 15:46

競泳の北島康介選手と女子サッカーの澤穂希選手が8日、都内にて行われたイベント「“Road to 2020” with Kids」に出席した。

同日午前5時20分に2020年五輪開催地として東京が選出されたばかりだったため、北島選手は「嬉しいです。その一言に尽きると思います」と喜び、「夢のような舞台が日本の東京で開催されるということは、僕にとっても夢のようです」と興奮冷めやらぬ様子でコメント。澤選手は、「発表される前から東京に決まるんじゃないかなって思っていました。ドキドキもしていましたが、落ち着いた自分もいて、決まったときは涙が出ました」と心境を語った。

しかし、両選手は現在は現役選手だが、東京オリンピックが開催されるまで後7年の歳月があるため、澤選手は「6、7年後、何をしているのか見えない」と告白。北島選手も、「自分がどうなっているのか見えない」と明かし、「何かしら携わりたいとは思っているので、2020年には恩返しができたら」とコメントした。

また、北島選手は「スポーツが社会に浸透して、より身近になってほしい。子どもたちに夢を与えられ、みんなでオリンピックを作っていきたいです」と意気込み、澤選手も「2020年まで盛り上げていきたいです」と語った。

同イベントは、オリンピックの公式スポーツ飲料「アクエリアス」がプレゼンツのもの。2020年に行われる東京五輪に向け、“未来のオリンピアン”候補である子どもたちを招き、両選手とトークを行った。

56年ぶり東京五輪開催決定の経緯

ブエノスアイレスにて行われたIOC総会では1回目の投票でスペイン・マドリードが落選。東京がトップに立つが、過半数には足りず、最終投票となった。トルコ・イスタンブールと日本・東京とで決選投票が行われた結果、東京が開催地に決定した。

プレゼンには安倍晋三も登壇。アスリートファーストというコンセプト、選手村を中心に半径8㎞圏内という競技会場の移動距離の短さ、経済面や治安の良さなどをアピールしたことが勝利を呼び込んだ。

投票は、東京:60票、イスタンブール:36票、欠席:1票という結果だった。東京での開催は1964年以来56年ぶり。(モデルプレス)

澤穂希選手
(左から)北島康介選手、澤穂希選手
(左から)北島康介選手、澤穂希選手
北島康介選手
澤穂希選手
北島選手と澤選手とともに東京五輪が決定し喜んでいる子どもたち
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