高橋メアリージュン、10年ぶり主演舞台 テロリスト役に挑戦【革命の家】

高橋メアリージュン、10年ぶり主演舞台「革命の家」

これまで斬新な視点で、社会の問題に切り込む作品を作り続けてきた山本浩貴氏の最新作。本作は暴力を肯定するグループによる現代の「革命」を生々しく描き、世界で起きている“暴力の連鎖”という普遍的なテーマに切り込む。高橋を主演に迎え、劇団プープージュースが現代の「革命」を独自の視点で描き出す、骨太社会派ドラマとなっている。

主演の謎に包まれたテロリスト・琴月アキラ役を演じる高橋は、連続ドラマ「離婚弁護士スパイダー」での主演が記憶に新しく「闇金ウシジマくん外伝　闇金サイハラさん」など様々なドラマ・映画で鮮烈な印象を残す。舞台への出演は10年ぶりであり、劇団プープージュースには3度目の出演となる。

ドキュメンタリー監督の佐久間優役には、2021年釜山国際映画祭でキム・ジソク賞を受賞した「義足のボクサー GENSAN PUNCH」で主演とプロデューサーを務め、国内だけではなく世界で活躍する尚玄。さらに共演には、舞台やドラマ、「あんさんぶるスターズ！！」の声優など多方面で活躍中の細貝圭。現AKB48メンバーであり映画「美男ペコパンと悪魔」（2023）では主演を務め、映画や舞台にも活動の場を広げている下尾みう。近年は藤田俊太郎演出「リア王の悲劇」、横内謙介演出「隠し砦の三悪人」などに出演する渡辺翔やCMやドラマで活躍中の一双麻希。劇団プープージュースからは、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じる西山咲子と中野マサアキ、久米伸明が出演。テロリストのリーダーである石田役には、存在感ある演技で定評がある大迫一平。他、実力派の俳優陣が集結する。（modelpress編集部）

あらすじ

ドキュメンタリー監督である佐久間優（尚玄）は、世の中に突然現れ、暴力的な事件を数々起こしている集団「革命の家」に取材を申し込み、許可される。彼らは被害者遺族の集まりであり、事件を起こした加害者を次々に制裁していく。目の前で起きる圧倒的な暴力を体験し、暴力の連鎖の凄まじさを目撃する中で、佐久間は琴月アキラ（高橋メアリージュン）というテロリストに出会う。アキラは自分の両親を殺害された過去を持ち、最も攻撃的な性格を持つメンバーだった。佐久間は次第に彼女が心の中で抱えている葛藤に気づき、彼女をドキュメンタリー映画の主役として撮影しようと決意する。日本中に広がっていく狂気。止めることのできない復讐の連鎖の中で、最後に佐久間のカメラが映したものは…。

コメント

・高橋メアリージュン
この作品の企画書を見た時、あまりの熱量に鳥肌が止まりませんでした。約10年ぶりとなる舞台出演で、作品の大ファンでもある山本浩貴さんの新作をまた同じ劇場でできるなんてとても嬉しいです。久しぶりすぎる舞台なので是非たくさんの方に見て頂いて、あの時私が受け取った熱量と鳥肌を持って帰って頂けたらと思います。

・尚玄
このたびご縁とタイミングが重なり、13年ぶりに舞台に挑戦することになりました。本作のテーマに共感したのはもちろんですが、山本さんの熱意に心を動かされました。キャストの方々と創作する過程を楽しみながら、良い作品をお見せできるよう全力で臨みます。

・細貝圭
初めまして！「革命の家」に川上役で出演させて頂きます、細貝圭です。初めてのPU-PU-JUICEさんへの参加、そして2025年初の舞台となります！久しぶりの劇団公演とお聞きしたので、ご迷惑がかからないよう精一杯努めさせて頂きます。よろしくお願いします！

・下尾みう
初演ぶりの出演とても嬉しいです。劇団PU-PU-JUICEさんの舞台を何度か観劇させていただきましたが、メッセージ性があって暗い内容でも見終わった後の「見てよかった！」と思える気持ちよさが私は好きなんです…なので、今回の演目もそう思ってもらえるように頑張ります！よろしくお願いします！

・一双麻希
初めまして、一双麻希です。今回の作品のお話をいただき、内容を読んだ時、今自分がチャレンジするべき作品、役柄だなと強く感じ、ワクワクが溢れてきました。それと同時に、この役柄を演じることへの大きな緊張感もあり、身が引き締まる思いです。年明けから皆さんに、衝撃を与えられるような作品にできたらと思います！

・渡辺翔
劇団プープージュース主宰の山本浩貴さんにお声掛け頂き、今回出演する運びとなりました。初めてお会いしたのは、10年程前。その時から呑みに行く度にお芝居の話や俳優、海外の映画の話題で熱く語らってきました。会う度、山本浩貴さんの常に上を目指し続ける姿勢にいつもエネルギーを頂いておりました。今回初めて共に船に乗り、同じ作品に向かって冒険致します。今からワクワクしております。是非是非お楽しみに。

・西山咲子
劇団プープージュース西山咲子です。今回劇団として、4年振りの本公演となります！心強い素敵なキャスト、スタッフの皆様にお集まり頂き、久しぶりの本公演が出来る事に、今からワクワクが止まりません。最高の作品をお届け出来る様、しっかり準備し、全力で駆け抜けます！

・大迫一平
革命という言葉をググってみました。権力体制や組織構造の抜本的な社会変革、あるいは技術革新などが比較的に短期間で行われることである。 これは、プープージュースさん、エンタメ界に革命を起こそうとしてるんじゃないでしょうか？その一員になれる事を嬉しく思います。舞台上で暴れ倒します。ご期待ください。

・山本浩貴（作・演出）
日本でもし本当に「革命」が起きるとしたら？海の向こうで起きている暴力的な出来事が、目の前で起こり始めたら、私たちはどのように反応するのだろうか？それがこの「革命の家」という作品を作るきっかけとなりました。高橋メアリージュンさんをはじめ、本当に信頼できる役者さんたちが集まってくれました。この企画に情熱を持ってくれる役者さんたちと一緒に作品を作れることに感謝していますし、どのような化学反応が舞台上で起こるのかワクワクしています。是非、劇場に見に来ていただけたら嬉しいです。