【推し俳優で巡る名作3選】鈴木亮平、究極の肉体改造から繊細な同性愛者役まで…日本中が震える“驚異の振り幅”
2026.03.29 17:00
29日にいよいよ最終回を迎えるTBS系日曜劇場「リブート」で圧巻の一人二役を好演し、大きな話題を呼んでいる俳優の鈴木亮平。8月21日には劇場版第3弾「TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS」の公開も控えるなど、話題作への出演が途切れず、第一線で活躍を続けている。本記事では、そんな鈴木の名作映画を3つ紹介する。
「HK 変態仮面」(2013年)
あんど慶周による伝説のギャグ漫画を実写化した異色コメディ。女性用下着を顔に被ることで潜在能力が覚醒し、超人・変態仮面となる高校生・色丞狂介(鈴木)の戦いを熱く描く。本作で語り継がれるべきは、鈴木の“狂気の肉体改造”と振り切った怪演だ。原作に近づけるべくストイックな身体作りに励み、ギリシャ彫刻さながらの肉体美を披露している。女性用下着に白ブリーフ、網タイツという奇抜すぎる衣装でありながら、真剣に正義を貫く姿は不思議と「カッコいい」と思わせる妙な説得力がある。全身全霊でバカバカしさに向き合うストイックな姿勢は、彼が自ら代表作と公言するのも納得の、最高のエンターテインメントを生み出した。
「エゴイスト」(2023年)
高山真の自伝的小説を松永大司監督が映画化。ハイブランドの服を鎧のように纏うゲイの編集者・浩輔(鈴木)と、母を支えながら生きるパーソナルトレーナー・龍太(宮沢氷魚)が織りなす、深く静かな愛と赦しの物語。強さと脆さを同居させた浩輔という難役で、鈴木は俳優としての新境地を開拓した。愛する龍太へ向ける甘く優しい視線、親密な時間の中で見せる柔らかな微笑み、そして「自分の愛はエゴなのか」と自問自答し、言葉にならない哀しみを滲ませる背中――。宮沢との間に生まれる生々しい化学反応と、ドキュメンタリータッチの映像の中で作り物ではない“体温”を感じさせる繊細な芝居は圧巻。「第22回ニューヨーク・アジアン映画祭」でライジングスター・アジア賞を受賞するなど、国境を越えて高く評価された魂を揺さぶる名演である。
「花まんま」(2025年)
朱川湊人の直木賞受賞作を有村架純との共演で映画化。早くに両親を亡くし、妹・フミ子(有村)の親代わりとして大阪の下町で生きる兄・俊樹(鈴木)と、2人が封印したある“秘密”を巡る感動作だ。鈴木は、ぶっきらぼうながら、たった1人の妹を守り抜く熱血漢を、力強い関西弁と眼差しで表現。有村と魅せる本物の家族のような空気感や、妹の秘密を巡り葛藤するリアルな表情の変化には、思わず涙腺が緩む。人の哀愁や温かさをリアルにすくい上げた芝居に、心がじんわりと解きほぐされる一作である。
徹底したリサーチに基づく驚異的な肉体改造と、役の魂まで憑依させる深い洞察力で、作品ごとに全く異なる顔を見せる日本屈指の実力派・鈴木。常に私たちの想像を超えてくる彼が、今後どのような新しい景色を見せてくれるのか、さらなる活躍から目が離せない。(modelpress編集部)
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